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あなたの瞳は
地球ほど小さい
渦巻く星の雲浮かべ
光に濡れる黒い華

――めぐすり ひとしずく

恩恵とは湧き上る涙
乾いた世界に満ちて溢れるもの 

柔らかく羽ばたいた
ひとつ ....
岩山の岩壁の岩棚に
産み落とされたぼくは
産声もあげず
銀の龍に鷲づかみされてしまった

遠い記憶の底

あれから言葉など誰も教えてくれなくて

ぼくは誰とも話などしたことは無い
 ....
頬をつたって
涙は

地面へ落ちる

落ちながら、砕ける、
落ちて、
砕ける、

その

砕けたしずくに映るのは
砕けた我が身に
あらず

砕けたしずくに映るのは ....
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
いつのまにか森は黄に染まり
陽射しに浸され黄金いろ
黄金に小刻みに揺れ輝く
空気が違う、匂いが違う
落ち葉と迫る冬のコンチェルト
秋と冬が衝突し合い絡み合い
発光しながら溶解する

静 ....
 高原の爽やかな風が私を撫ぜる。
 あなたと過ごしたあの夏は過ぎ去った時の上に浮かんでいる。
 ぽーん、ぽーん。
 冬が来たのだ。

 定宿に置いてきた古皮の手帳にはあの頃の私の言葉が並 ....
ラパパンパン
ラパパンパン

世界はラパパンパン
君はラパパンパン
僕にもラパパンパン

出会いはラパパンパン
大切なラパパンパン
友達とラパパンパン

愛してラパパンパン
朝 ....
もう二度と歌は歌わない
そう決めたのは
合唱コンクールの練習の時
隣の子がクスッと笑ったから
以来本当に僕は歌を歌わなかった
音楽の時間は口パクで通したし
歌のテストの日はズル休みをした
 ....
歩き、走り、止まり、戻り
止まり、走り、歩き、戻り
走り、歩き、戻り、止まり
歩き、戻り、止まり、走る
狡猾であり
幼稚でもある
すべては悲しく美しい
そう
狡猾であり
幼稚なのだ

幾日も 
幾年もかけて
日が沈む
その終末の真っ赤な空を
眺めては小さな飴を頬張るように
感慨に ....
おまえの国をつくれ

おまえの国の国歌を唄おう

いっしょにおまえの国歌を唄おう

オレもいっしょにおまえの国歌を唄おう



おまえの国をつくれ

おまえの国の国旗を振ろう
 ....
ラッキーワン
ラッキーツー
ラッキースリー
ラッキーフォー
ラッキーファイブ
ラッキーシックス
ラッキーセブン
ラッキーエイト
ラッキーナイン
ラッキーテン
ラッキーイレブン
ラ ....
言葉の森に悩み
その入り口に分け入ると
そこは精霊たちの庭だった
ぼくは言葉を失くし
心の動きがなくなってゆく

言葉を失ってしまった

もう悩むことなどは無いと願う
樹間から空に向 ....
ヨラさんは小児麻痺だった
ヨラさんはよく笑った
ヨラさんはそのたび涎を机に垂らした
ヨラさんは頭が良くてクラスでいつも1番だった

僕はヨラさんを笑わせるのが好きだった
僕はヨラさんの涎を ....
「自分に味方しないものは敵だ」
という考え方と

「自分に敵対しないものは味方だ」
という考え方は

同じようでいて ずいぶん違う

生まれつきの敵も味方もいやしない

パレスチナ ....
つばさ候補生たちは
まだ知らない

おのれがためのつばさには
成り得ぬおのれであることを
知るはずもない

つばさ候補生たちは
まだ知らない

他人がためのつばさにならば
 ....
無音の夜
食卓を引き

白い骨壺
カタカタ鳴る

「寂しいのか」と尋ねると

無音の夜
ますます深く広がり

足許カタカタ鳴り響く白い骨壺
不意に亀裂走らせ粉々に

沈 ....
消費社会、大量消費社会
消耗、消滅、穀潰し
受け取るだけで
貪るだけで
自分から何もお返ししない

それが嫌で
生産的になりたい、と思った
実際のところは単に
排出
し ....
朝は眩しい
昨日の出来事は夢と共に去っていき
見えるのは清々しい
外の景色

光が窓から差し込み
新鮮な空気が溢れる

おはよう
おはよう
という声が聞こえれば
皆、それぞれ ....
 突然の驟雨に匂い立つ森が私を呼んでいる。
 どうしようもなくお前たちに会いたいがそれが出来ない。
 胸苦しさが止まらない。
 次に生まれてくるなら私は森になりたい。

 何かに生かして ....
世話好きな暮らしを離れて
夜更かしの日常に
浸りきる

お節介な暮らしを離れて
自堕落な寝床に
根を生やす

まわりの奴等はといえば
どいつもこいつも
似たようなもんで
 ....
一本の木がいくつもあるから
枝はかぞえられなくて
そこにしがみつく葉も
かぞえられなくて

一陣の風がいくつも吹くから
音はかぞえられなくて
ただでさえ見通せない夜ならば
音は ....
世界がどうあるかではない
私の魂がどうあるかだ

それと同時に
世界がどうあるかは
私の魂の問題と同義

その時
私は世界と共に生きる
鳥になれ
大空を
はばたいて

往く空の果てまで
ぼくは見つめているから

やがて銀の龍になってくれ

君の瞳に映った世界を見せてほしい

いつかきっと
今朝はやけにすずめが気にかかる
あまり明るくない雨上がりの湿った土の上を
ちいさくなにかついばんで
むくっとしたり首をかしげたり
尾羽を振ったりして
手のひらにすっぽり収まりそうなすずめが  ....
 今日という日の終わりに君の事を想うよ。
 僕の枕元に降りてきた天使。
 信じるってことを忘れていたよ。
 寂しさなんてどこかへ消えていったよ。

 今日という日が終わろうとするその時に ....
 ゆっくりいこうよ。
 生き急ぐ必要なんてどこにもないんだ。
 そりゃ死にたくなることもあるさ。
 それでも思いとどまれたあなたは美しい。

 ゆったりいこうよ。
 生きすぎることも悪 ....
 人工的な街で君はその才能をいかんなく発揮した。
 時に夢見るように。時に現実に抗いながら。
 レゲエのリズムにただその細身の体を漂わせながら。
 きっとその時、神様に目をつけられたんだね。 ....
窓ガラスに張り付いた もみじがはがゆい
暖炉に火を入れた午後 雨はやまない
あなたを待っていた 知らない間にうたた寝
溝に吹き溜まった 心の破片はまだ紅い


冷たい秋の雨は 落葉を急 ....
古代の水を湛えた深淵から
龍が雷鳴を唸なり
天を目指す

人々は飢え
慈雨を求めている
ヤマタノオロチを恐れても
人は龍を求めていた

巨大な対象に敬意をはらい
神をも創造した人々 ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
めぐすり- ただのみ ...自由詩18*15-12-9
仙境- レタス自由詩515-12-8
砕けたしずく- 千波 一 ...自由詩315-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1415-12-8
森宇宙- たけし自由詩11*15-12-6
進歩する日々- ヒヤシン ...自由詩9*15-12-5
ラパパンパン- 北大路京 ...自由詩515-12-2
歌はもう歌わないと決めたけど- 夏美かを ...自由詩37*15-11-25
一生- リィ自由詩2*15-11-23
笹船に乗った自己愛- ただのみ ...自由詩13*15-11-23
おまえの国をつくれ- 北大路京 ...自由詩415-11-22
ラッキーナンバー- 北大路京 ...自由詩815-11-22
迷路- レタス自由詩215-11-22
ヨラさん- たけし自由詩10*15-11-22
どっちにもなる気はない- ただのみ ...自由詩19*15-11-18
つばさ候補生- 千波 一 ...自由詩215-11-18
夢現- たけし自由詩7*15-11-18
僕は何を受け取る事が出来るだろうか?- 凍月自由詩5*15-11-17
- 鷲田自由詩115-11-17
曇りの日- ヒヤシン ...自由詩10*15-11-17
問うてはくれない人もある- 千波 一 ...自由詩615-11-17
鳴きやまない夜に- 千波 一 ...自由詩415-11-16
魂の問題- 渡辺亘自由詩115-11-15
天空へ- レタス自由詩5*15-11-15
偏心痛- ただのみ ...自由詩20*15-11-14
眠れずじまい- ヒヤシン ...自由詩9*15-11-14
あなたへ- ヒヤシン ...自由詩5*15-11-14
SAD- ヒヤシン ...自由詩6*15-11-14
夢と知りせば- 藤原絵理 ...自由詩7*15-11-13
ドラゴン- レタス自由詩415-11-13

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