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昴を待つ
青く あおく 雲が霞める星々に魅了された

アンドロメダの薄い雲
図鑑で見た壮大な渦巻きがぼくを驚かせた

無数の青雲たちの美しさに祝杯を挙げる

本屋の帰りに眺めたオリ ....
まだ早いのだけれど
今日は寒かったので
冬が来る前に何かをしなければと…

去年はどうだったのか
何となく忘れてしまった…

まずは暖房 ガスストーブの点検
羽根布団と毛布をランド ....
朝が来る事を月は知らない
夜が来る事を太陽は知らない
月は朝になれば太陽は夜になれば眠る
太陽は月を知らない
月は太陽を知らない
朝は明るい事を太陽は知ってる
夜は暗い事を月は知ってる
 ....
角を捨てるのなら山がよい
季節の巡りごとに生え変わる角を
ひとまとめに籠に上げて持っていく
このあたりは古い窯場だから
埋もれて見え隠れする陶片を拾いに
屑拾いがうろついているのもちょうどい ....
強盗が脅迫と力で奪いとった「それ」を
詐欺師は嘘と手管でまんまと横取りした
だが翌朝には消えている泥棒に入られて
泥棒は「それ」を盗品ブローカーの処へ持って行くが 
二束三文の代物だと言うブロ ....
猫の列に並んでいると心が安らぐ
不安がどんどん消えていく
夜の暗闇の中でこの列が
どこに行くのか何を目的にしているのか
猫でない人には知る由もないが
ふりをして歩いていけばわかるだろう
閉 ....
『夕暮れ』

寂しいと呟けば
誰かが
肩を抱いてくれそうな
そんな
秋の夕暮れに


『曼珠沙華』

野辺の道に咲く
真っ赤な曼珠沙華が
やけに扇情的で
まるで娼婦のようだ ....
 純 粋
  雨   あらゆるけがれ つ つ み こ ん で
 粋 純


    光◇◇光を◇通す
          ◇曲
           ◇     ◇
          ....
さあ お菓子を持っていきなさい
ぜんぶ持っていきなさい
キャンディーにチョコレート
クッキー マシュマロ おせんべい
袋いっぱいにつめて
ほらポケットにもまだ入るから

これは魔法のキャ ....
痩せてしまった身体を探り
骨を確かめる
筋肉は細く
骨だけは頑丈だ
骨格標本になれば幸いかもしれない

医者から言われたのは良い骨をしていますね
ということ

骨格標本になっても ....
楽団と歌い手
聞き手
歓声に手拍子
ドラムにシンセ
クラリネット
スウィング スウィング スウィング
ジャジーな時間
この空間を作った我ら全てへ
心地よさという最高の褒美
一体感は突 ....
かすかな気体が母音をまねて
つつましく
遠くの空をながめる子
瞳に映る季節、また季節
繰り返される慈しみ

陽射し
向こう側へ手をふる
帰れないと知っても
魂は旅をするかしら
平行 ....
ローマへの路はとても遠い
果てしないシルクロードをたどりながら
白骨の散らばった道を行く
ただ独り
呪文を唱えながらローマを目指す
青雲の志を胸に抱き
西の彼方を目指す
いまだ見たこ ....
業火に燃える紅蓮の背中
瞳だけが鮮やかに青色を放つ
地獄を見つめる優しさは彼だけのものだった
蝋燭のように命を燃やし
彼はただ歩く
全ての罪と慈愛を抱きながら
彼は静かに歩いてゆく
 ....
夫と言い合いになった日の深夜
冷蔵庫の前に這いつくばって
冷たい床に雑巾で輪を描いた
何度も何度も同じ輪郭を辿って
ただ一心不乱にひとつの輪を描いた

怖い顔で子供を見送ってしまった朝は
 ....
ぼくたちは
いつの間にか忘れてしまっている

今日という1日が
かつて、はるかな先の日だったこと

ぼくたちは
いつの間にか忘れてしまっている

明日という1日が
やがて、 ....
月が綺麗ですね

あまりにも綺麗なので齧ってしまいました

すると口いっぱいに恋の味がひろがりました

あれは月ではなくて檸檬でした

あなたは檸檬を爆弾とおっしゃってましたね

 ....
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に断って
きた

そうしなければ
いつかの謀反が挫かれる
いつかの糾弾が挫かれる

差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に ....
フェイスブック
ライン
メール
電話も
手紙ですら
もう つながることはない
遠い人

色づくことの葉 散り積もり
掻いて 集めて 徒然に
燃やしてみる その 煙の
立ち振る舞い ....
 木々の隙間を縫って滑り込む木漏れ日に太陽と緑の匂いを嗅ぐ。
 足元の緑はいつしか真っ白な絨毯になる。
 気がつけば木々の葉も色付きはじめている。
 夏は過ぎ去ったのだ。

 秋を想い、 ....
舐めたら甘い三日月
抱きしめて欲しくなる

満月でも新月でも
抱きしめて欲しくなる きっと


 シンデレラの赤い部屋
 ガラスの靴を脱ぎ捨てて
 七色の声のABC
 ウインクで魔 ....
夜空でフラミンゴが歌いながら
右足を差し出すとき
月影は大地をそっと染めながら
ガラパゴスウミガメは
まるで天球を月が
動く速さでゆったり
未来へと歩みを確かめる

  *

夢の ....
昔 そこに畑があった
住人たちは種を蒔き苗を植え
野菜を作り花を作り 少しばかりの木を植え
土に汗をおとした
笑い声も聞こえた

主が亡くなった畑を 子供は捨てた
未亡人は独 ....
西日に揺れる色褪せたカーテンの隙間から
焔に焼かれた夏の葬列を見送る
背を丸めて折れ下がるだけの向日葵は
昼に立ち止まり、夜に顔を奪われたまま
晩夏を歩む
背骨を晒し腕も手も顔も腐 ....
どこかから怒鳴り声が聞こえる
悲鳴でないだけ良いのかもしれない



灰色の恐怖 圧迫感
その あまりに巨大で
要塞のような塊は
視界から見切れてしまう
圧倒的な質量の、壁
 ....
君の取扱説明書

注意書きに

愛だけじゃ動きませんのメッセージ
数十億光年さきは

光でだと数十億年かかるけど

心でなら一瞬でいけるんだ

過去だろうと

未来だろうと

心でなら一瞬でいけるんだ

ぼくは心の実力を信じる

心は時空 ....
雨 いつのまにか
静かな吐息のように 
染まりはじめた黄葉から
ひとつ ふたつ しずく おち
{ルビ中空=なかぞら}はしっとりして
往くトンボたち
ゆるやかに すこし乱れて


   ....
命をそまつに扱うのは、命の価値を知らないからだ。
それは、究極の無知だ。
あの日に近づく合図は
金木犀が香ること

最近よく見る夢は
ブラックコーヒーに
溺れてゆく私

角型よりも
山型の食パンが好き

通学電車でおしくらまんじゅう

数学の ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天体幻想- レタス自由詩2*15-10-16
冬支度- レタス自由詩2*15-10-16
UROBOROS- リィ自由詩1*15-10-16
角埋山- 春日線香自由詩515-10-16
黒幕- ただのみ ...自由詩14*15-10-14
猫の列- 春日線香自由詩215-10-14
【_秋_三詩_】- 泡沫恋歌自由詩16*15-10-13
ひとつぶの雨に欹てる- ただのみ ...自由詩14*15-10-11
老いた魔女の歌- ただのみ ...自由詩18*15-10-10
- レタス自由詩315-10-8
ミュージックライブ徒然と- 秋也自由詩115-10-8
秋に寄せる- 橘あまね自由詩815-10-5
旅路- レタス自由詩315-10-5
いずこから来る人- レタス自由詩115-10-4
磨くという行為- 夏美かを ...自由詩48*15-10-1
未来- 千波 一 ...自由詩415-9-30
月は檸檬ですね- 北大路京 ...自由詩1615-9-29
念のための武器- 千波 一 ...自由詩515-9-28
つながらないあなたへ- ただのみ ...自由詩23*15-9-26
秋を想う- ヒヤシン ...自由詩10*15-9-26
シンデレラの赤い部屋- 北大路京 ...自由詩715-9-24
ちょうど動物園の夜空で- りゅうの ...自由詩18*15-9-24
無断投棄- 為平 澪自由詩615-9-24
夏の葬列- 為平 澪自由詩815-9-24
コンクリートに殺される- 凍月自由詩3*15-9-24
君の取扱説明書- 北大路京 ...自由詩615-9-23
心でなら- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-23
秋・湿傷- ただのみ ...自由詩13*15-9-23
無知について- まーつん自由詩4*15-9-22
あの日になったら- 瑞海自由詩6*15-9-22

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