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晩夏の夕焼けを歩く
視界には赤い雲
心なしか涼しい風
40にして惑わずなんていうけれど
オレは惑いまくっているよ
今日も君に逢えた
やがて雲が
夕立を連れて来るとしても
オ ....
記憶の中
焼き付けて
この言葉、
口に出したら
消えてしまうから、
紙の上
記しておこう。
怨みの言葉も
愛しい言葉も
全部、全部、全部
蔑みの言葉も
忌ま ....
陽はいつも温かくきみから射してくる
風はいつも穏やかにきみから吹いてくる
それは いつも答えだった
それは いつもYESだった
雨はいつも柔らかくきみから降ってくる
鳥はいつも囀りな ....
読みきれない程の本たちの 眠り眠ってる図書館で
そうね、壁は紫がいいわ 綺羅綺羅してるの、ライラック色
甘くて甘いアカシアの 薫りに溺れるその広間
私は独り、泣いて笑って 踊 ....
言葉によって一人歩く
孤独を嫌えば集団があって
集団には鉄の規律があるという
皆、自分を恐れる故、徒党を組み
そして徒党を恐れる事によって自己から逃れ去ろうとする
そうし ....
愛しかないと言うしかない
11:11も22:22も時計と目が合った
料理上手なエア彼女がいます
オマエの目、耳、鼻、口、心身の感覚全てを通して見るもの、感じるもの全てが神仏の顕化である。
神仏は遠くにはなく、余りにも近付き過ぎているために解り辛い。
オマエ自身の器官が神仏のフィルター ....
森の音楽家が奏でるピアノを聴きに行かないか。
それが僕のプロポーズ。
愛する君へのプロポーズ。
君が優しく微笑んでくれたら良いのだけれど。
森の美術館の香りを堪能しに行かないか。
こ ....
線香の匂いが漂う軒先で、手持ち花火を子供と遊ぶ。
そのうち妻も加わって家族三人花火を遊ぶ。
色とりどりの花が咲き、子供の顔に笑顔が浮かぶ。
隣の家の縁側で寝ていた猫が咳をする。
はしゃ ....
夏も盛りの暑い午後、私は一人途方に暮れる。
港の見える公園で黄色い薔薇が咲いている。
私の瞳に映るその薔薇を見つめる人はいないので、
薔薇は私がこの場から立ち去る事を許さない。
かつて ....
女性がやる心理テストだったのか
俺が死ぬと生態系が崩れる
蝉の話を
してあげよう
焦がされるまで
力のかぎり
蝉の話を
してあげよう
身体をふるわせ
夏を生きる
きみを
やさしく包みこむ
ていねいな
風通しのよい
午後の産着の ....
ほほえむ
いつも
ああして
けれど
しあわせよ、という
そらをみて
つむる
ぼくはさびしくなんか
ぼくはむなしくなんか
ないよ
なし崩しでいいじゃん
つぎはぎだらけでいいじゃん
どうせみんな
脳をだまして生きてんだ
脳だまされて生きて ....
孤独がからまって底に沈んでいる
月は何色でもない
彫り物アート 右腕 赤竜 マイク 持つ手青竜
筋彫り だけで 止まる ヘタレが ゆう
時間と金がない ベタな理由 って皆がそろって同じ事ゆう !
足りてないのはマネーと時間じゃな ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物
それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ
オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく
生命の慈し ....
雨が降った次の日
余分なものが洗い流されて
心に残る青空になる
心が浄化された時の
あのスッキリした感じと同じ
青空の下で繰り広げられるドラマ
色褪せない愛を繋げていく
青色 ....
貴方の笑顔が大好きで
少しでも貴方の闇を凌げたらと
私は必死に没頭した
突然の吉報で
貴方を喜ばせられる術を
散々考えてね
やっぱり僕には
こうするしかなかった
僕の大切な ....
切符が手から滑り落ちた
少しぼやけて見えたロータリー
そっと切符を拾い上げたら
時計も、柱も、電工掲示板も
一歩もそこから動いてはいなかった
月曜深夜の椅子取りゲーム
居心地の悪さ ....
訊かれてないから答えられない
さよなら切り取って積み上げている
小学生ぐらいの女の子が下校中一人で
自分に課したルールで遊んでいるのか
罰ゲームか何かなのか
後ろ向きで住宅街をゆっくり歩いている
月面遊泳のようなスローモーションで
ラ ....
双頭の鷲がその雄大な翼を広げて空高く舞い上がる。
大地の至る所に刻まれる陰影を踏みしめて我らは未来へと進んでゆく。
時の歩みを止める事は出来ないが瞬間をその胸に刻み込む事は出来る。
それらを ....
本を破り捨てたことなんて初めてだった
そんな自分に驚いた
それほどまでにわたしは疲れていたのだ
それほどまでにわたしは一生懸命だったのだ
一歳四ヶ月の息子はまだ歩かない
育児本なんてクソ ....
今夜もまた私の血液を机上の黒い薔薇に注ぐ。
私は時々赤を見るのが無性に嫌になる。
他人の鮮血も、この机上の赤い薔薇も。
だから私はそういう時、この薔薇の赤い花弁を自分の濁った血液で汚すのだ。 ....
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