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おっちゃんこの間な
中学校の「職業講話会」っちゅうのに呼ばれてん
中学3年生の子供たちにな
職業別でお話しする授業の一貫やねんて
一応その職種の話のメインは考えて
間にセッション ....
夜の静寂に乙女が独り
両の手を胸に当て空を見上げている
星が落ちそうな程の瞬きの中
乙女の求めるものはそこにはなかった
ため息をつくように見ろした先へ
仄碧い灯火が一筋流れた
....
ちょっとおっちゃんの話聞いたってやぁ
つまらん呟きやけどな
資格ってあるやろ
あれはなんのためにあるんやろうな?
会社のため?
自分のため?
実務にそぐわへん知識や
....
何時もあんたは遠くを見てた
あたいなんか
目に入らなかったんだよね
どうしてもあんただけは
振り向いてくれない
そんな事に気付かない
あたいがバカだったよ
どうしてあんたなんか
....
春は誕生
柔らかな朝の
穏やかで優しい光を浴びる
芽吹く喜びと安らぎの声共に
静かにそっと瞳を開ける
夏は青春
光り輝く昼の
目を奪う緑と青が騒ぐ
生きる力の喜びをを感じながら ....
運命の赤い糸は1本だけだろうか?
僕はこう考える
小指からは透明な糸がたくさん出ている
世界中全ての人と繋がっているんだと・・・。
たくさんの人と出会い
糸の色が決まっていくのだ ....
今宵は十六夜惑う月
月を抱きし龍もいる
夜陰に隠れし彷徨人
暫し佇み宙を見る
月を抱きし龍は言う
「灯りが欲しいか?
月も惑ってるおるぞ」
声無き声で彷徨人立ち竦む
....
家の中なのか外なのかわからない
縁側と呼ばれる曖昧な場所がある
バルコニーやらベランダとは違う
人が一息つける場所
今はあまり見なくなった
同じような場所がある
家の中のパ ....
人の住まない家はすぐに朽ち果てる
心の通わない恋はすぐに醒めてしまう
貴方は私に何を求めたの?
(いつでも心は行き違い)
貴方はやすらぐ場所が欲しかっただけ?
(心の穴埋めのリフレイ ....
何に対しても一生懸命でいよう
今を大切にしたいから
たとえ「そんなに生き急いでどうするの?」と言われても
「死に急ぐよりマシだから」と笑ってやるさぁ
俺が生きているだけで 不幸な人を作ってしまうだろう
俺が生きているからこそ 幸福に気付く人もいるだろう
不幸な人を作ってしまった罪は この背中で背負って苦しもう
幸福な人の嬉しさ ....
ひび割れた心が癒せるのなら
私は唄ってあげる
せめてその泣き顔が
笑顔になるように
誰も振り返らずに通り過ぎても
私は立ち止まってあげる
受けた傷の痛みが
少しでも和らぐように
....
見ては駄目 見ては駄目と思う心と裏腹に
視線が先にあなたを見つけてる
気づいて欲しいような 欲しくないような
そっとあなたの名前を呼んでみる
それは夜明け前
君がやってきた
僕は言葉も出ないまま
ただ
涙を流して見つめていた
手放したくない何かがあるように
手を握ったまま寝ている君が
とても愛しくて・・・
その瞳 ....
忙しい時ほど焦らないで
忙しいからこそ休む時を作って
心を亡くさないために・・・
あなたを心配してる人がいるのだから
最初の一滴が流れを作り
川になり海へ渡る
僕はいつも想う
たとえそれが悔し涙であっても必ず報われると
僕の胸に手を乗せ トントン・・・と
まるで心臓の鼓動と共鳴するような
優しいリズムが心を和ませる
微かな記憶 おやすみの挨拶
優しさは難しい・・・思いやりがある筈なのに
傷つけたり 惑わしたり 疑わせたり
だけど その思いやりを気付いて
優しさと感じる貴方が優しいんだね
あなたのことを
いつからおもい
ただようこころ
いだきながら
よるにつぶやくひとこと
あなたに・・・
いつもこころは
ともにあると
しらせたくて
くせあるもじで
てが ....
「春」
あなたと歩くのなら春がいい
鮮やかな桜の彩りの中
ポケットの中で手を繋ぎ
二人で顔を見合わせて笑いたい
「夏」
あなたと出かけるなら夏がいい
夜店 ....
「灯火」
灯火を覆う手に力を込める
辛くても苦しくてもこの手は離さない
自分で吹き消す勇気なんて勇気じゃないんだ
この灯火を必要としてる人が必ずいるのだから・・・
....
「石」
川辺に寝そべって空を眺める
流れる雲を見るともなく見ながら
僕は石になって時を刻む音を聞く
僕はここにいるのに誰も知らない・・・
「意志」
砂を握り ....
ひとはり、ひとはり想いを込めて
大好きなあの人へ贈りましょう
私の拙い手編みのセーター
あの人は受け取ってくれるでしょうか
いつもの街角、いつもの時間
大好きなあの人を待ちましょう
....
あなたを想ふ
この瞳であなたを見つけ
あなたを想ふ
この耳であなたの声を聞き分け
あなたを想ふ
この唇で愛の言の葉を紡ぎ
あなたを想ふ
この両手で抱きしめるために
....
月夜の陰に隠れて
語り部が謡う
囁くような言葉が耳に届いてくる
名も知らぬ弦楽器の調べが
低く高く・・・まるで泣いてるようだ
パンドラの箱は開け放たれた
禍が渦となって押し寄せ ....
煙草の煙を燻らせて
黄昏の公園に佇む一人の老人
先ほどまで遊んでいた子供達は
まるでかき消す様にもういない
眠たげなその瞳で
茜色の空を見上げ
夢の中を漂い流離う老人
想いに耽るのは ....
紙風船
小さな手を添えて
口を窄めて上手に膨らませたね
四つの色が綺麗に分かれて
君は見上げて満面の笑み
優しく叩いたら 掌の上を舞う
嬉しいね 楽しいね
夢中な君はとても可愛い ....