死
砂木
知らされないなら
知らずにいたいのに
ちくりと さわる
さらさら あけて
とじこもった息が
風になって ぬけていくけど
逆らって
しゃがんで
丸くなった
影 の中
守られてることは
私というものに
なりたがる私も
陽射ししか 歩けない
時に
逆らえない
自由詩
死
Copyright
砂木
2005-09-28 07:23:42