すべてのおすすめ
勇猛果敢なハヤブサのように
時おり飛来して
瞬時に
才気煥発な詩を置いていく人がいる
乏しい力の僕は
そうはいかないから
凡百のモンシロ蝶のように
....
マウスカーソル震えている
なんにでも
なれるよ
手にも
足にも
明日の扉をあけたいと思ったら
鍵を差し込んでごらん
キミの心がそう望むなら
ボクはなんにだってなってみせるよ
翼にも
ヒトは
どうしようもないことに出会ったとき
どうして無言になるんだろう
文字も言葉も
そりゃ知ってるし使えるし
だけどそうなの?
ちゃんと知ってる?
そんな確認も意味ないけど
....
元は「さかな」を保存する技だった
「さかな」と「うお」は等号で結べない
本来の「さかな」は
わたくしの馬鹿な脳では
さか・な
と
分解される
酒と菜であるとす ....
ひとは知らずに響きをのこしてゆく
希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている
それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ
そして花火のように弾けて燃えつき去っ ....
ありがとうと
一日に一度は言いたい
ありがとうと
誰かに言ってもらうためでなく
ありがとうと
自然に言える自分でいたい
※
きみがいつもと違う顔で教室にきた ....
懐古的メソッド
安定の不安定で
冷蔵庫を攻撃する
よく冷えている
中性的で静かな暴力
傷だらけで枕とおしゃべりをする
朝より夜が好きだよ
やさしく首を絞めてくれるから
太陽より月が ....
あなたのストーカーのストーカーになります
コーラ買わなかったら乗り過ごしてなかった
青い空
野
風すぎる
小さな水の星の
覚める
さようなら
いつの日か
あの日のことを
思い出す
その時そこに
わたしはいない
月夜ひんやり
みなもに映る
....
他者批判と云う毒にも薬にもならないものを
幾重もの儚い言葉で包んでも詮無いと解らず
今日も薄ら暗い厨の隅で包んで喜ぶのだろうか
相対を作り出す意味について
自覚があるのだろ ....
冬も真剣
春も真剣
季節をまっとう出来たなら
勝ち負けなんてどうでも良い
きょうは季節の関ヶ原
天下分け目の大決戦
三寒四温の趨勢だから
春の勝利は分かっ ....
神様のひとり
もっと愛してあげても
好いんじゃないかな
むかしむかしの おかいもの
「くださいな」 「はあい」
こぜにを しっかり にぎりしめ
おそらは あかねいろ おみせやさん
おつかいは たのしいな
「おやおやえらいね こ ....
長所しかなくてゴメンナサイ
路地裏の朝顔が綺麗なのは
それに丹精を込めた人の息遣いや想いを
一緒に重ねてしまうから
そういった情緒を
たっぷり吸い込んだ花だから
アパートの洗濯物なんかにそれぞれの家族構成やら
....
初めて会ったきみはあどけない顔の
いたずら好きな中学生だった
母子家庭の一人っ子だったきみは
わたしの中に父を見たのか
以来様々な報告をしてくれたが…
自分をコントロールできない意志の弱さと ....
四角い団地が建ち並ぶ
その中には四角いドアが並んでいて
ドアの向こうには四角い部屋が連なっているのだが
暮らしているのは どこか
丸みを帯びた人間だ
四角い暮らしに疲れてくると
人は ....
独りさすらう俺の体を
降りだした雨が切り刻む
切り刻まれた俺の体は軽く分裂する
でも心は切り裂かれないから
浮いたまま
雨に打たれても
俺の心は乾いちまってる
おまえがいな ....
シャガールが好きな女抱いて寝覚の悪い朝
冬の涙はさらさらで
誰も引き止めるものはない
蜂蜜ほどの粘度があれば
甘く熟成されようが
冬の涙が歩き出す
朝の魔法にうながされ
あなたの窓に
わたしの窓にも
遠い人は自由だ
理想を語ることができる
見えないから
無垢な心で理論を振りかざす
割り切ることができる
中空に浮かぶ月が綺麗
それは遠いから
月面では人は一時も生き ....
生易しいことも優しくないことも
最後には過ぎ去ってしまいます
人の血や肉は
入れ代わらないから
お医者様が大変です。
代わりましょうか?と葬儀屋
その日、姉が死にかけていた ....
明けない夜をいく私のマカロニウェスタンヒーロー
早打ちガンマンが撃ち抜くもの
それは傷の在り処
痛みの訳を知らしめる
明けないままに夜を行く私のアウトロースター
孤独なハリーが愛するもの ....
元カレーの元カレ
死にたい人に玉手箱
もう
あやまらなくてもいい
くらい影を
遠く 風が
宙へ
ささやいている
ありがとう
おしまいね
あたらしい道をあゆむ
これからは
そばにいるよ
こころに咲い ....
子供が育ってくると
この世に未練がなくなっていく
休日は外食したいとか
趣味をまたはじめたいとか
生きてるうちに
一度は海外に行きたいなとか
昔あったはずの欲望が
次第に枯れ ....
昨日が消えていって
今日もほとんどが消えようとしている
私の心には
残るだなんて
そんなこと
忘れないよ
っていう人の
どこに残るというのだろう
思い出を
思い出す時間が ....
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