すべてのおすすめ
父の流した涙は
家族への愛情と感謝の心。

母の手をぎゅうっっと握りしめ
深く大きく呼吸をして

最後は静かに
こと切れた。
真夜中に広い低気圧が去り
黒雲は静かに消えていく
雨で成長した植物は何も答えることはない

太平洋に発生する温暖な高気圧は
ゆっくりと白雲と共に動き出し
隠れていた生物を無言で白 ....
今頃になってやっと気が付きました


あなたたちは皆解っていたんですね


解っていなかったのは我々だけで


全てを解っていて


私達の行いを


ただ ....
風になびく
ススキの穂が
水面を滑る
 
 眼差す太陽にギラリと光り
       
到来した冬は
情け容赦なく
すべてを裸にし
覚醒の輪郭を
与えていく
 
 透徹として刄の ....
言ノ葉
純粋な
木霊

なって
遠去かる宇宙

速度を
呑み返す
とき

宇宙は
やわらかな
うちゅう

なって
原初の混沌を
木霊させる

やわらかなう ....
広いスーパーマーケットの中を
大型のワゴンを押しながらあちこち回って
商品を満載してカウンターの列に並ぶと
僕はいつもめまいのようなものを感じる
僕たちはいつからこんなに
物を買うようになっ ....
誰かが蹴とばした丸石が
転がって
僕の爪先にぴたり、とまる

――丸石は、{ルビ囁=ささや}いた

空っ風が吹いてきて
一枚の枯葉は{ルビ喋=しゃべ}りながら
アスファルトを、撫でてい ....
吉祥寺の老舗いせやで
鳥の小さな心臓を食べた

今日でトーキョー都民になって、一週間
せっせと外へ運んだ
古い家具たちに手をふり
四十三年培ってきた
自分をりにゅーあるすべく
串に刺さ ....

白い衰弱
歩いていく
静かに
行く人のない
この道を
生への意志、
燃やして 燃やして
文体は作家の生理だという。

なるほどね。
じゃあ、詩人はどうなのか。
詩は文体であって、文体ではない。
詩人のことばは生理そのものだ。

物語ではない。
詩だ。
生身のからだを担保 ....
生きているということは
何かやるっていうことだ
寝て食って糞小便する以外に
何かやるっていうことだ
さあ、今日は何から始めようか
とりあえず独り言から書こうか
母に愛を頂戴と 両手を差し出すと
母は遠い所を見るように 私を見つめる

朝 白い大きなお皿の上に
母の首が置いてあった
寝室の机の上にある手が握っていたのは
((少しでも足しになれば…、 ....
一日中縁側で過ごす人は
陽の目を見るのが少なくなった人だ

何を話すでもなく 寄る猫を追い払うでもなく
牛乳屋を見送って 小学生の登下校に目をやりながら
物干し竿がハンガーごと錆びていくのを ....
青い青い

空の下

沢山の

ニッコウキスゲが

咲いている

吹き抜ける



核兵器

そんなものなければ良かったのに

原子力発 ....
寝入ると
毎夜
過去からの手紙が届く
楽しい手紙
苦しい手紙
後悔の手紙など
次々と届く
疲れた心のためにインスタントコーヒーを一杯いれる

僕は悲鳴こそあげないが
なんだかいつもテンパっている

60〜70年代に掲げた自由ってなんだったのだろう

敵はいないし仲間もいない
 ....
ひまになると

「なんのために生きる?」

という言葉が

追いかけてくる

しかし

生きるに値するから

生きているのじゃない

生きるに値することをめざしているから
 ....
人間というものは
孤立したものではなく
だれかの子どもであったり
だれかの孫であったり
だれかの友だちであったり
だれかの父母であったりする
そういうつながりの中で
人を見ることである
三年ぐらい前から気になっていた
実家跡のブロック塀のヒビ
先日やっと左官さんに補強してもらった
接着剤とセメントでヒビの入っているところを
丁寧に塗ってもらった
その仕上がりが僕はとても気に ....
拍手も喝采もなく
ただ過ぎていく日々

日常の暖炉に火はなくて
冷めていく体温
暖炉に火が欲しい
見えないものも温めたくて

最初の出会いは
最期の別れに繋がり
その間に
蔦のよ ....
陽の照る日、日は冬日、あかるい日に、

日の陽の光の広がって
あたりいちめん純白の原
ときはとけてうずをまき
めくるめく永遠の瞬間を
垂直に切り開いていく

陽の照る日、日は冬日、あか ....
太陽の廻りに虹がかかっている

時間やお金をかければなんでも手に入る

でもかける時間やお金がないひとがいる

地平の月の大きさに友と親しむ


友よ、俺はずっと抗いつづけたい

 ....
三線 半鐘 笛 の音
  三線 半鐘 笛 の音


  色とりどりの 風車
  赤花黄花 揺らされて
  色とりどりの 風車
  九月の風に 回されて

  可愛い頬を 撫でられ ....
寝台の上で瀬死に横たわっていた
虫のように息をしている

何人も神にも仏にもなれない
死人にしかなれない
死人にしかなれない

死人以外になれない

冬の夜は寒くて
冬の明かりは冷 ....
なんにもない
なんでもない
ぽかんとあおぞらあけまして
しずかなかぜがふいている
むおんのかぜがふいている

なにもないわたくしは
まちのけんそうのただなかで
たいこのおとをきいている ....
  静かさ


静かさ、といふ音があると思ひます。

秋の夜長、しをれかけた百合を見ながら
静かさに耳を傾けます。



{引用=(二〇一八年十一月八日)}



 ....
僕の心は、僕の思い通りには全然いかない。
思いもしないことで、僕の心は傷つくし、
思ってもみない何かを、今も僕の心は想ってる。
僕の理解を越えたところで、僕の心は何かを感じ続けている。

だ ....
鈍色空は僕の心
鈍色空は僕の気分
鈍色空は行き止まり

そうしてぼんやり全てに呆けて

僕の心に花野が開ける
狭い暗渠を通り抜け
あの無上の花野に至る
暗い色のカーテンを閉めて
部屋に閉じこもっていると
雨が降っていることにさえ
気づかない

それでいい

寂しい雨が降っているだなんて
むしろ知りたくはないから

気づかないふりを ....
ひともよわい生き物です

それは死にたくなるからではありません

生きようとするからよわいのです


星空に

まるで影絵のような

時を

見上げます

不協和音と
 ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4365)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
臨終- 梓ゆい自由詩118-12-10
細胞死- 羽根自由詩11+18-12-9
畏ろしいまでの冷徹な意思- そおっと ...自由詩2*18-12-9
冬よ、進め- ひだかた ...自由詩8*18-12-9
ト_なって1- ひだかた ...自由詩318-12-8
消費生活- zenyama太 ...自由詩4*18-12-8
石の合唱- 服部 剛自由詩118-12-7
鳥になる- 服部 剛自由詩118-12-7
死生- ひだかた ...自由詩3*18-12-7
文体- たま自由詩5*18-12-6
生きているということ- zenyama太 ...自由詩1*18-12-6
宿題- 為平 澪自由詩1018-12-5
縁側- 為平 澪自由詩1018-12-5
そんなものなければ良かったのに- そおっと ...自由詩3*18-12-5
- zenyama太 ...自由詩3*18-12-4
インスタントコーヒー- 梅昆布茶自由詩1118-12-3
言葉- zenyama太 ...自由詩2*18-12-3
人の見方- zenyama太 ...自由詩3*18-12-2
向運- zenyama太 ...自由詩1*18-12-2
街路樹の枯れ落ち葉- こたきひ ...自由詩318-12-2
光の瞬間- ひだかた ...自由詩318-12-1
友と親しむ- ペペロ自由詩318-12-1
花の風車(カジマヤー)- AB(な ...自由詩4*18-11-30
冬の夜は- こたきひ ...自由詩418-11-30
かぜ- ひだかた ...自由詩618-11-28
静かさ/窓/祈り- 石村自由詩23*18-11-25
僕の心- 水宮うみ自由詩2*18-11-24
呆けて- ひだかた ...自由詩9*18-11-22
それで、それが、いい- 坂本瞳子自由詩2+*18-11-21
星空に- ペペロ自由詩318-11-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146