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 ちいさな町の家々と
 林の合間をゆっくりと
 阪急電車がゆき交った
 まるでえんじ色の
 リボンを掛けるように

 ちいさな町には幸せも
 不幸せもあるだろう
 けれど始発と終着駅が ....
落下傘が
降りてくるのに
かっこうの空です

落下傘が
降りてくるには
じゅんびばんたん
の空です

今日わたしは
地球の
目じるし
夜明け前に
降り始めた激しい雨が
いつのまにか
霧のような雨に変わり
家々の屋根も
高速道路も 田んぼも
木々も 町がみな
おしろいを
すべらせたように
薄化粧をしていた
 
外 ....
 
 
熱く茂っていた青葉のような感情も
秋が来れば紅く色づき
やがて枝を離れ
アスファルトに落ち
わたしの胸にも落ちる

落ち葉は、言の葉となる

胸に立て掛けていた
ほうき ....
 海をブラウン管が渡ってゆきます。

 空を映す管面に鳥が舞い降りて、また飛び立ちます。

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ただのみきやさんの佐倉 潮さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
阪急電車- 佐倉 潮自由詩314-11-23
落下傘日和- 佐倉 潮自由詩314-5-8
薄化粧をして- 佐倉 潮自由詩213-8-24
焚火- 佐倉 潮自由詩612-3-6
手紙- 佐倉 潮自由詩812-2-19

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