夕陽は波の音を残して
海と空の混沌に溶けていく
松の梢から昼の光が消えると
ぼくの中で映像がうずきはじめる

 時を忘れて遊んでいたぼくらに
 夕餉を告げる母の声がとどくとき
 一日 ....
ギョウザを食べる
肉を食べる
夜まるごと食べる
辛口の女 飲み干す!!

レスポールかきならす ナッキンコール
渋めのピアノが しゃべくりだすぜ
数珠つなぎの オ ....
鋼鉄の鎧が
にぶく光るのを見たか

青く濁った
異次元が
ゆがんで
その先に
銀色が
にぶく光るのを見たか

かっと開いた
漆黒に
あっという間に
呑みこまれ
あっという間 ....
今 何時かな
早く 仕事終わらないかな
お客さん あんまり来ないでほしいな

チャリンチャリんと 千円札が飛び交う
万札なんて 出てきたら 「センパイ助けて~」
休憩しますよ
 ....
柱時計
二つのイメージ
振り子
時を知らせる低い音
ぼーんぼーん
微睡みながら揺れを見ているんだ
ずっとずっと
レモネード・エピソード

目が醒める
夜は明けて
しかし、桃色の
風が吹く

体の中に、心地よき
彩の水が流れる
レモネード・エピソード
そっと口を拭く
 
結婚し三十七年過ぎゆきていまだ夫婦と此処に立つなり

五時九分灯ともしごろの交差点夕暮れて十二月塑日
魔法使いが
ドライバーを手にやってきて
雪原を走る夜汽車を止めました

壊れた換気扇の交換

最後に頑張って回る姿が
とても可哀相で
「よく頑張ったね」って二人で言いました

私た ....
だっこしてと
駄々こねながら
ぼうやが
わんわん泣いていた
地面にしりを
ぺったりつけて
だっこしてと
わんわん泣きながら
駄々こねていた


  いつだったろう
  大きく声 ....
日が短い秋の夕暮れに気づいた
俺はあとをつけられている、
たしかに後ろで何かが擦れてリズムを刻んでいる
こうして気づくことはその音速と
歩くスピードの関係で起こる現象だ
俺は尾行者に通告して ....
 
あなたの息づかい

あなたの体温

ほんとはね、わたし、それだけで生きていけるの



 
顔を合わせることもないのだが
納品先のユニークな店長

真夜中の搬入なので
鍵を開けセキュリティを解除して
作業をするのだが

厨房内のホワイトボードを
ふと見れば

  欲しいも ....
 パソコンがなかったら仕事ができない。
 年金詩人のわたしは今日もパソコンと睨めっこしている。正確にはマイクロソフトワードがなかったらということになる。その理由は文字を書く労力が半減することで、文章 ....
生きて行くことが苦しいなんて

愛することが苦しいなんて

許すことが苦しいなんて

許されることも苦しいんだね

受け入れる苦しさの先に

苦しさを凌駕する心の成長に 出会える
 ....
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
ケンケンパ
ケンケンパ

道路にロウ石で丸を描いて

ケンケンパ
ケンケンパ

まるまる転がるよ

ケンケンパ
ケンケンパ

見上げてね

ほっとしてまた下を向き
ケン ....
もう二度と歌は歌わない
そう決めたのは
合唱コンクールの練習の時
隣の子がクスッと笑ったから
以来本当に僕は歌を歌わなかった
音楽の時間は口パクで通したし
歌のテストの日はズル休みをした
 ....
鉄亜鈴

妻と鉄亜鈴を一緒に
振った
妻は小さな男の子のように
亜鈴を振る
私の心は微笑した
なんて可愛い彼女だろう
共にバスに浸かった
妻とわたしは
足をずーと伸ばし
バスタ ....
ダバダ
ダバダ
ダバダダバダ
ダバダ
ダバダ
ダバダダバダ

  体かくして
  顔隠せず
  白い世界に
  赤い頬
  ダストがかすめる
  鼻の先
  一瞬
  シュ ....
邪悪な自分が
恐ろしい

闇に埋もれた暮らしがイヤで
太陽の下に
憧れたのに

普通がいいって
普通を選び

普通だなって がっかりしてる
いつか終わる
いつか終わるに当てはまるすべて
はうとぅぷれいざ楽器
つまるところすべてにあてはまるすべて
まだ泣かないで

「叫び」の「b」のはつおんが窓を振動させ誰かを怒らせないなら
 ....
臨界に旅立った母は、すこし痩せたみたいだ

もう、帰りたい。という
ここには団欒がない。という

距てるものは何もないのに
働きすぎたのだろうか
午後十時二分の、電動歯ブラシは
 ....
母から聞いた遠い日の思い出話です

貧しい農家だった父と母は
農耕馬に馬橇を引かせ
町の市場へ暮れの買い物に行きました

正月のための食材を買い
家族の冬のビタミン源として
おそらく当 ....
時々思考が靴擦れしてしまって
開いた口が痛い痛いと叫んでしまう

時々思考がふやけてしまって
歯ごたえのない口になってしまっている

時々思考が気化してしまって
きかない筈の口も ....
柔軟剤こっからうち、パジャマ安心だっこ、おかあさん!

おうちかえりたくて、こどもびょういんぬけだしたきみは、からだがよわいから、
夜の海あわだって、手、ひっぱられておぼれてしんじゃって、
砂 ....
アンドロメダ銀河にサンダル履きで行きたい 東京をサンダル履きで駈けたい ワッペン 切片 雪片 自分を描き出しながら東京24区は月の匂い           151104
広辞苑を引くと
ふりをするにもいろいろな
意味があり
最高裁での判例を重要視する輩が
不適当だと声高に唱える男女別姓
婚姻における姓の選択は今や世界の
 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕焼けの海- イナエ自由詩13*15-12-5
『JAZZ_ROCK』- 座一自由詩115-12-3
アカメ- 北村 守 ...自由詩615-12-3
『自営業』- 座一自由詩4*15-12-2
長い廊下で木が軋み- 秋也自由詩115-12-2
_レモネード・エピソード- 生田 稔自由詩615-12-2
_結婚- 生田 稔短歌315-12-1
換気扇- ガト自由詩12*15-12-1
失くした理由- 北村 守 ...自由詩315-12-1
尾行- 高橋良幸自由詩3*15-11-30
ほんとはね- 殿上 童自由詩17*15-11-30
店長- 梅昆布茶自由詩1115-11-29
(ゐ)のひと- たま散文(批評 ...12*15-11-29
許されることを受け入れよう- 佐白光自由詩1*15-11-28
たいせつの歌- 梅昆布茶自由詩19*15-11-27
ケンケンパ- 鵜飼千代 ...自由詩16*15-11-25
歌はもう歌わないと決めたけど- 夏美かを ...自由詩36*15-11-25
_鉄亜鈴- 生田 稔自由詩215-11-25
教室暖房なし- 北村 守 ...自由詩215-11-23
矛盾- ガト自由詩5*15-11-23
16になりたい- ともちゃ ...自由詩715-11-22
もんじゅ- たま自由詩14*15-11-21
林檎の思い出- Lucy自由詩13+*15-11-21
思考と口の相関関係- 乱太郎自由詩14*15-11-16
パンダベアアンドオルカ、だっこ!- ともちゃ ...自由詩11*15-11-15
3.- ゴースト ...自由詩2*15-11-15
2.- ゴースト ...自由詩2*15-11-15
1.- ゴースト ...自由詩2*15-11-15
自分を描き出しながら東京24区は月の匂い- 北大路京 ...自由詩7*15-11-5
僕は寝ているふりをした- あおば自由詩12*15-11-4

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