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川っぺりの、橋の袂の
 
新緑の木下で、ちょっと一息。
 
川の上には、同じ色の風が流れてて
 
木漏れ陽が流されていく。
 
青空が青くない。
 
けど、清々 ....
夜へと漕ぎ出す小さなボートに
 
キミとふたり。
 
ウイスキーの波に揺られて、揺られて
 
キミとふたり。
 
闇夜の空は真っ暗闇で
 
星一つありゃしない。
 
同じく海も ....
空を見上げる。
 
留まる鱗雲に、ふと時の流れを忘れる。
 
風の櫛が髪をすく。
 
目をつぶって風の匂いを嗅ぐ。
 
夏が近づいている。
 
あの夏を思い出してみる。
 ....
キミの笑顔が見れた日は、

見上げた空が曇っていても、降り注ぐ無数の滴が

宝石のように弾けるのを見て

街全体が、打楽器のようにリズムを奏で

耳を澄ませば、そこにもJAZZが流れて ....
鍋に水を張り 火をかける。

沸騰するまでの間に とりあえず死んでみる。



グログロと煮立った鍋に 指を一本

千切って 落とし 再び1時間。



その間にリビングのTV ....
詩人そのものになりたい訳じゃなくて

詩人のように、自由に詩が書けたらいいなって

思っているだけなのです。



詩人になりたくて詩を綴る訳じゃなくて

あなたになんとかして、こ ....
知ったふうに語る男は、どこかいつも自慢げだった。

一体何をそんなに威張ってるんだって

よく不思議に思ってた。

尤も、どうでもいい事だったもんだから

さして気にも留めてなかったん ....
1月の曇天は、この田舎町に

たくさんの雪うさぎを放ちます。

最近は、昔ほどは多くはないけど

それでも今年も雪うさぎが放たれました。



雪うさぎたちは、放たれた ....
1月も終わりのとある平日。

かわいらしい小さなカフェに集う人々があった。



カフェに置いてある品々は、その多くが手作りのようで

ペンキ塗りの壁には、楽しげな手書きのイラスト、絵 ....
新宮、古賀を抜けて、福津に入ろうかというとき

僕は、唐突に、「のっぺらぼう」に出くわした。

それはいきなり現れて、国道沿いに突っ立っていた。

真っ白い顔をこちらに向けて、あるはずの無 ....
それは、荒涼とした大地。

枯れ木が数本見える他は

土と岩がどこまでも続いている。



現実がシュールに横たわる。

死が隣合わせだからこそ、生がある。



優しさや ....
雨が街を一斉に叩く音で目が覚める

億劫な、暗い灰色の朝に

独り、目をこすりながら時計を見た。

午前5時半。



雨が降ったって

雪が降ったって

強風に煽られて
 ....
何もかも、失ってしまった。





そう思えてしまった時には

自分の手のひらを、そっと開いて見てほしい。





確かに、その手のひらには何もないけど、

だけど ....
ただ、それだけのことだけど。





朝、目が覚めた。

ただ、それだけのことだけど、





お腹がすいて、ご飯を食べた。

ただ、それだけのことだけど、 ....
夢は、永くは続かぬ。

それは、天を覆わんと咲き誇る

満開の桜のように優雅で美しく

そして儚い。



夢は、永くは続かぬ。

それは、木漏れ日とともに降り注ぐ ....
人は

一人じゃ生きていけないって言うけれど

こうして僕らは群れて生きているのに

一人だと思うことがある。



それが決して辛いとか悲しいとか言っているんじゃない。  ....
正しいことを
そのまま正しいと言うことが
なかなかに難しい世の中なのは知っている。



本音とたてまえとを使い分け
上手に立ち回らなければ
生き延びるのは難しい。



そ ....
その男は、孤独から目をそらして
刺激的なことや、快楽的なことばかりを追いかけて
空虚を笑いで満たそうとしてきた。



さみしそうなパルフェタムール。
冷めきったこころを麻痺させては
 ....
慣れないバスに揺られて 天神の街にやってきた。

別にパレードを見に来たわけではないけれど

街はパレードで大騒ぎ。

意図してないのに巻き込まれてしまって

抵抗してはみたのだけれど ....
鉄は冷たいものだと思われるかもしれないが
実は鉄もまた、この惑星(ホシ)の肉であったりするのです。

その証拠に、あの錆びた古鉄をごらんなさい。
酸化した、ドロリとした血が
ぬたぬたと滴って ....
ただのみきやさんの元親 ミッドさんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祈りよ、飛んでゆけ。- 元親 ミ ...自由詩116-6-9
ウイスキーの海で。- 元親 ミ ...自由詩216-6-9
消えていった詩を思う。- 元親 ミ ...自由詩416-4-28
JAZZが流れていたりした。- 元親 ミ ...自由詩315-6-9
空焚きの鍋.- 元親 ミ ...自由詩313-6-12
それは詩ではないと他人が言った。でもそれでも構わなかった。- 元親 ミ ...自由詩413-5-20
脊椎動物になる。- 元親 ミ ...自由詩213-4-21
雪うさぎ。- 元親 ミ ...自由詩1213-2-21
ピアニスト・シンデレラ。- 元親 ミ ...自由詩1113-1-31
「のっぺらぼう」- 元親 ミ ...自由詩4*13-1-21
そうゆう世界。- 元親 ミ ...自由詩512-12-21
現場。- 元親 ミ ...自由詩712-12-21
手のひら。- 元親 ミ ...自由詩1112-12-18
ただ、それだけのことだけど。- 元親 ミ ...自由詩412-11-21
儚い。- 元親 ミ ...自由詩512-11-16
知りたいと願うこと。- 元親 ミ ...自由詩7*12-11-5
鋼鉄の羊。- 元親 ミ ...自由詩5*12-11-2
漂着物。- 元親 ミ ...自由詩2*12-11-2
うずくまる灰色の塊。- 元親 ミ ...自由詩312-10-29
鉄。- 元親 ミ ...自由詩312-10-27

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