すべてのおすすめ
私は生きることが好きだから
すべての生き物が好きです

犬は子どもの頃に
一度だけ飼っただけで
それ以来
飼ったことはありません

彼らはあまりにも人間に
忠実すぎて
どんな理不尽 ....
とつぜんのスコール
つみのない車の天井をひどく打つスコール
悪いのは人間
じっさい痛いのも人間で
こういった音を聞いて黙っているのが人間
黙って、このままながれていけばいいのに
 ....
  わたしは座る
  青空がゆれている
  かなしいという言葉がなぜか
  小さな虫みたいに空気をうめていく


  なつかしい歌を思いだして
  気持ちだけが静かになっていく
 ....
私は誰もが知っていることを知らない。
私は誰もが知らないことを知っている。
誰にもみえるものが
私には見えない。
誰にもみえないものが
私には見える。
あなたは今、
笑 ....
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
帰る棲家を知らぬよう

ほつれた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒 ....
夢を
見ていたわけではないが
清潔に密閉された
乗り物に吸い込まれ
みんな姿を消した
とにかく歩いていれば
少しずつ小さくなり
やがて点に
なれるのか
見るたびに痩せる空洞の中
僅 ....
たった一粒の雨垂れが
倒れかけた茎を脈動させるその隙に
あらゆる{ルビ旱魃=かんばつ}を凌駕してしまう
むせび泣きは慈雨となり山岳を揺り起し
靄を吐き出す葉脈が世界を真白に染める

穴の開 ....
朝陽から刈り取って食卓に供えられた獅子の首
金色は瞬く間にとけて白い皿に蒼く翳りを残す

あるいは初めから造られなかったニケの頭部
永遠に像を持たない神聖 あらゆる問であり答え

あなたは ....
 清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
 願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
 初夏の訪れと共にやってくる想像を
 使い古した手帳に書き留める。

 白樺の林の中で虫たち ....
薄暗い部屋の奥に、
くすんだ肌色の布が掛けられた祭壇が設置され
(段の上には、
大小無数の古びた細長い金属製の小物類が重ね置かれている)
そのすぐ向こうの仕切り障子窓は、
両端がわずかにあけ ....
 嘘を重ねるたび丘の雲は地表を露わにする。
 それはどうにもならないくらい現実で
 自分の歴史の中の恥を上塗りしてゆく。
 自責の念は何の解決にもなりはしない。

 穏やかな音楽も今は音 ....
黄色いシーソーが二つ
同じ方を下げて
ならんで寝ころぶ恋人同士みたい 

ブランコも二つ
風にほんの少しだけこぎ出して
仲睦まじそう

のっぽの滑り台はひとり
空を見上げている 雨が ....
パソコンに向って
キーボードを打っていたら
ブ~~~ン
という音が聴こえてきた
蚊か?
気づいた時にはもう遅い
手と足と三ヶ所 刺された後だった
痒い 痒いと掻きむしりながら
蚊の気配 ....
中学生の頃のよう
なんとも言えぬ息苦しさに耐えてます
あの頃もてんかん発作に怯え
呼吸のしかたが分からなくなりました
あれから十年以上たったのに
今はがんが怖くなりました
いいえ、ずっと怖 ....
テコテコ歩く犬
テコテコ歩く祖母
織姫と彦星を横目に
犬のうんちは持ち帰る
太陽が西の地平に傾き
 雲の切れ間から橙の光の一筋を放つとき
 それはわたしの心を
深い余韻を以て響き照らす

わたしの魂は
追いかけても追いかけても届かない懐かしさと憧れに溢れ震え
永 ....
生きている僕達は時に包まれ
昨日今日明日を生きられる

死ねば時はなくなり
何が僕達を包んでくれる?
 四季の巡り会わせに机上の万年筆は時を刻む。
 古びたノートから溢れてくる言葉達は
 オルゴールの音色と共に空間に放たれる。
 胸躍らせた他人の言葉に思い出が宿る。

 雨に濡れた紫陽花 ....
 活火山の麓の村より我が半身 便りを寄越す。
 初夏の訪れより早く来るが良いですよ。
 ヴァイオリンのたなびく村はここです。
 フレームに収まらない風景はここです。

 屋根裏でチェロを ....
ホットする引出し

3時に引出し

お菓子を引出し

ホットする

夢の引出し

6時に引出し

鞄を引出し

夢が膨らむ引出し

ホットして癒される

心のビタミ ....
言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を

話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議

中国の ....
海が広がっている
どこまでも
広がっている

ゆっくりと
波立ちながら
幾つもの筋を刻み
奥まっていくその生動

水平線に凝縮する濃紺を
雨空の灰白に際立たせ
のたりのったり
 ....
引いてダメなら押せ
押してダメなら引け
それでもダメなら持ち上げろ
そうすれば道は開く
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車 袋開けたばかりのポテチが湿っている 雨止まずマッチ箱の家 祈り続けよう
私が人間性を取り戻すまで
祈り続けよう
私が歓喜を取り戻すまで
今言葉は意味の枠を超え
蒼い虚空へと翔び立つ
私の害を超え
私の憎しみを超え
私の苦しみを超え
人間性は ....
双子だった祖母方のまたいとこはすこし胸が大きい
潤んだ神秘的な瞳は深くて
同い年なのに
大人に見える
意味深な暗号のように念仏がくりかえされるなか
むかし いっしょに あそんだはず ....
 
 
水のない駅でした
蝉の音がしました
産まれた日もあやふやなままに

服の端が揺れて
私たちは何か話をしました
並んでいました

指を伸ばせば届きそうなほど
影になるとすべ ....
AVの延滞料で救えた命がある
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どうぶつ- 一 二自由詩515-7-13
スコール- 自由詩8*15-7-13
青空- 草野春心自由詩615-7-12
- あおい満 ...自由詩8+*15-7-12
浜辺- レタス自由詩5*15-7-12
逡巡- noman自由詩215-7-11
◎芽生えるもの- 由木名緒 ...自由詩715-7-11
わたしが詩の中で掻き抱くあなたは- ただのみ ...自由詩18*15-7-11
蛍の光- ヒヤシン ...自由詩14*15-7-11
境界域- たけし自由詩1*15-7-9
疼き- ヒヤシン ...自由詩11*15-7-9
雨の日の公園- ただのみ ...自由詩18*15-7-8
【_蚊を殺す_】- 泡沫恋歌自由詩16+*15-7-8
父へ- 川瀬杏香自由詩12+*15-7-7
テコテコ歩く犬__#poem24- 北大路京 ...自由詩415-7-7
残光- たけし自由詩515-7-6
抱擁- リィ自由詩1*15-7-5
記憶- ヒヤシン ...自由詩6*15-7-5
追分より- ヒヤシン ...自由詩5*15-7-5
袖机- 佐白光自由詩1*15-7-3
言葉- 梅昆布茶自由詩2015-7-2
最初の海- たけし自由詩4*15-7-2
強引- リィ自由詩3*15-7-2
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車- 北大路京 ...自由詩215-7-1
袋開けたばかりのポテチが湿っている- 北大路京 ...自由詩215-7-1
雨止まずマッチ箱の家- 北大路京 ...自由詩615-6-30
虚空- 渡辺亘自由詩115-6-30
血縁- 自由詩21*15-6-30
記憶- たもつ自由詩1115-6-28
AVの延滞料で救えた命がある- 北大路京 ...自由詩915-6-28

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