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朝の五時半を少し回ったころでした
六畳の畳が漂流し始めたのです
思わず活けようとしていた椿を咥えましたの
そうしてうんと股を開いて立ち上がりました
初めてですこんな太ももの上まで晒しちゃって
 ....
     光のあたらない
     すみっこにこそ
     きらりと光るものが
     ひそんでいる

     目立たなくても
     すみっこの力を
     侮っ ....
今日も街を行き交うひとびとの影を踏んで歩く

一瞬にして微塵に還るもの
止めどなく細く長く伸びるもの
軽く薄く風に舞うもの

ときどきそれさえも無い人に出会うが
それも街の雑踏の風景の一 ....
人間になるには笑顔で自分を殺め
息を吐くように嘘を垂れ流し
欲しい物は誰かを傷つけてでも手にいれ
常に自分が1番にならなければいけないと
ニュースでやっていた
人間になる為に僕は気に入らない ....
スルーしたいラブレターに返信用切手 追伸の長いラブレターに貼られた切手が大きい ちょっと贅沢な

暖かい家が待っているから

買えるんだよ

身体を温かくして

ひんやり喉元を通るアイスは

夏のアイスとはまた違って

軽やかなひととき

豊かな感触を ....
七つの罪が色を得てこの世に現れたのが始まりだった
虹色の炎は燃え盛り
我々はただひたすらに――

あがき続けている
おでこに記念切手貼って口頭で伝えている 奇天烈な手つきで
狐憑き 月のツノ触る

淡い{ルビ間=あわい}の 睦言夜ごと
{ルビ霊=たま}の緒からめて 落ち戯れて

指きり含んだ口の中
だんご捏ね 味見

うめ 咲くな
さ ....
 雪 ひとひら 舞い落ちる
 静かな 夜に
 雪 ひとひら 舞い落ちる
 涙にも 似て

 雪 さらさらと 風に舞う
 冷たい 夜に
 雪 さらさらと 風に舞う
 血液にも 似て
 ....
この世間の狂騒

異物混入は真因ではない

異物混入なんてふつうのことだ

謝罪くらいで済まされるべきものだ

そんなことでは死なない

ペットですら死なない

原発のほうが問 ....
カッとなってたまるもんか!とカッとなる

天井が月面みたいに見える

またあの発作が来るのかな

布団にくるまり待っている

カッとなってたまるもんか!とカッとなる


慣れるこ ....
君の睫毛に哀愁を見たよ
女として
君はどんな哀しみを背負っているのだろうか

弟のふるえる声色にせつなさを見たよ
男として
君はどんな苦しみを背負っているのだろうか

祈りが光となって ....
ボールペンよくあるタイプの
百円程度で売られている
そうノック式
透明で
インクの残りが見える
正々堂々それがいい
そいつが相棒だ


だが考えてもご覧
この何処までも機能に徹した ....
こころ決して身を投げる
あなたの瞳の奥底へ
海の深みに沈んで落ちて
胸苦しさに酔いしれて


あなたの底に潜むものが
闇に蠢く魔物なら
どうかその触手で存分に
わたしを探って下さいな ....
立ち入り禁止

柵を立て

立ち入り禁止

張り紙し

立ち入り禁止

うずくまる

ひとりっきりのかくれんぼ

もういいかい

まあだだよ

だれかくるのを拒んで ....
昨日空にひいた線を
ずうっとたどってゆくと着ける場所へ
ゆくのが夢なんだと思うようにしている

夢がないといけない気がするから

現実はさむい冬のままで
つかんでいなかったあなたの手が
 ....
女の人の持っている鞄が気になってしょうがなかった
遠くへ行けば行くほど 鞄を欲しがる様になっていった
ピンクのショルダー 
黒のハードな合成革に金の鎖のアクセントの物
軽量ダウン地のブ ....
どうせならサラッと
綺麗な挨拶で

ポップスを口ずさむように
Bye for now!

いやあ
執念深いお前のことだから
夜のしじまにそろっとやってきて
お化けみたいに
また ....
例年にない大雪で
なれない除雪に悩む市民をよそに
ひたすらアパートの除雪に精を出す
あいつ

――大丈夫 おれ 雪国育ちだから


観測史上初を連日更新する中
近所の家々をまわり除雪 ....
言葉にするんじゃなかった
自分の感じたことを 苦心して
やっと言葉にして発したのに
誤解され 非難され さんざんな目にあった
こころの思いというものを
言葉などで表現しきれるわけはないの ....
友といさかい冷えた心で乗った電車
開いたドアからはいりこんだ冬の風が
通り抜けていく

二・三歳の男の子を連れた若い女が
隣にすわり 子を膝に乗せる

子の足がずれて
座席のあかいビロ ....
普通列車

快速でもなく 特急でもない

各駅に何事もなく 線路を走る

普通に生きる

自然に 当たり前に過ぎて行く時間の経過が
何とありがたいことだろう

普通に生きている感 ....
誇りを失った鷹は
何処に住めばいい
いや
何処にも住む所はない

だから高く
高く飛べ Fly high
誇りを取り戻せ Fly high
人智を超え
宇宙まで届け Fly high ....
珈琲の匂いを逃がすように
少しだけ窓を開けた

庭の木立から
ザクザクと音がする

雪を掘って
ドングリを食べてるのよ

起きてきた姉が言う

私たちが戻らなくなったら
ここも ....
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う

時々色を滲ませながら
古いプリンターがウィーンと動いてる

すこし早めのクリスマスケーキを切り分けて
マシュー・マコノヒーの映 ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を

種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように

種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に

種を蒔け
いつか ....
罪を背負ったまま台車で運ばれている 涙ふかないままフルスロットル
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
終ノユメ- ただのみ ...自由詩21*15-1-31
【_すみっこの力_】- 泡沫恋歌自由詩19+*15-1-31
影踏み- 梅昆布茶自由詩2115-1-30
人間- リィ自由詩2*15-1-29
スルーしたいラブレターに返信用切手- 北大路京 ...自由詩615-1-29
追伸の長いラブレターに貼られた切手が大きい- 北大路京 ...自由詩215-1-29
冬のアイス- 灰泥軽茶自由詩715-1-29
地球が色鮮やかさな理由についての個人的見解- Neutral自由詩215-1-29
おでこに記念切手貼って口頭で伝えている- 北大路京 ...自由詩715-1-29
憑き身月見て- ただのみ ...自由詩19*15-1-28
雪ひとひら- ヒヤシン ...自由詩16*15-1-15
異物- 吉岡ペペ ...自由詩415-1-14
テロの悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩315-1-13
Fly_high- 渡辺亘自由詩315-1-5
ペンとスケッチ- ただのみ ...自由詩15*14-12-27
無邪気な竪琴- ただのみ ...自由詩18*14-12-23
かくれんぼ- 花咲風太 ...自由詩514-12-22
空の栞- 朧月自由詩414-12-21
- 為平 澪自由詩9*14-12-21
Dear_All- keigo自由詩214-12-21
雪国の男子- ただのみ ...自由詩16*14-12-20
言葉はいらない、いのちの歌を聴け- 南無一自由詩1*14-12-20
母の胸- イナエ自由詩13*14-12-20
普通- 佐白光自由詩1*14-12-20
Fly_high- 渡辺亘自由詩214-12-19
鹿- mizunomadoka自由詩314-12-19
20年前みたいに- mizunomadoka自由詩414-12-19
種を蒔け- 瑞海自由詩13*14-12-19
罪を背負ったまま台車で運ばれている- 北大路京 ...自由詩514-12-18
涙ふかないままフルスロットル- 北大路京 ...自由詩314-12-18

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