すべてのおすすめ
 
 
僕は東京にいて、それから
ドラッグストアで 
風邪薬を万引きした 
一度に二錠しか飲めないのに 
間違えて三錠飲んだ 
健康に何かあってはいけないと思い
布団に入り 
ハーモ ....
たとえば
悪意であったなら
オブラートに包んで飲み込む

たとえば
優しさであったなら
丁寧に蒸留したあと
春色のカプセルにして
冬に打ちひしがれた小鳥のために
蒔いておく

た ....
明るまない窓の外をみながら
早すぎた目覚めに舌打ちをする

一月の午前四時

常識を忘れた空腹が訪れるが
理性はそれを満たさないことを選ぶ

代わりに水を一杯手許に置いて

グラス ....
水面だけを見たい
空が映る角度から

輝きの奥で
深い水脈に続く
泉のことを思いたい

底の浅さを見たくない

掻き混ぜられても
踏みつけられても
濁らない水が
湧き出ていると
大きくなったら
自分以外の自分になれるとおもっていた

逆さにしたって
ぽろりとおちてくるのは自分だった

裏返しにしてみたのは夢の中で
それでも
やっぱりくるりと自分がこぼれてきた
 ....
風水にこって住みにくい部屋 あるページには
私のすきな言葉がかかれてる
ひらけばいつも
それはそこにある

そんな風にあなたの言葉を
ずっとずっとあたためている

私が綴る言葉たちも
そんな栞になってればいいな ....
     雪がふる雪がふる
     音もなくふりつもる
     蝉たちは土の中
     耳を傾け夏をまつ
     あの日の麦わら帽子は
     いまも埋もれてい ....
スー・チーは全くかしこい
十七歳のおばあちゃんなのに
この冬から
おとがいを同居人の鼻の頭に擦りつけて
痒みを解消する手管を見つけた
たまに唇を舐めてくれるようになったのは
やっと同類と認 ....
 
 
石の言語
語られることのない
肉体の履歴

行間でさなぎは
静かに波となった

命のないものは
絶え間なく産まれ
命のあるものは
ただ数を数えた

都市を離れて
 ....
祈りであるのかもしれない もうすこし猫でいたい 止まない雨はない 死んだ母は帰ってこない 価値のない夢を見ている  空っ風の吹く夜は
別宅の湯屋のうすい硝子戸が
ぶるぶる震えて怖かった

ぼんやり灯る電球の下
木の蓋をとれば
お湯はもうもうと息を吐く
祖母は
もう、いいよ、というまで
ごつい亀の子 ....
    
    水道の蛇口を閉め忘れたようで
    寝ているうちに耳の方へと
    冷たいものが流れてきます
    明日は仕事なのだからはやく
    眠らなくてはならないと ....
どこから好きが始まっていたのだろうか

好きが終わることなんてあるのだろうか

始まりもなければ終わりもない

ぼくらがどんな容姿であろうと

ぼくらが生まれようと死んでしまおうと
 ....
      あなたとわたしは一膳の箸でした
      年を経た槐の木から
      それはそれは丁寧につくられて
      生まれたのでしたね
      ある朝 ....
私はこの歳まで生きてきて
分からないことがたくさんある
まず「正しい」という言葉の
意味がよく分からない
「正しい」ってどういう意味ですか?
知ってる人は教えてください

「間違い」の反 ....
言葉、とは
不思議なものだ

スリッパだと覚えれば
スリッパ以外の
なにものでもなくなる
寒い冬
人の足をあたためて
踏みつけられているくせに
そのいでたちは
ほんのり可笑しみを含 ....
おっぱいで一敗       あなたにあげる
      おおいぬふぐりのあおい花
      うぐいすのなきごえ
      おひさまのあまい香り
      はるの日のはじまりを
 ....
裸の証拠をあたためる

抱きしめながらあたたまる

おなかの痛いところを

わしづかみにして痛みとる

そんな愛し方が下手でした

弱くて物足りないって

抱きしめながらあたた ....
泣いて嫌がって生まれた僕です
生きていることをほめてください
年が明けて何かが変わるかもと
歳の数だけそう想って来たけれど
一度だってそうであったことなんてない

悲しみは悲しみのまま
しんどさはしんどさのまま
ずっと飲み込んできた酸っぱいものが
 ....
 さあさて私は、
空より
咲いて舞い降りる
風すぎる自問光年を
この時が今
永く葬送される雲影を映す
銀河の水面は黙とうを捧げ
冴え渡る
風車
独り様様に
あいさつを交わす
 ....
私は

空に浮かぶあの太陽が輝くのを見て言葉をはく
言葉から自由になる私がいる

自由になる私もいれば
言葉は私を自由にしているとも

そうではなくて

私を思いから解き放つこ ....
知らないところで風が吹く

たとえば長野の山中で

たとえば月のうら側で

知らないところで風が吹く


それがつらくて飲み込んだ

それがつらくて寄り添った


だれも悪 ....
季節の車輪を転がしながら

時代の坂道下って降りて

さあ年の終わりと始まりのテープが切られました

あなたの目にはどんな時代が見えますか

世界は灰色にもバラ色にも染まります

 ....
フロントガラスの前に広がる 
いちめんの里芋畑で大きい葉群が 
わらわら踊ってる 

ここは、公園の駐車場。 
ベートーヴェンの協奏曲が 
カーラジオから 
生真面目で軽快なヴァイオリン ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京時効- たもつ自由詩613-1-11
調剤室で- そらの珊 ...自由詩27*13-1-11
午前四時- もっぷ自由詩613-1-11
水溜まり- Lucy自由詩5*13-1-10
道しるべ- 朧月自由詩513-1-10
風水にこって住みにくい部屋- 北大路京 ...自由詩313-1-10
温かい栞- 朧月自由詩413-1-10
蝉たちの子守唄- 石田とわ自由詩13*13-1-10
相性- salco自由詩11*13-1-9
足跡- たもつ自由詩613-1-9
愛はもしかしたら- HAL自由詩7*13-1-9
もうすこし猫でいたい- 北大路京 ...自由詩213-1-9
止まない雨はない_死んだ母は帰ってこない- 北大路京 ...自由詩613-1-9
価値のない夢を見ている_- 北大路京 ...自由詩213-1-9
湯屋のおもひで- そらの珊 ...自由詩14*13-1-9
蛇口がみつからない- 石田とわ自由詩12*13-1-9
奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-8
一膳の箸- 石田とわ自由詩16*13-1-8
【_マインドセット_】- 泡沫恋歌自由詩16*13-1-8
名前を呼ぶ- そらの珊 ...自由詩23*13-1-8
おっぱいで一敗- 北大路京 ...自由詩213-1-7
はるをつめこんで- 石田とわ自由詩11*13-1-7
愛をうたがう- 吉岡ペペ ...自由詩313-1-7
生きていることをほめてください- 若林自由詩7*13-1-7
祝詞- HAL自由詩8*13-1-1
六花- こしごえ自由詩3*13-1-1
私と空- 吉澤 未 ...自由詩6*13-1-1
風が吹く- 吉岡ペペ ...自由詩513-1-1
2013年_新年に思うこと- ただのみ ...自由詩24*13-1-1
みどりの言葉_- 服部 剛自由詩612-12-31

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