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ちーちゃんはのら猫。
毎朝、ご飯をもらいに来る。

待っている姿が
わたしと重なる。

「ご飯を食べたら行きなよ?」

してあげられるのは
ここまで。

本当は面倒なや ....
夢に向かう足どりに

アンジェラ・アキの歌がかぶさると

それが尊い哀しみに聞こえるよ

じぶんがいいと思ったことは

伝えすぎてもめるぐらいがいいってことが

人生も半ばをすぎる ....
青く青く山が迷っている ベストファーザー賞もらって息子に会えない 美しい骸骨を持つ人に会った
美しい詩を書きなさいという彼女は
まだ陸地を夢見ている

昨夜から降りはじめた雨は
静かに庭を濡らしている
窓ガラスに群がるおびただしい水滴
しずくの一粒一粒 ....
心の庭にヒヤシンスが咲き乱れている。
私は悲しみを言葉にする者。
拙い言葉で眼前のキャンバスを汚す事になろうとも、
現実を直視し、血のたぎりを一筆で描ききる。
昨日の悲しみが今日に及ばない ....
街路にいるぼくが
語りかけるとき
胸の塔の
小さな窓があき
風がはいって
搭の中に眠っていた
もうひとりのぼくが
街路をのぞく

去っていくときに
長い髪をゆすって
一度だけ
 ....
新緑の街道が雨にぬれている

雲からのひかりで

アスファルトが白くなっている

花の色だけが痛い

新緑の街道が雨にぬれている


こころや自然や霊的なものに

アンテナを ....
気まぐれな嵐は
ときおり吹き荒れて
数え切れないほど
散り始める
桜の花びらが
舞い落ちては
ゆったりと流れる
どこかの運河の水面を
どこまでも薄紅色に
染めるように
この春は過ぎ ....
蛇口から 
    ゆっくりと
         こぼれて
             おちる
透明で
   ふくよかな
        水の
          躍動よ
掌を
  舟 ....
喜びはすぐ目の前に広がっているというのに、
いつもその手前で足を挫いている。
先を急ぐばかりに、目の前の数々の小石に躓き、
自ら輝きを彼方に遠ざけてしまう。

若気の至りなどという言葉は ....
君が
君の石を置く
世界が君色に変わる

僕が
僕の石を置く
世界が僕色に変わる

きっぱりとした君の白
雪の淡いと
僕の
空を模したブルー

交互に
わかり合って
分か ....
先生に会いたくて受けなくても良い補習 私のカルテに猫のような動物 今日を生きて拾った言葉を句に変える 人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?

無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ....
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた

「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ....
こんな
どこにでもあるような
ありふれた恋

こんな小さな恋でも
命をかける
覚悟無くしては
恋とは言えない

君を愛するのなら
全生命をかけた
祈りを捧げよう
君のまぼろしで ....
   砂地にのびる
   影法師
   不機嫌な男みたいに
   息苦しくて
   湿っぽい
   気圧が下がってる
   きっと
   嵐の前触れだ


           ....
一皮剥きたまえよと言われても
簡単にできないことだってある。
世界有数の薄グリーンの私でも
頭を抱えることだってあるのだ。
至高の薄エメラルドの私でもだ。
申し遅れたけどもキャベツです。
 ....
ポカリ凍らせてきて溶けない アンパンマンの首から下を食べるのは なし 昼下がり 
古いテニスコートを占領して
自転車の練習をする女の子
もうずい分上達したようで
ぎこちなくだが転びもせずに
不規則軌道を描いている
ヘルメットを被った人工衛星
昔は誰も被って ....
きびだんごで複数年契約 三択問題の4番が正解 眠れない夜に吸殻だけが溢れてゆく。
君は誰?
僕の味方?
それとも君も偽物?

明けてゆく窓越しに過去がものすごい勢いで覆いかぶさってくる。
君は今幸せかい?
君は誰かに守られている ....
奪われた事を知った夜は、窓辺に腰掛けて月を見ていた。
初めての恋で僕は嫉妬を覚えた。
奪っていったのは僕の親友だった。
よくある事だよ、と笑った月が恨めしかった。

何も知らなかったのは ....
水彩の草原に僕はひとり仰向けで、
空をゆく雲を見ている。
淡い太陽の光を縫うような、
ぼやける事のない雲の輪郭を僕は指でなぞった。

寂しくなんてなかった。
なんとなくの不安を誰かに知 ....
心を真っ白にすれば
世界の美しさが映りこんでくる

心を真っ白にすれば
君の優しさが沁みてくる

心を真っ白にすれば
親の愛が流れこんでくる

心は無限の広がりを見せる
ほかの命か ....
立ち読みした本に涙落として帰る
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
のら猫- chiharu自由詩3*14-5-2
尊い哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩214-5-2
青く青く山が迷っている- 北大路京 ...自由詩914-5-1
ベストファーザー賞もらって息子に会えない- 北大路京 ...自由詩514-5-1
水族- 春日線香自由詩314-5-1
岩手の父に贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*14-5-1
胸にチクリ- 殿岡秀秋自由詩10+14-5-1
花の色- 吉岡ペペ ...自由詩214-4-30
小さな春のタチェット- りゅうの ...自由詩17*14-4-30
目よ見よ見えない言の花- ただのみ ...自由詩21*14-4-30
自己嫌悪- ヒヤシン ...自由詩5*14-4-27
オセロ- umineko自由詩8*14-4-27
先生に会いたくて受けなくても良い補習- 北大路京 ...自由詩214-4-26
私のカルテに猫のような動物- 北大路京 ...自由詩7*14-4-26
今日を生きて拾った言葉を句に変える- 北大路京 ...自由詩514-4-26
夢の手紙- 服部 剛自由詩914-4-25
小さい靴_—入園の日に—- 服部 剛自由詩1614-4-25
無題- 渡辺亘自由詩314-4-25
【_前触れ_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-4-25
薄エメラルド宣言- ブルース ...自由詩5*14-4-25
ポカリ凍らせてきて溶けない- 北大路京 ...自由詩714-4-24
アンパンマンの首から下を食べるのは_なし- 北大路京 ...自由詩1414-4-24
めまぐるしくも- ただのみ ...自由詩21*14-4-24
きびだんごで複数年契約- 北大路京 ...自由詩814-4-23
三択問題の4番が正解- 北大路京 ...自由詩214-4-23
夜明け前の戯言- ヒヤシン ...自由詩3*14-4-23
月の涙- ヒヤシン ...自由詩3*14-4-23
水彩画の少年- ヒヤシン ...自由詩10*14-4-23
- 渡辺亘自由詩314-4-21
立ち読みした本に涙落として帰る- 北大路京 ...自由詩1214-4-19

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