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「いつかの秋川」
            木の若芽


なめらかな岩肌のすじをたどり
緑の水がゆっくりとゆっくり流れてゆくすじを見つめ
虫の鳴く草は生い
鳥の鳴く木々は色づき
わたしは ....
「歌いつづければ」
             木の若芽



台風が何事もなく過ぎた朝
日が昇り 一掃された世界に光がしみこむと
歌い出す いのちの声

「歌いつづけなさい
書きつ ....
ねえ
君は元気にしてるかな?

私はね
新しいことを始めたんだ
まだわからないことだらけ
でも毎日楽しいんだ


つらくなったときはね

いつも聴いてるよ
君が教え ....
人が目で情況を把握するように

犬は鼻で情況を把握するのだそうだ

でも飼われた犬は人にならって

目で情況を把握し始めるのだそうだ

私はしばらく犬になってみよう


匂いで思 ....
蝶に似た花に
花に似た蝶がとまっていますね

うろこに似た雲が
ここではないどこかから流れてきて
ここではないどこかへ泳いでいきます
そこは空ですか
ええ
海によく似た空です

せ ....
どんな死に方であっても

無駄死にと呼ぶものは存在しない
夜と矢と
他に何か
要るものはあるか


傷の周りに
群がるいのり
どこまでもつづく
同じ人々


















 ....
いつか見た空がそうだったように
かつての自分がまだ幼かったように

青いということは

色であったり
色であらわされた姿だったりする


   ※


ごめんなさい

ただ ....
あなたの笑顔をずっと見ていたい
 世界の悲惨を取り除く


自身の命 
光と闇

傷つける怒り
引き裂く妬み
よどむ怠惰
暗黒の絶望

慈しみの眼差し
励ます声
限界突破の ....
自分は正しかったんだ。
間違えていない。
罪は軽い。
純粋だ。

誇りに思っている。
これから知らない事を知り
悪い事を忘れ
正しく生きる。

その事によって輝く星となる。
品性 ....
盗難車の屋根をぶったぎって
オープンカーにし
日本刀を持って
思いついたままに
都市を
移動する
すべての欲求と気まぐれを 具体化する
アウトサイダーたちのルールを破り
 ....
守るとか
守られるとかで
くくれないよ 命

うまれて
いきさせてもらって
たがいにみんな
認めたいね

今はいつ?
ながいながいときの
いっしゅん
だいじなじかん
泣きたくたって泣かない

笑いたくもないのに笑う

言いたくもないことを言い

言いたいことは言わずにいる

その哀しみから逃れるために

僕らは今夜、旅に出る

言葉なんかい ....
遠い遠いあの月を

強引に引き寄せて

無理にでも抱き寄せて

眠りの深い底まで

落ちていってしまいたい

待っているんだ

あの闇のもっと先に
がんばり方がわからない君へ
もういいやって思っている君へ
こころがひび割れそうな君へ

エールを送ろう

空のグラデーションを眺めてみなって
木々の声に同調してみなって
とうめ ....
逆立ちしたくなって
雲の底をひっくり返して
ごっちゃんですの青い空鍋

てんやわんやのこの前の出来事も
ごっつり煮詰めてしまえば
薄味醤油がたっぷり染み込んで

こってり泣き虫だっ ....
生き過ぎて
置きどころのない身を丸め
世界じゅうの
音を聞いていた

気持ちばかりが散らかってゆき
世界が
どんどん狭くなる

それから、立ち上がって

なにもかも行き届いた ....
 
 
 
 
 うちの
 
 父ちゃんも母ちゃんも
 
 
 ずっと俺を
 
 放任主義で育てたんだ
 
 
 
 成績表が
 
 しょっちゅう
 
 オール1 ....
時にいちばん残酷なことを
あなたに言ってやることができた、
献身が刺すようになって
孤独ばかり透明になる
愛憎の宛て


尖る、直接的で暴力的で
いっそう悩ましいものにわたしはなる ....
人生の角度に違和感を覚える

最近、研ぎが足りないようだ

前進しようにも

ずぶ
  ずぶ

埋もれていく

ベクトルが下向いちゃってるんだ

進んでますけど下降してます
 ....
なめらか
という文字を前に
それを知りたくて皮膚に頼る

秋を伝える毛布の売り場で
目にくすぐられ誘われている

くるまりたいのは
なにになのか

のばした指先に
触れる秋色の生 ....
俺の手を離さないで
地獄行きの崖の下に落ちないように
だから、全てを理解する
君の全てを理解する
分かれば通じる
君の手の重みを感じる
俺が救い出してあげる
そんなところにいつまでもいち ....
「宇宙樹の秋」
              木の若芽

やわらかな陽の入ってくる林の道
耳をすまそう
耳に手をそえて
鳥の声がひとつひとつ
きわだって聞こえてくる
高い声 低い声
陽 ....
目を閉じて

瞼の裏で泳ぐ半透明の熱帯魚

朧げな景色

緑に覆われた朽ち果てた遺跡の中で

私はとても柔らかい座布団に座っている

宙には

カップ麺の容器がたくさん浮いてお ....
ほしいものはいっぱいあった気がする
今でも想えば出てくるだろう
でもほんとうにひとつだけ
そう言われたなら

自分のことだけじゃいけない気がするし
だれかのためになんて言えないし
欲張り ....
酒を飲むのと

書くのとは少し似ている

ひとりでこうして書いていると

波立つ胸が落ち着いていく

秋の夜風の優しさに

油断すると涙こぼるる

誰にも知られることのない
 ....
改札

を過ぎると薄暗い穴に吸い込まれる

二秒又は三秒

そして薄紅の膜に包まれ

僕は精神の一部を失って

吐き出され

通勤の群れに侵食され

溶け入る

ああい ....
風が吹く

風はどこから吹くの?


私は、いつの間にか風に身体を押された!


優しく包み込んであたしを飛ばしてくれた!

青い空を見上げると落ち着く繋がるんだ。雲が赤く染まる子 ....
  座るきみの膝に
  とうめいな猫がねころんでいて
  真っ赤なりんごを撫でている



  僕のじっぽんの指は
  オルガンの鍵盤に載せられ
  ゆるやかにだまりこむ
  ....
保存





何を残す必要がある。



しかしインクは買うつもりだ。
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いつかの秋川- 木の若芽自由詩612-9-16
歌いつづければ- 木の若芽自由詩412-9-16
君がいないと生きられない- ジュリエ ...自由詩212-9-15
犬になってみよう- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-15
うつろい- そらの珊 ...自由詩24*12-9-15
死に方- HAL自由詩4+*12-9-15
ノート(49Y.9・11)- 木立 悟自由詩212-9-15
「青いということ」- ベンジャ ...自由詩412-9-12
光と闇- 侔義自由詩3*12-9-11
誇り- ペポパン ...自由詩4*12-9-11
大人の太陽- 馬野ミキ自由詩412-9-11
だいじないっしゅん- 朧月自由詩212-9-11
逃避行- 三田九郎自由詩2*12-9-10
ダイブ- 三田九郎自由詩212-9-10
エール- アイバ  ...自由詩312-9-10
空鍋- 乱太郎自由詩24*12-9-10
ばらのジャムを煮る- はるな自由詩2012-9-10
【_放任主義_】- 豊嶋祐匠自由詩5*12-9-10
二重線の輪郭- itsuki自由詩512-9-10
ためらい- 三田九郎自由詩2*12-9-10
秋支度- 朧月自由詩512-9-9
若い- 黒髪自由詩4*12-9-9
宇宙樹の秋- 木の若芽自由詩3+12-9-9
トロピカルな未来- 灰泥軽茶自由詩8*12-9-9
睡眠力- 朧月自由詩312-9-7
再生- 三田九郎自由詩2*12-9-7
街灯- 三田九郎自由詩2*12-9-7
- スマイル ...自由詩112-9-7
とうめいな猫- 草野春心自由詩712-9-6
保存- 田園自由詩5*12-9-6

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