飼い猫と捨て猫の違いぐらい
こんな私だってわきまえているよ

あなたに甘えられなくて
ミカン箱の中で過ごした一夜

大輪の花火きれいだとあなたは言った
そんな花火になりたくて
この街へ ....
冴え冴えと月 秒針よりも鋭く
心まっすぐに 君へと向かう

新しいコート 最初にね
見せたかったんだけど
袖を詰めに君は
風の中に僕を置いていくよ
風が強い 誰もいない
いや 誰かがい ....
最悪サイポーグにでもならないと

いけないらしいと医者にいわれたよ

偶然見付けた悪口でもうお腹が一杯だ

お金をいれてガチャポンを回してみたけど

出てきたカプセルには新しい

 ....
花の後から雨が降る。
雨の中から花が咲く。
その後煙る雨が降る。

花に嵐の喩えでないが
さよならだけで死ぬものか。
さよならの後雨が降る。

いつまでたっても雨が降る。
梅 ....
空で迎える最初の誕生日に
どんな言葉を送ろうか


どういうわけかわたしの周りには
夏が好きな人が多くて
きみもその中の一人で
暑いのが苦手なわたしには
何度夏の良さを説かれても
賛 ....
夜中に体に違和感と吐き気を感じ
洗面台へ向かいました
けれども
嗚咽とは裏腹に
吐くものがないのです
あれ、今日何か食べたっけ
鏡を見ると
栗色の髪と白い顔の私が立っています
暑さのあまり着ていたシャ ....
わたしたちは、ひかりに向かい歩いている

いつも
目にはみえない風のなかで
闇を求めながら

闇を求めているときでさえ
わたしたちは
ひかりのなかにいる

求めるというひかりに
 ....
 1
僕の背中に飛び付くのは止めて下さい
爪痕が残ると彼女が誤解しますので

 2
網戸の天辺を目指して登るのは止めなさい
其処に網戸があるからなんて言わないだろうけど

 3
喉が渇いている訳で ....
七月の雷鳴は
緊張性頭痛の彼方に遠ざかり
かいつまんだ夏の
漂着物だけが胸を塞いでいる

八月の岩壁から
ひ弱な海鳥はまだ飛び立とうとはせず
なまあたたかい波が
何度でも砂浜を嘲笑って ....
蜻蛉が雫に映るとき、
雨の一粒一粒に
空は宿る。
濡れては飛べぬその羽は、
悲哀の純度で透きとおる。


雨の最後の一滴が
蜻蛉の羽に落ちるとき、
無数の空は連なって
ひとつの空を ....
さむいひなたで
パンをかじる

厚みはパンを
計る指標ではない
なぜなら
それはスライスされた枚数の逆数の比率だから
みごとにボクの日曜日の朝は
敗残の呈で横になる

土曜日は枯れ ....
              夜の十一時
テレビはメイン番組を終えようとしている
   おいらも一日がしぼもうとしている
           そのときになって
      最低の自己暗示をかけ ....
我と遊べや善き阿呆
事のついでの黄昏に
身体無くして魂が
プライドだけで悲しまむ

我と遊べや善き阿呆
事のついでの悲しさに
身体無くして魂の
底を喰ろふて吐き出さむ

我と遊べや ....
彼は一人きりで土の中で六年待ちました 
生まれた時、彼は目が見えませんでした
目が見えるようになったのは彼が五歳の時
暗い土の中で、何も見えませんでした
それから今まで何も変わりません

 ....
真夜中に目が覚めて
お腹が減ってきたのだが
2日前から朝バナナダイエットを始めたから
食べるわけには行かない

とりあえず真夜中とはいえ
今が朝だろう

バナナで我慢しなくちゃ

 ....

愛してる
と誰かが呟いたので
ふと思った
愛とは する ものなんだろうか
だとしたら
動詞なんだろうか
いやそれとも形容詞かな

調べてみたけれど
動詞とも
助動詞とも
形 ....
操作されるのは

コントローラーがついているから

敵はどこだ味方はまだかと

そんなこんなしている内に

独りきりになっていた

可愛く写真に写ろうとしても

いつも笑顔には ....
鈴の音がなったら
ここの階段をあがって
暗いから転ばない様に気を付けて
こっちへ来て
楽しいことしよう
電気は付けちゃだめ
みんなには秘密だよ
私とあなただけの秘密
真っ暗で
あなた ....
誰かに私の思想を殺してもらいたいのです
ほらそこの君、
そう前髪が目にかかって鬱陶しそうな君でもいいよ
私は自らの脚をいつも平気でさらけ出しています
だって自信があるんだもの
私は交通事故で ....
仕事から帰ってきたきみが珍しく
お土産があるよだなんて言ってかばんを探り
よれたスーパーの袋を差し出した



縛ってある口をほどいて覗き込むと
ふわりと青い匂いが鼻腔に飛び込んでくる
 ....
僕には手立てがなかった
君を忘れようとするしか
空しさをほどく術はなくて

叩き着けるように
書き殴られた手紙が届く
乱雑な折り目を開いて目を通す

君が去ったことを思い知る
追いか ....
たくさんの後悔の間から
こぼれ落ちてくる綿埃のような溜息は
やはり全部後悔だ。

黙っていると
まわりの空気が
鈍い鉛色の重みをもって
締め付けてくる。

その中で蠢いている自分は
 ....
止まらない
止まらない
君の頭を撫でるのが止まらない

止まらない
止まらない
あなたに送るメールを打つ手が止まらない

止まらない
止まらない
虚無感と涙とお喋りが止まらない
 ....
なにやら窓の外がやかましくなった
「今こそ」とか
「ともに」とか誰もが叫んでいるような

ここにしゃがみ込んで久しいし
一見自由そうで実は窮屈な姿勢にも慣れっこ

目を瞑っていれば何が起 ....
 誰にもなれないきみがすき。
 
 誰にでもなれるきみがすき。
 
 
 たとえ、誰になったって
 たとえ、何にもなれなくたって
 きみはきみで、ぼくはぼく。
 
 ....
素敵な朝ごはん

ねえ、今朝はとってもすてきな朝で
あなたがいたらと思ったわ
僕も同じ事を考えた
君と同じことを思った

窓から射す冬の日差しに僕は
カーテン越しに目を伏せ
君と同じ ....
土曜のプロペ通りで知り合いの車掌さんに出くわす

久しぶりの笑顔を見てこの人の唇が閉じているのを見たことがないと思う

煙草を吸う部分の歯と歯の隙間だけ黒く染まっていて

一緒にいた彼女は気持ち悪くて ....
新しい変革を求めて

探すのはナポレオン

いったい彼の辞書には不可能という言葉は

載っているのだろうか

悲しみを越えたらそのさきに

何が待っているのかな

一回だけ叶う ....
蝉の声痛すぎて
ロックのような雑音で
上書

罪の汗流したくて
気障ったらしいクーラーを
停止

脳味噌痺れ切って
言葉の切れっ端が散乱するも
放置

胸の奥乾き切って
 ....
たいせつなことは、

キミがそこにいてくれるということ。
キミがそこでボクをかんじていてくれているということ。
キミがそこでいきていてくれるということ。

つまり、
きみがそこ ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
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