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じいさん
また戦争のはなし
チョコレート

ぼくは
イメージを喰らう
足のうら

火の雨が降る
ひゅうって
紅い空

熱くて
真っ黒な死体
水のない川

ぷかぷか流れる　.... 今日も飛べない僕がいて
群れなす鳥のかげを追う
いつからこんなに遠くなったの
きっと翼があるのなら
そんないいわけ胸に焦がして
雲のむこうに誰が待つ

空の色がゆれて
風にのって流れる　.... 冬の朝
古い郊外列車に乗って
まだ仄暗いモスクワの駅を発つ

灯りのまばらな町並みを抜け
列車は広い雪の大地を走る

後ろの車両から入ってきたジプシーの子が
スーパーの袋を両手に持ち
　.... 今日の空をおぼえておこう
胸ポケットのさみしさは
空のむこうに飛ばしてしまおう
いつの日か
同じような雲のした
この空　この風　この匂い
ほほえむときがきっと来る

今日の川をおぼえて　.... いつか歩いた並木道
ちいさな歩道橋
あのとき
夕暮れ色に染まる
傾斜をみて
黒いコートに
溢れる
さみしい色は
木立の陰
カーブの辺りに
おちていた
黄色い葉
どこか
忘　.... 星たちが雲のむこうに
眠りしずまるこんな夜には
ロバート
あなたの残した写真を見る


弾丸が撃ちぬいた兵士のからだ
永遠に崩れ落ちるように
ロバート
あなたの見ていた瞬間を見る
　.... こんな夜にも
赤いランプは燈っている

四角い机の　けたたましく電話の鳴る
また事件かな　と思いました


ちょっと待っていなさい


アタシ
ごめんなさい　仕事中に
きいてほ　.... 昼休み　校庭の隅のひょうたん型の砂場で
下級生の少年たちが
そこらじゅうの砂を集め　水をかけ　
両手で叩いて固め　砂を積み
また砂を集め　水をかける

そうして
背丈ほどの　山ができた
　....

千波 一也さんの馬場 こういちさんおすすめリスト（8）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
隅田川	- 馬場 こ� ...	自由詩	4	06-1-21
つかれたうた	- 馬場 こ� ...	自由詩	4	06-1-16
月の郊外列車にゆられて	- 馬場 こ� ...	自由詩	3	06-1-11
今日の空をおぼえておこう	- 馬場 こ� ...	自由詩	10	06-1-8
いつか歩いた	- 馬場 こ� ...	自由詩	6	06-1-5
ロバート・キャパ＿へ	- 馬場 こ� ...	自由詩	2	06-1-3
或る夜の	- 馬場 こ� ...	自由詩	5	06-1-1
ひょうたんのゆめ	- 馬場 こ� ...	自由詩	3	05-12-28

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