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光について語ろうとして
君について語ってしまうわたしを
どうか許してください

闇の中を歩くのは怖い
すくんでしまう足を
立ち止まる背中を
導いてくれる光

君はやっぱり光なんだ
 ....
眠っていた
わからない 誰が 誰だか
将来に絶望させられていた
そして 流した 涙を 


夜更けに
そう 思っていた
知らない女と二人で
もみくちゃの 髪で 


生きて ....
 
紅白歌合戦に誰がでるのかとテレビは繰り返し

コタツに老婆がひとり

印刷された年賀状に「今年も健康でありますように」と、娘に書き添えた



 
大海原は苦手だ
小さな滝壺を庭にしてひっそり暮らした
時々、「見晴らし岩」に座り、遠くを眺めた。

渡り鳥のような大空は苦手だ
見捨てられた小さな神社が裏庭だった
時々、「千年杉」の枝から ....
僕には忘れなれない…
クリスマスがある。

君と出会った頃…
僕にはお金がなく…
君には何も…
買ってあげられなかった。

それでも…
クリスマスくらい…
何かプレゼントしたいと思 ....
重たい青に喰われている 式場の人が何もしてくれない
ってぼやいていたのに

何だよ

サプライズ続きの披露宴に
思わずこんな言葉が口を吐く

けれど

結婚っていいなと
温かい気持ちにさせてくれた時点で ....
特別に憧れる
選ばれたものに憧れる

平凡を嫌う
一般の中にあるものを嫌う

独特に憧れる
「個」という意味を知っている人に憧れる

普通を嫌う
皆と同じで安心する ....
指で伝える言葉は
私のほんとうの想い
だけど
嘘もほんとうも
ほんとはないの

書ききれない想いまで
伝えたいけど
真っ暗な空に放つ
星よ知ってくれと

そんな想いがとびかって
 ....
水を掬いましょう
ただひとつの命も救えないのなら
水を掬いましょう
掬って
飲みましょう
ただひとつの命も救えないのなら
せめて
この命だけは救いましょう
なにくそと
 ....
よくばりになると
しあわせは逃げていく
くらべると
しあわせは逃げていく
おいかけると
しあわせは逃げていく

手の届かない
遠いところへ
逃げていってしまったと
思っていたら
 ....
月はあなたのように
影をしたがえて夜を照らす

夜はあなたのように昼をしたがえて
星のもとに戻す

愛は醸成された悲しみの塊で
いつもその貌を変える

僕の道程は幅広く豊かで優しい表 ....
僕という生命体に
物質が凝縮されているうちに
言いたいことを言ってしまえ
恥じらいと
体裁を
かなぐりすてて
奥底から飛び出す ことば
ぜいたくものの代わり
顰蹙なら買い占めてしまえ
 ....
せんせいが言った
好きな人どうし、ふたりぐみになりなさい
みんな、あわてて、ふたりぐみの相手を探しに走る
適当に、となりの子とでも手をつなごうと思ってたけど
となりの子はとっくのとうに
向こ ....
うまれた刹那
自覚なし
消えゆく刹那も
わかりやしない
いつも誰かが
何かにつけて
いみ
を勝手に
手渡すけれど
始まりも
終わりも
ほんとは曖昧
滲んでる
りくつ
へりく ....
{画像=121222105919.jpg}


猫よ

我々には降誕祭も

盆暮れ正月だって

自身の誕生日さえ

周囲とは異なり

意味を持たない


然し

猫 ....
浜の足跡
とうに消え
浜のお城も
とうに無い

あの子も
あの子も
帰っていった
帰るべき胸へ帰っていった

母さんのシチューが
湯気立てる
初冬の台所

覗き込む
その ....
季語にうなされる ビールが唇を求めている 日の出前
生命以前の静寂
ただ刻々
事実だけが降り積もり
上滑りしていく感情
淀んだ意識のまま
時間をやりくりし
このような自分だ
と凝視する朝
いちゃもんを
自分で自分に
つけ ....
 好むな、そして崇めよ、
 崇めればこそ、語りかけるな。
 語る者は一度沈黙するべきだ、
 沈黙する者は一度歌うべきだ。

  ※

 趣味であるな、職業であるな、
 生活であ ....
メロディーは まばたきに似て

吐く息は 山をさまよう霧に変わり

心のきらめきは 星よりも激しく燃える

遠く町の灯火が やさしい

やがて静かな会話がはじまり

凍りつく 寒気 ....
海を 静かに 渡ろうとして
やっぱり  怖くて  恥ずかしくて  止めにして


そんなこと 繰り返して
繰り返してはならない 季節になっても 繰り返して、繰り返して

 ....
言葉は盗品
また来て懐疑
カラスは低空飛行を
低空飛行はカラスを
やめようとしない西の空
西は西からやってきて
東へ去ることもないから
西が西で渋滞してる
僕は何かを捨てながら見てる
 ....
あしたも朝から会社だった

こころやからだを使う仕事だった

思考や感受性をフル回転させながら

自問自答や己の正当化をくりかえしながら

反省や確信を行ったり来たりしながら

お ....
夫婦喧嘩しながら
酒を飲む

楽しい酒ではないけれど
つまみのイクラを
一粒一粒舌で潰しながら
時が過ぎていく

その一瞬にも
互いの言い分が述べられて
これは生きてい ....
気の抜けたコカコーラ
絡まった線が抜けていたヘッドフォン 
部屋から出られないわたし
扉よりも壁の向こうを気にして
耳澄ます
あなたの訪れをまつ
歌声だけでも

壁の凹みに大陸 ....
ひらがな、が落ちてくるように
迷いながら雪が降ってくる
日本にちりぢりになった
あ、い
どれだけのあいの組み合わせが
あるのだろう

やがて
あ、と、い、は
溶け合って境界線をなくす ....
空気みたいな奴だな
ほっといたらどっか行きそうで
広がっていなくなってしまいそうで


空気みたいな奴だな
見えないし触れない
いなきゃ困る 意識しなくてもいいくらい


空気み ....
なくならない
昨日のむなしさも
紅すぎる夕日の色も
いつかみた映画の感動も
ありがとうっていわれてドキドキした鼓動も
失恋ノナミダも
やさしくしてもらったことも

あのときこうしてれば ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光について- 小原あき自由詩8*12-12-25
青い鼻水- 番田 自由詩112-12-25
コタツ- 殿上 童自由詩25*12-12-24
日々の物語- 空丸ゆら ...自由詩1912-12-24
理想と現実- 清風三日 ...自由詩612-12-24
重たい青に喰われている- 北大路京 ...自由詩412-12-24
披露宴- kauz ...自由詩6*12-12-24
そんな展開期待した時点で甘い- レイヨウ自由詩3+*12-12-24
12月の星- 朧月自由詩512-12-23
すくう- 小原あき自由詩17*12-12-23
しあわせ- そらの珊 ...自由詩2612-12-23
ムーンフェイズ- 梅昆布茶自由詩1112-12-23
巣立ち- 三田九郎自由詩312-12-23
体育の時間- うめバア自由詩1012-12-23
- 三田九郎自由詩412-12-22
おいわい- ドクダミ ...自由詩6*12-12-22
初冬の台所- もっぷ自由詩712-12-22
季語にうなされる- 北大路京 ...自由詩412-12-22
ビールが唇を求めている- 北大路京 ...自由詩212-12-22
いちゃもん- 三田九郎自由詩7*12-12-22
抒情詩の命令- すみたに自由詩112-12-22
クリスマスツリー- ぎへいじ自由詩14*12-12-21
糖分当分ゼロ。- komasen333自由詩4*12-12-21
西の空- めー自由詩612-12-21
いつか分かる日が- 吉岡ペペ ...自由詩612-12-21
夫婦喧嘩- 小川 葉自由詩1212-12-20
廻らない風ぐるま- すみたに自由詩4*12-12-20
ひらがな- そらの珊 ...自由詩28*12-12-20
空気みたいな奴だな- 千三自由詩212-12-20
なくならない。- じじ自由詩2112-12-19

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