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此処が何処だろうが
誰が誰だろうが
私は私だ
宇宙を横切り
宇宙大に広がり
あらゆる処に点在する
在る処の私だ

人はもはや帰属先への執着を捨てていくだろう
人は自らを異邦人として見 ....
魂、魂、降て来よ

何を考えているのかわからない
と言われる
ならばわからないままでいい

言葉じゃなくて
伝わること
伝えるべきこと
持ち続けるべきもの
言葉じゃなくても

 ....
ある日
詩人の詩を読んで
自分は詩人であると知る
ある日
詩人の詩を読んで
自分は詩人ではないと知る
ある日
同じひとりの人が

そんなふり幅で
弦も響いて
からっぽだから余計に ....
虹の根元を今日の夕暮れ初めてみた

輝く太い白柱、虹の弧を支え
余りにリアルなその立体の佇まいに
遠い遠い常世から
       繋がり報知する
   そのサイン 
確かに見事に聳え立ち ....
腕に生ぬるい風が

夏の叢に虫の音が

頭に響く星のこえ

秋の煙を幻視する


過ぎていく

一年が

三年にも十年にも

万年にも光年にも

思える

還って ....
木々が襟を立てて拒む間
風は歌わない
先を案じてざわざわと
意味のないお喋りを始めるのは木
いつしか言葉も枯れ果てて
幻のように消えてしまう
すっかり裸になると
しなやかに 風は切られて ....
わたしが
単に私で在る
時、
わたしは世界の一点
世界を占有せんと世界に挑み
わたしは限られた一点に住み込み
限られた一点から世界を眺める
(どけ、そこは俺様の場所だ!)

わたしが ....
どんな物事も永遠には続かない
だからこの苦しみにも終わりが来る
そう思うと少しだけ勇気が湧いたんだ
幾つもの空を超えてゆくのだろう
君は今
どんな空を見てる?
雨雲
曇り空
晴れ渡る空
どんな空でも
雲を突き抜ければ
青空が広がる
だから心配しなくていいよ
明日はきっと晴れ渡る
誰かにとっていい人が
誰かにとって悪い人かも知れない
みんな抱えきれないおもいを抱いて
抱きしめて
生きてる
そんな事を思い出すと
やりきれなくなるよ
パニックになる
どこかで人にあた ....
毎朝コーヒーを淹れる
住む場所が変わっても
毎朝コーヒーを淹れる
目覚めが良くても 悪くても
くやしくても

久しぶりに上等な豆を買った

ふたり分
ふっと息を止めて ていねいに ....
あなたは一体
何処から来たのでしょう?

あなたは、あの日
たった一粒の種でした

一粒の種の中には
「他の誰でもないあなた」という設計図が
小さく折り畳まれ
ぎゅっ  ....
郵便ぽすとが
陽だまりに
一本足で、立っている

今まで、どれほど人の思いを受け入れたろう
これから、どれほどの言葉を届けるだろう
今日も手紙を持つ人がすうっと闇に手を入れる
 ....
初夏の存在は風だけになびくわけではない

ひかりや悲しみ

宇宙を幻視する

真昼であろうと大きな時間を見つめている


きみがいま地球で大切なことを

ぼくは散り散りになって守 ....
その海とはぼくは違う道を行く

いつもの一本道を歩いて行く

神様は気まぐれで予測の出来ないことばかりだ

その海はちいさな居酒屋の窓明かり

日だまりで鳩がたぶん鳴いている


 ....
昭和という小さな家族の乗り合わせ
不思議で不可欠な力が運転していく昭和バス
十才半ば、私の春
道路工事の終わった平成通に差し掛かると
祖父の姿は消えていた
草履では歩きにくくなった、と呟いて ....
  ひかりをやぶき
  いくつものかたちが
  そのかたちをしているのをみる
  それは偶に 惨めなことだ
  
  夕焼けに似ていない
  コロッケに似ていない
  どうでもよ ....
みんな簡単に考えているけど
そんなもんじゃない
そんなもんじゃないんだ

みんな本音を上手に隠しているけど
そんなもんじゃない
そんなもんじゃないんだ

ああ!!
いつか私にも先生の ....
いつかこの精神はほどけるだろう
いつかこの肉体は崩壊するだろう
その時私は何を思うのか
その時まで私は何を願って生きていくのか
春の午後
静かな静かな部屋の中でそう思う
ただ
先生と分か ....
南の窓から朝日が差し込んでくる
簡素な食卓 トーストとコーヒー

妻と私は向かい合い 何気ない会話をかわす
あたりまえの事に幸せを感じる

ふたり別れて暮らすこともあったけど
今は一つ屋 ....
 遠く南アルプスを望む高原で私は風に吹かれている。
 風は私に留まり、そして通り過ぎる。
 風は私の人生を肯定する。
 私の生きている意味さえも。

 風を信用していない私は少し戸惑う。 ....
 優しい薔薇の面影が宙に浮かんでゆく。
 清らかな朝にひとひら。
 穏やかな午後にひとひら。
 荘厳な夕暮れにひとひら。

 天上を舞う天使のようだ。
 聞こえるのは声・・・歌?
  ....
毛虫の襟巻をした男が蝸牛の殻に腰をかけている
鼻にツンとくる冷気
上着の内ポケットを弄って
煙草――かと思えば
むかし別れた恋人の
薬指の骨ひとつ
飴色の思い出を
こころなしやさしく
 ....
糖蜜工場が爆発したことによって
甘い蜜たちが
静かに街を流れ出しました
その粘度たるや
もう人の手にはおえない類のものです
アスファルトの上の蜜はそのまま冷えて固いかさぶたとなり
土の上の ....
犬も歩けば棒に当たるというけれど
今朝から当たるべき棒が見つからないし
君が大切にしていた犬は
もうとっくにこの世にはいない
手を握り
お互いに年を取ったね、と笑う
話したいことは ....
 
 
お線香の匂いがしたよ、
田中君の家の前
誰が死んだのだろう
誰が死んでいるのだろう
誰が生きているのだろう
田中君に聞いても
答えてはくれない
田中君も僕も
もう子供じゃな ....
さよなら

こんにちは

さよなら

こんにちは

時よ、さらば

録音など出来ない

時よ、さらば

まことを込めよう


時よ、さらば、

時よ、さらば

 ....
懐で古銭をじゃりじゃりさせながら
暗い大通りを歩いていく
多くの脇道が横に伸びていて
かつてここを一緒に歩いた人が
上から見ると「馬」の字になっている
と教えてくれた町
何百年も前に大火の ....
真冬の朝
道を歩いていると
飛べなくなった小鳥を目にすることがある
数年に一度
いつも忘れた頃だ
そっと捕まえ
コートの内ポケットへ忍ばせる
少しおくと
飛べるようになって
やわらか ....
焦りや落胆や失望は

いろいろなことを教えてくれる

ぼくには祈りがあるのだ

澄みわたる世界があるのだ

それが有難い

親切されたり誉めてもらえば

だれでも感謝ぐらいでき ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
此処という場所〇私という人- ひだかた ...自由詩6*17-9-14
魂、魂、降て来よ- AB(な ...自由詩1*17-9-13
ふり幅- ただのみ ...自由詩11*17-9-13
虹の立つ- ひだかた ...自由詩6*17-9-12
秋の煙- 吉岡ペペ ...自由詩317-9-10
風の痛点- ただのみ ...自由詩18*17-9-6
魂の風〇変容- ひだかた ...自由詩717-9-4
つぶやき- 渡辺亘自由詩317-7-14
アオゾラ- 渡辺亘自由詩217-7-5
断片- 渡辺亘自由詩117-6-21
in_the_here_and_now- ひさし自由詩517-6-19
花の名前- 服部 剛自由詩917-6-18
赤いぽすと- 服部 剛自由詩417-6-18
真昼であろうと- 吉岡ペペ ...自由詩317-6-18
鳥は生きている- 吉岡ペペ ...自由詩217-6-18
昭和バス- 為平 澪自由詩617-6-17
惨めさ- 草野春心自由詩217-6-17
ため息みっつ- 渡辺亘自由詩117-6-15
無題- 渡辺亘自由詩117-4-16
朝食- 星丘涙自由詩5*17-2-4
風に吹かれて- ヒヤシン ...自由詩6*17-2-4
面影- ヒヤシン ...自由詩5*17-2-4
吟遊詩人- ただのみ ...自由詩10*17-2-1
糖蜜の街- そらの珊 ...自由詩22*17-2-1
初雪- たもつ自由詩1017-1-30
幼馴染- たもつ自由詩517-1-29
時よ、さらば- 吉岡ペペ ...自由詩217-1-29
狂馬- 春日線香自由詩817-1-29
いのちさめる- ただのみ ...自由詩15+*17-1-28
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-28

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