嫌悪
かや

あなたが嫌悪したのは
愚か者のわたしか
そんなわたしに確かに惹かれた
あなた自身か

抗うなら
そのこどもっぽい欲望へ
覗いた窓から
太陽は見えなかった

あなたは野花をひきちぎり
無情の空へ放り投げる

わたしはそれを美しいと思った




自由詩 嫌悪 Copyright かや 2012-12-31 00:14:20
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