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胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている

そう、残酷な告 ....
ガラスの葉っぱに滴る雨水が甘い匂いを放っている。
この街の横顔が、夜明け前の薄青い静寂に包まれている。
店を閉めたジャズバーの管理人が、暗い色のコートを着込み、
メインストリートの奥へと消えてゆ ....
そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
 ....
もっと上手く生きられたら

傘も飛ばされずに済んで
水溜りも避けて通れた

気づかないふりをして
痛みに触れてみても

生温かいものがあるだけ
きっともう動かない

ねえ、用意は ....
君が真っ赤に手を染めていた
僕は君が人殺しには見えなかった
僕は君が太陽を盗んできたのかと思ったよ
だって僕はその時
真っ青にこの両手を染めていたんだもの
遠い砂漠から汽笛が聞こえる
旅人は足跡を創造する
風が砂と 錆びた金属の骨を運び
空気の帯びる熱の温度が上がる

一歩踏み出すと砂が落ちてくる
目の前にある白い黄金の丘
その向こ ....
日本には
人を斬るに便利な言葉がある

新しいゲームが欲しい子は
「みんながやっている」と刃をちらつかせる
優しい親は ゲームのできない我が子が
「みんなに」虐められそうな気がして
つい ....
否応なしに冬に抱かれ

吐く息
ひんやり
あたたかく

生業の向こう
透かし見る

見知らぬ男が 女が
子どもたちが厚着して

光片の海を泳いで往く
わたしはもういない

 ....
討つべき敵は誰なのか
刀を飲むような思いで
それを探して
それを探してきたけれど

討つべきは我が内にあり
討つべきは我が内にあり
何故生きているのかと問われて
きちんと言葉にできるのは
幸せだろう
人間はただでさえ
よるべのない葦のような存在だから

いつかこの精神はほどけるだろう
いつかこの肉体は崩壊するだろう
 ....
何かが見えたような気になる



空は空の色
水は水の色
あの花はあの花の色
その人はその人の色

青と透明と赤と頑固者
決めてしまえば
安心だし便利だ

でもそうは思 ....
もしも自分が困っている時に
誰かが手を差し伸べてくれたら
うれしいよね

もしも自分が傷つき泣いている時に
誰かがそばにいてくれたら
おちつくよね

もしも自分がさみしい時に
誰かが ....
不謹慎ですね
きっと
でも笑ってしまいます
感傷を持ち寄って
灯して酔いしれて
そうゆう時と場所が欲しいのですね
明日への活力
というより
デトックス
上手くできる人ほど
生き方も ....
はじめまして
わたしは
しきゅう

はじめまして
わたしは
らんそう

わたしたちは
じょせいの
おなかのなか
ちいさな
いのちを
はぐくむもの

そして
しんぞうや
 ....
俺の仇を俺が取る 似なかった自画像が金賞でいいのか 今日僕の生のステージは
一つ上がった
それは同時に
僕に傷があると思い知らされた日でもある
気絶するほど殴られた
あの日

僕は挑戦しなければならない
僕は戦わなければならない
今  ....
生きてるって
綺麗事じゃなくて
グロテスクで
情けなくて
格好悪い事かもしれないよな

だから人は
夢や美に心惹かれ
それに命を賭けることも
辞さないんだろう
西日の強い秋の日に 
燃え落ちた赤ピーマンの残骸に目をやりながら
駅前のツタヤと惣菜屋へ向かう

ジャーのご飯に合う惣菜を
ツタヤで十代に戻れる私を
選んだはずなのに
コンビ ....
寝酒も涎も吸った枕を抱く 家族の中にあって孤独を感じる魂が木の十字架のある教会に飛んでゆく。
縁も由もないこの教会に慰めを求める気持ちは分からない。
消えてしまいたい。
愛したはずの人達が頭の中を駆け巡り、記憶の糸は縺れ ....
お月さん あなたの引力で
わたしを宇宙まで連れてってよ

お月さん あなたの光で
わたしを照らしてよ

わたしを月まで引き寄せてよ
あなたの引力で

お月さん
あなたの瞳 異国の鳥よ
陽炎の向こう遥か遠く
倒れた女の首飾り
散らばるビーズ夢の欠片
神なき宇宙の茫漠に
見えない糸で星座を編んで

あなたの声 異国の鳥よ
風の螺旋を辿りながら
 ....
  つまづいた
  冬のバケツの
  かたちをしたわたしたち
  は、先のとがった言葉がいくつも
  しろい雪にうまっているのをみたんだ
  わかりあうことの嘘をしっているから
  血 ....
偏差値脱いで朝の酒 クルトン入れ放題のスープが薄い 見つめ合う 香水と煙草

出会いと出会いが通過していく、お互いの横目で
記憶を垣間見る 痕

口紅では 押し付けがましい
ネクタイでは 束縛し過ぎる

灰色の街を 太陽が落ち ....
夜と朝が交差する一瞬
藍色の空めがけて解かれる
淡い黄金(こがね)の帯
その真中を引き裂いて
真っ直ぐに飛んで行く 
お前は名も無き一羽の鳥

霊妙なる森の奥深く
未だまどろみから醒め ....
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬 大声で笑う鶴を蝶々結び
朝焼彩茜色さんの自由詩おすすめリスト(4318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
隣に住む人- 夏美かを ...自由詩28*14-12-18
街の風景- ヒヤシン ...自由詩7*14-12-18
イメージだけがひとり歩きだす場所で- ただのみ ...自由詩17*14-12-17
少女だったもの- ときたま ...自由詩414-12-15
無題- 余韻自由詩214-12-14
砂漠のテメレール- 凍月自由詩6*14-12-14
言葉の切れ味1「みんなが」- イナエ自由詩8*14-12-13
心冬- ただのみ ...自由詩12*14-12-13
- 渡辺亘自由詩214-12-12
よるべのない葦- 渡辺亘自由詩214-12-11
SISAKU- nonya自由詩19*14-12-11
だれか- リィ自由詩2*14-12-10
それは素直なひねくれ者- ただのみ ...自由詩17*14-12-10
心のはんぶん/プロローグ- 川瀬杏香自由詩914-12-10
俺の仇を俺が取る- 北大路京 ...自由詩514-12-10
似なかった自画像が金賞でいいのか- 北大路京 ...自由詩5*14-12-9
日記風に- 渡辺亘自由詩314-12-9
グロテスク- 渡辺亘自由詩414-12-8
正体- 為平 澪自由詩12+*14-12-7
寝酒も涎も吸った枕を抱く- 北大路京 ...自由詩214-12-7
悲しみのエチュード- ヒヤシン ...自由詩9*14-12-7
つき- リィ自由詩3*14-12-6
異国の鳥- ただのみ ...自由詩13*14-12-6
フユノバケツ- 草野春心自由詩314-12-6
偏差値脱いで朝の酒- 北大路京 ...自由詩314-12-6
クルトン入れ放題のスープが薄い- 北大路京 ...自由詩414-12-6
香水と煙草- 為平 澪自由詩8*14-12-5
鳥よ—- 夏美かを ...自由詩22*14-12-5
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬- 北大路京 ...自由詩514-12-5
大声で笑う鶴を蝶々結び- 北大路京 ...自由詩214-12-5

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