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プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車 袋開けたばかりのポテチが湿っている 雨止まずマッチ箱の家 祈り続けよう
私が人間性を取り戻すまで
祈り続けよう
私が歓喜を取り戻すまで
今言葉は意味の枠を超え
蒼い虚空へと翔び立つ
私の害を超え
私の憎しみを超え
私の苦しみを超え
人間性は ....
双子だった祖母方のまたいとこはすこし胸が大きい
潤んだ神秘的な瞳は深くて
同い年なのに
大人に見える
意味深な暗号のように念仏がくりかえされるなか
むかし いっしょに あそんだはず ....
 
 
水のない駅でした
蝉の音がしました
産まれた日もあやふやなままに

服の端が揺れて
私たちは何か話をしました
並んでいました

指を伸ばせば届きそうなほど
影になるとすべ ....
AVの延滞料で救えた命がある 語尾にニャをつけて元嫁 ――卵がない!
     よりによって

妻が亡くなってから 
最初の息子の誕生日
わたしは初めてオムライスを作った
息子の大好物
記憶の中の見よう見まねで
決していい出来ではなかった ....
お腹から卵を一つ取り出して 私は一つの「し」をつくる
月に向かって 卵を放り投げておくと
月は空で泪目になるころ 「し」をこぼす
私は卵を産むために 屋根裏部屋で猫とじゃれ合い
卵を夜 ....
わたしの苦しみは
わたしの苦しみ
あなたには体験できない

あなたの苦しみは
あなたの苦しみ
わたしには体験できない

この世界の美しさは
この世界という美しさ
わたし達は体験でき ....
言葉がズレてしまった
君が君でなくなった
もうあの時とは違うのさ

君の背中が違って見えて
それはまぁ、そうか
それはまぁ、仕方が無いか
そう思うんだけど
寂しさはやっぱりあって
受 ....
引いては寄せる
寄せては引く
死んでは生きる
生きては死ぬ
  ■■■
産まれて生きて
事象を体験し
引いては寄せる
寄せては引く

響いては消える
消えては響く
繋がり切れる ....
 朝夕と寒さの残る白樺湖のほとりの美術館で娘と戯れる。
 初めて間近に見る大きな影絵は色鮮やかに娘の眼前に聳え立つ。
 後往く月この戯れが続くのだろう。
 残された日々はあまりにも短く感じる ....
 街角の雑貨店に流れるオルゴールの音色が心地よい。
 店番をしている若い雌猫のカフェオーレのような顔もまた楽しい。
 店の扉を押し開けてのっそりと入ってくる常連の猫は
 手入れの行き届いたひ ....
今日は素敵な漫画を読んだよ

新たな出会いが私を幸福にさせる

この世界の誰かが 言葉を 絵を 物語を 紡いでくれる

その事実がとても愛おしい
生けるものはみな空の下
動物も花も人も
色や形は違っても
みんなおなじ
目には見えないけれど
喜びも悲しみも争いも平和も
いいことやいやなことも
みんなおなじ空の下
だから仲良くしよう
まだ 目覚めていない
血液のせせらぎを聞いている
群青の影が台所を滑り
頭の中 雀が何か啄んだ

フライパンに火を入れる
蓮の花が開くように
わたしは呼び覚ます
朝はひとつの卵から生ま ....
自然にできたグループに分かれて
植民地時代のボストンの街並みを色画用紙で再現している
春陽に包まれた5年生の教室

その穏やかな空間に一瞬そよ風が吹いて
支援クラスに行っていた娘がひらりと入 ....
日曜は嫌だ
退屈だし切なくなるし
他の曜日と違って色もないし
日曜は嫌だ
「生きて 在る」 ということを想えば
やはり不完全だ 
「生きて 在る」 ただそれだけでは 
感じ 考え こうして思念で交信する以外
何もできることはない
私たちはどんな姿をしているのか
 ....
 雨音がすべての音を掻き消していた。
 この町に人はまばらだが、誰もが何か特別なことが起きるのを待っていた。
 不謹慎極まりない人々なのだ。
 小さな町では誰もが監視されている。

 
  ....
 すっかり改装された応接間に白い光が差し込む時、
 僕は思い出の中で横浜の匂いを嗅ぐ。
 まだ何も知らなかったあの頃の幸福は
 クラリネットの甘い音色が包み込んでいる。

 庭に抜ける大 ....
僕らはどれだけ走れば見えてくるのだろう
最後に選ぶべきものは透明なのか
水でも被りたい一心
そうだ一度立ち止まり
息切れを整え
空を仰ぎ
後ろから追いつく友を待とう
焼けたアスファルト
 ....
 

象が並んで
観覧車の順番待ちをしていた

みんな休日だった

近くに
錆びたエスカレーターが落ちていた

午後になると
誰も海の話の続きなど
気にしていない様子だった
 ....
卵はひとつの理想形だ
人間もまた卵から生まれれば
これほど母親との確執に苦しむことはない
乳と血の繋がりはどんな病的恋情より
互いを束縛しその愛は動物並に遠慮がない
その点 卵は完璧だ
無 ....
 
 
雨が降ってきた
それに加えて午後からは
槍まで降ってきた

雨が降ろうが
槍が降ろうが
必ず行くよ
と言っていた友人は
終に来ることはなかった

窓を開けると
代わり ....
――風よ 

木の葉をさざめかせ
やさしく掻き乱し

花房にそっと触れ
散り際へと誘う

子猫の背を撫でるよう
湖の面を煌めき立たせ 

風 おお風よ!

おまえが気まぐれに ....
私たち親子の手を見比べると

娘の手は白くて 細くて
張りがあって美しい
私の手は皮膚が薄くなって
血管が浮いて見える

やはり手には年齢がでるね

真面目なだけが取り柄で
洒落っ ....
元カレのTシャツで牛乳拭いている
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4383)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車- 北大路京 ...自由詩215-7-1
袋開けたばかりのポテチが湿っている- 北大路京 ...自由詩215-7-1
雨止まずマッチ箱の家- 北大路京 ...自由詩615-6-30
虚空- 渡辺亘自由詩115-6-30
血縁- 自由詩21*15-6-30
記憶- たもつ自由詩1015-6-28
AVの延滞料で救えた命がある- 北大路京 ...自由詩915-6-28
語尾にニャをつけて元嫁- 北大路京 ...自由詩315-6-28
『年中行事』__卵から始まるはな詩⑤- ただのみ ...自由詩14*15-6-27
屋根裏部屋で「し」を作る- 為平 澪自由詩1115-6-26
生きて在ること- たけし自由詩5*15-6-26
紫色の空に- opus自由詩115-6-25
反復変化- たけし自由詩215-6-25
湖畔にて- ヒヤシン ...自由詩6*15-6-25
愛というもの~永遠と呼べる一瞬- ヒヤシン ...自由詩10*15-6-25
紡ぎ- 雲留みか自由詩215-6-24
みんな仲良く- リィ自由詩1*15-6-24
『目玉二ア』__卵から始まるはな詩④- ただのみ ...自由詩13*15-6-24
ものさし- 夏美かを ...自由詩36*15-6-24
退屈- リィ自由詩1*15-6-21
『望めても選べない』__卵から始まるはな詩③- ただのみ ...自由詩18*15-6-20
疑心- ヒヤシン ...自由詩6*15-6-20
横浜- ヒヤシン ...自由詩6*15-6-20
それでも走る- 秋也自由詩115-6-15
休日- たもつ自由詩415-6-15
『エンジェルエッグ』___卵から始まるはな詩①- ただのみ ...自由詩19*15-6-13
約束- たもつ自由詩2015-6-10
風と共に念ず- ただのみ ...自由詩14*15-6-10
【_娘の手_私の手_】- 泡沫恋歌自由詩19*15-6-9
元カレのTシャツで牛乳拭いている- 北大路京 ...自由詩1115-6-9

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