すべてのおすすめ
毎朝あなたに話しかける
独り言のように心の中で
わざわざ音にしなくても
あなたには届くでしょう
わたしの日々のアレコレ
小さな喜びを感じる日も
大きな悲しみを感じても
何一つ隠さずあなた ....
或るひとのことが心から離れない
胸がときめき締め付けられる
そのひとを思うと切なくなり
夜が一気に長くなり眠れなくなる
それはいつかとまた同じ

きっときみは笑うだろう
いい歳をして何を ....
僕の里では
星は数えるものではなかったんだよ
この都会に来て驚いたのは
その星が数えられるくらいしか
無いってことさ
そうなんだ
故郷の夜空の星々は
散りばめられた光の粒だったから
で ....
今は生きている途中だけど
たどり着く先は
イヤと言うほどわかってる

そこが終着点か
再生の為の
始発点かはわからないけれど

今は生きている途中だから
手は汚れるし
自ら汚しても ....
ありふれたあなたの指先が
遅れてきた春先に触れている
今日も
曖昧な言葉で
あやふやな言葉で
愛は語られ続け
朽ち果てるのを待っている
同じものを見ていたはずなのに
あの時、あっ、 ....
そのふるえる糸にも
ひとつふたつの意味はあった
のかもしれない
時折の風雨に晒され
形を変えてしまった
その幟ももう
争うためのものではないし
御触れの見張りでもない

そよ ....
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい

寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい

不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという

喧騒からはなれ
 ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
 ....
うつくしい手触りを
決して通りすぎないこの指先のように
僕は詩をみつけていきたい
その全てが言葉にならなくてもいい

全てを憶えていなくてもいい
指先が指先を保ち
ふいに触れたものに
 ....
海の部品が落ちていた
大事な部品を落として
海は今頃
どこで凪いでいるのだろう
行方を捜すにしても
持っている地図は改訂前のものだし
海に関係する友達も
親戚ももういない
海を作っ ....
海と空をうつした写真を逆さにすると
水の球がみえてくる
全ての検札がこれで済めばいい

非常階段の裏を踏んで
ただひたすら空へ
かけ降りていきたい時がある
不在にだって好奇心はありますよ
「植物たちの呼吸が羨ましい」
はじまりはその程度だったと思います

その程度のはじまりから
この身体にはひとりでに不在に返る約束が
しっかりとあるのです
 ....
 海沿いのカフェで猫があくびした。
 隣の席で彼女があくびした。
 その様子がそっくりだったので私は笑った。
 君が猫なら僕は何だろう。

 港の見える丘公園で二匹の猫がじゃれていた。
 ....
 のっぺらぼうが私に一つ菓子をくれた。
 菓子を食べたら私は大きくなった。
 恥ずかしさで私はしゃがみこんだ。
 けれども私に気付く人は誰もいなかった。

 のっぺらぼうが私にもう一つ菓 ....
 生と死の狭間で虹を見ている。
 気に入らないものは排除し、生きてきた。
 気付いたら一人ぼっちになっていた。
 男も女も居なくなった。

 生と死の狭間で夕陽を見ていた。
 目の前に ....
 目覚めると、先ほどの光景が記憶の片隅に消えてゆく。
 天井に向かって手を伸ばす。幸せな記憶を逃がさないように。
 それはするりと僕の手をすり抜けて記憶の彼方に消えてしまう。
 もう無理だよ ....
あじさいの花房は梅雨の色
差し出した手を青くして
この七月の静かな一時
あなたは寂寥と戯れる
うっとりとした顔で戯れる

時は輪切りにされ垂直に立ち









 ....
白い花びらの
中心にほんのり赤く
生れたばかりの
初恋のように

心臓が熱くなるような
不安が遠くに見えるような

雨の日は夢を見て
長い夜は星空に好きと誓い
夜明けに告白 ....
明日に噛み付こうと
今日を生きてみる

幾何学な思いが
足を踏み外したように
離ればなれになる

交わることを忘れて
反比例の心は
雀とカラスのように
水たまりの人魚と
雲の ....
何ら事前の相談もなく、いきなり現れて解雇通知を渡された。
お前はもう要らないお払い箱だと言うわけだ。
定年延長も再雇用も
しないという訳だ。
年寄りに高い金払うなら、若い人材を安く使いたいと言 ....
空模様は空の気分しだい
なのに
わたしの毎日は単調
わたしの選んだ生き方は単純

わたしの肉体構造は
しいて言うなら凹

ずっと同じ男と
一つ屋根の下で暮らしていた
その間に
子 ....
時は昭和三十三年のプロ野球
日本シリーズ
巨人に三連敗で
絶体絶命の西鉄ライオンズ
エース稲尾和久は残りの四試合全てに登板
チームを逆転優勝に導き
翌日の新聞には
「神様・仏様・稲尾様」 ....
光溢れる夏の午後
庭の梅の木が微かに揺れて
三才の僕はその瞬間、
〈じぶんは自分なのだ〉と不意に気付いた
なにものにも替えられ得ない〃この私という存在〃
その認識が僕を稲妻のように打ったのだ ....
和紙で創られた羽根
赤く染まって陽に透ける
白く染まって雲を漉く

紫色の花びらが木陰で
蝶のお昼寝の揺り籠になる
大きな羽根のその中で
小さな花が顔を出す

ただ好きですと
 ....
病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵のように残り
自分が此処に居ることが
怖いくらいはっきりと浮き立つ

病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵の ....
生きてるとどうしても
日々の狭い箱の中で
図太いおばちゃんに出くわして
むかかっ ときちゃう
僕の狭い心

そんなおばちゃんの
密かなチャーミングさや
ひたむきさや
ひたぶるさや
 ....
重く湿った風が流れる
雨の子が風の中で泣いている

黒く長い葬列

蟻の足元で降りて
葬列に参加する

あのとき雨が降っていれば
この蝶は飛ばなかったのに

あのとき雨が降っ ....
西野の花屋で薔薇を買った
高価だから四本だけ(バーボンに託けて)
紫の花弁が密集しておいそれとは見せてくれないタイプの娘がふたり
丁度よく開いた白い花弁になよやかに反り返る
ピンクの縁取りの娘 ....
ねえ、さよならをしよう
後ろ向きに流れるメロディ
誰かが世界のしあわせを歌うよ

アスファルトを強く蹴る
自分ってなにか
求めすぎて自販機で炭酸飲料のボタンを押す
すべてが泡となって足元 ....
上司にパワハラを受け被害者然としていた人が
自分の部下にパワハラをしている

加害者の時は自覚できない
悪いのは常に他者だから

人を傷つけたってわからない
原因は常に相手にあるから
 ....
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4365)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空のあなたへ- 卯月とわ ...自由詩319-10-30
落とし穴- HAL自由詩11*19-10-29
星の数ほど- しょだま ...自由詩619-10-27
生きている途中だから- こたきひ ...自由詩519-10-25
春先- たもつ自由詩619-10-24
そよぐ- AB(な ...自由詩9*19-10-24
2019・秋- あおいみ ...自由詩1019-10-23
残響- ひだかた ...自由詩12*19-10-23
ゆびさき- ぽりせつ自由詩4*19-10-20
鼓動- たもつ自由詩1019-10-14
空白- ぽりせつ自由詩4*19-10-7
不在- ぽりせつ自由詩319-9-28
なんだそりゃ- メープル ...自由詩1*19-9-27
のっぺらぼう- メープル ...自由詩2*19-9-27
存在価値- メープル ...自由詩2*19-9-27
別れの歌- メープル ...自由詩2*19-9-20
戯れの一瞬- ひだかた ...自由詩819-7-16
フロックスの妖精- 丘白月自由詩119-7-16
噛みつきたい心- 丘白月自由詩219-7-15
失業者になってしまった- こたきひ ...自由詩519-7-13
要らないものと足らないものの比率- こたきひ ...自由詩319-7-13
息子への手紙- 服部 剛自由詩919-7-13
そのとき世界は- ひだかた ...自由詩719-7-12
ブーゲンビリアの妖精- 丘白月自由詩219-7-11
病院の午睡時- ひだかた ...自由詩12*19-7-10
水と油- 服部 剛自由詩419-7-9
蝶のお葬式- 丘白月自由詩319-7-9
ちょっとした秘密- ただのみ ...自由詩13*19-7-7
さよなら。あなたの細い右腕- かんな自由詩419-7-6
正義はいつも自分にあるから- Lucy自由詩3*19-7-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146