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僕の時間の砂が
指の隙間から零(こぼ)れ落ちる
さらさらさらさらと
零(こぼ)れ落ちる。

そのまま風に吹かれて
失われてゆく
砂の想い出

人生の終わりまで
掴(つか)んでいたい ....
リボンという名の首輪を外し
第一ボタンという名の戒めを解く
スカートを3回折って
わたしは走る
この足2本の赴くままに

どこに行くかなんて
私は知らない 君も知らない

ほんの小さ ....
愛と云う概念を言葉にしたものは
明治維新までは日本にはなかった

そのためツルゲーネフの小説
「アーシャ」に登場する女性が言った
「I love you」を「死んでもいいわ」と
三日三晩悩 ....
弱として


私の子宮が主張する

私は所詮女であると

別段愛撫がしたいわけでも無く
だが時たま

私の子宮が

「私は女だ
 私は女だ」
と主張する
 ....
かなしみを知る人の瞳に
映る光は
美しい矢を描く

夜を知る人の瞳に
映る光を
星と呼ぶ
いつか必ずなくなるさだめの
命もまた
美しい矢を描くだろう

天涯のあちらこちらに
美 ....
冬の朝に目覚めた
私はちっぽけで空っぽだった
息を乱して駆け抜けた
白さばかりを焼き付けて
滲むのは眩しいからだと笑えたよ

その音の先を追って
夢中で走るうちに
泥を跳ね上げることに ....
あのときぼくは

きっと捨てられたんじゃない

疲れることから

自由になりたがられただけだ

だから悲しくも

そのほかの感情もなんにもない


頬を撫でられながら

 ....
とぎれ、とぎれ、わたしと君は少しずつ
わたしと、君たちは、少しずつ、とぎれ、とぎれ、とぎれとぎれ
元に戻らない、元のままには、崩れ、崩れ、崩れ、崩れていく
1つずつとり外して、わたしたちは ....
汚い子供は生みたくない
私のせいで笑われちゃうから

綺麗な子供は生みたくない
自分の子供じゃないみたいだから

普通の子供は生みたくない
なんでかって?
よその子と一緒にしないでおく ....
私と気の合う人

すくな〜い・・・

んだね。
 
凍えた体を温めてくれと願ったのは、あたいの罪
躊躇なく温めてくれたのは、あなたの罪

そんな罪を、微妙なあたいたちは愛とよんだ


 
勇気を出して
「好き」と伝えよう

いつの日も
貴方を想っていたこと

いつの日も
貴方しか見えなかったこと

いつの日も
貴方と一緒がいいこと

勇気を出して
貴方に逢いに ....
詩人だから汚れ仕事は
しなくていい
美しいものを
美しいと言えばいい
醜いものを
醜いと言えばいい
それをどうすればいいかなど
考えなくてもいい
詩人は花のようなものだ
ただ咲いてい ....
    
音を言葉に
言葉を音に
絵画の中へと入り
僕は呼吸する

僕は朝へと
走り出す
己の世界の中
スピーカーからは見知らぬ音楽

世界を置き去りにして
僕は走る
人は幻 ....
空をあおいでも
それでも足りない日には
年輪を刻んだ自販機に
たずねればいい
コインの用意はいいかい?
きっと応えてくれるから
躊躇わずに
それ、
買いなよ
いのちが潤うよ
どんな ....
所詮きみが失ったものは独りのおんなじゃないか
片腕を失った訳じゃないし
片足を切断された訳じゃない

きっと慰めの言葉にはならないのは
承知してるし凡庸だけれど星の数ほどおんなはいる
睨む ....
私は脳内で
鼻歌をうたっているが
これはなんていうのだろう
脳歌とでもいうのか

音符と
ことばと
色つきのうたで
いろんなところに行ける気がする

平和な気持ち
ただだれとも共 ....
        流れ星をみつけては
        「る」とちいさく声にする
        さむさにふるえ
        さいごの一文字ばかり
        くりかえし、 ....
靴底を裏返してみる
均等に減っている
癖のない人が
うらやましい
愛用すればするほど
そこに紛れもない自分の足跡が刻まれる

靴底なんてどうでもいいぢぁありませぬか
それでもうらやんで ....
シュウシュウとやさしげな音がして
白い息
スチームアイロンにしわをのばされて
白いシャツ
出来立てみたいに ほんのりあたたかい

いくども
生まれ変われる
そんなことが幻想だと
わか ....
優しくできないことを辛く思わないんで欲しいんだ
どうせ人間はいつかは干物だ
乾いた挙句火に焼かれるのだ

誰も僕の替わりをしてくれないことってあたりまえのこと
いつか誰かに会えるってのも素敵 ....
何処からか舞い降りてきた 
小さい{ルビ埃=ほこり}の影が 
開いた頁の余白を 
通り過ぎていった―― 
風よ語れ
私たちの行く先を
森のざわめきを
獣たちの雄たけびを
一陣の突風に
舞い上がる塵芥を
最大のものから
極小の存在までを
すべての生命航路を
風よ語れ
神の御言葉を…そして ....
  木枯らし( 男の子の言い分 )

いつもの通学路
冷たい木枯らし ふたりの頬を打つ
僕の指先 ポケットで凍えてる

触れようとのばした 僕の掌を
君が冷たく払いのけたから
ポケ ....
革命を誘う流行歌に
追われるように町を出た
急ぐ鼓動に縋りつく
取り残された想いを
繋ぎとめる術さえ知らず
繰り返す季節の中で
眩しそうに笑う
赤く火照ったあなたの目尻を
忘れない ....
僕は疲れていた
疲れていないはずはないのだ だけど 
そんなことを 雲の向こうに 考えていた気がする
ぼやけた 島が見えた気がした


人に会った気はしない
眠気が次第にやってきた
僕 ....
宇宙が素足で降りてくる 親指と人差し指をくっつけて

くるくると

小さな切れ端か何かをまわしてごらん

そよそよと

煙がうっすら流れていって

誰かがあれれと

寄ってきて楽しそうに笑うよ
二十歳前後までの人生の幸福とは
花びらのように可愛く
また、はかない
その一方、かけがえのない人を
失った悲しみは強く、また永し
花びらのような幸福は
花びらよりも早く散り
枯枝の悲しみ ....
レースのカーテンを
くるっと頭に巻いて
わたしは花嫁さん

バラの模様のテーブルクロスを
ふわりと羽織ると
わたしはお姫さま

お手伝いようのほうきに
さっとまたがると
わたしは魔 ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時間の砂- ……とあ ...自由詩18*12-12-19
反抗予告- 川上凌自由詩10*12-12-19
言えない愛- HAL自由詩8*12-12-19
弱として- 田園自由詩6*12-12-18
美しい矢- そらの珊 ...自由詩22*12-12-18
さよなら木洩れ日- Mélodie自由詩612-12-18
雨上がりの星空- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-18
——拡散——3千年後の神々——- 星☆風馬自由詩112-12-17
生みたくない- toiking自由詩212-12-17
この国に- うめバア自由詩112-12-16
愛とよんだ- 殿上 童自由詩22*12-12-16
勇気を出して- 柊 蒼衣自由詩412-12-16
詩人だから汚れ仕事はしない- 紀ノ川つ ...自由詩12+*12-12-16
走ル- yamadahifumi自由詩212-12-16
効くよ!- もっぷ自由詩712-12-15
なまなましい愛- HAL自由詩3*12-12-15
歌う脳- 朧月自由詩3+12-12-15
るの想い- 石田とわ自由詩10*12-12-15
靴底- そらの珊 ...自由詩24*12-12-14
スチームアイロン- そらの珊 ...自由詩19*12-12-14
槇原みたいには歌えないが- 梅昆布茶自由詩15*12-12-14
出逢い_- 服部 剛自由詩212-12-13
風に問う- 人間その ...自由詩212-12-13
【_木枯らし_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-12-13
葬列- 衣 ミコ自由詩10*12-12-13
木の葉の詩- 番田 自由詩612-12-13
宇宙が素足で降りてくる- 北大路京 ...自由詩412-12-12
これも何かの縁だから- 灰泥軽茶自由詩4*12-12-12
死者- HAL自由詩3*12-12-11
じぶんとなにかの境界線- miruki自由詩6*12-12-11

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