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覚えていますか
あのぬいぐるみのこと

楽しく遊んだときも
喧嘩をして帰ったときも
眠くてぐずったときも
いつも一緒にいたぬいぐるみ

ふわふわしてた
笑ってくれた
話してくれた
 ....
うちが一度は惚れたあんたや

男やったら一生守ってみせて

彼女は、うちのダチやから
 
 
理髪店に備え付けられた
平方根の中で眠る犬
その耳に形のようなものがある
店主はただ黙々と
軟水で精製されたハサミを用いて
僕の髪を切り分けていく
その間、僕は不慣れな手つき ....
 親分が死んだ
 翌日は
 空がどんよりしずみこんでいて
 さかんに落ちる公園の黄葉たちをみていた
 車内の
 十月


 か。


 なやまされていた
 か。
 ....
目覚めの弱い朝
濃いめのブラックコーヒーと
アーモンドチョコレート
苦みで潤される喉をなぞるカカオの甘さ
寝ぼけた体が整えられていく

今日はどうやら天気が良さそうだ

もうすっかり冷 ....
 
 
真夜中の
高層ビルを写真に収めると
ワンフロアだけ
灯りが点いている
残業してる
君がまだ
一人だけそこにいる

+

掌に宇宙
君の掌にも宇宙がある
手をつなぐと ....
 {ルビ永久=とこしえ}の春の国       霊魂

永久の国が空にある    森をさ迷う恋人よ
雲雀の嬉しげな    安らう時を知らぬのか
姿無い囀りの遥かな高みに    湖水に休む月影を
 ....
絶望的な奴って

絶望的な奴と何かを食べることは出来ない。
栄養を取る必要がないからです。

絶望的な奴と勝負事は出来ない。
失うものが何も無いからです。

絶望的な奴と酒を飲めない。 ....
秋は渡りの季節ですから
マンモスたちがやってきます
マンモーとともに群盲たちも渡って来ますが
像を撫でてはいけません

どうせツンデレだろうなどと言って
「見るなのヴィーナス」を見つめては ....
植木鉢が並べられていた
山もみじとかかれていた
老人はそこに山をみていた

枯れ葉が舞う小道は
細い光りが差し込んで
枝に小さな動物を遊ばせて自然は呼吸する

はせる想いで薄くなる瞳で ....
古来から、憎い相手に呪術をかける一大メジャーといえば、『丑の刻参り(うしのこくまいり)』

毎晩 毎晩 真夜中 丑の刻
白装束に身を包み、髪を乱し、黒くした歯に櫛をくわえ、
3本のローソク ....
私が死んだらどうか
庭には一面青い花を植えてほしい

春にはシラーとアリウムが
夏にはマツムシソウとラベンダーが
秋にはクジャクソウとリンドウが
冬にはミスミソウとヒヤシンスが
それぞれ ....
いっぱい泣いたら
いつか笑える
と無責任に言い放つ
そのあとに続くことばを
のみこむ

そこは新しい世界
きのうのなみだを
キラキラ輝かせても
それは別世界
壊れたもの戻らない
 ....
中庭に
植えた花は
きれいだけど
枯れてしまった

窓際に
活けた花は
きれいだけど
萎れてしまった

花屋に
勤めてみたけど
まい日
まい日
まい日
まい日
まい ....
ただいま と思いながら両手を下に広げる
林檎畑は収穫のための作業で忙しい
陽があたるように実の回りの葉を取るため
晴天の日曜日 実家に帰る

草を分ける土の道 人の歩いた道
風にそれる 緑 ....
昔の自分は忘れた頃に

薄っぺらい所から

ひょっこり顔を出して

やさしく今のわたしを

いましめてくれる
 「へそ」

夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
この世のうわずみを
あらかた舐めてしまった

僕は

もう

面白がらなければ
何も面白くないし
欲しがらなければ
何も欲しくない

この世のうわずみは
どれも同じような ....
良い詩なんてどこにもないね
うん、ないね
それでいいんだよ
うん、それでいいんだよ
だって私たちは無名だもの
うん、無名だもの
きれいな詩もあるけどスルーだね
うん、きれいだけどスルーだ ....
意志を強く持ち
困難に立ち向かう
ぶれることなく
やり続ける。

石の上にも三年
禁煙三年
禁酒八年
馬鹿のギャンブル12年

へこたれそうになる時も
わが子の顔を見ると
辛抱 ....
赤い羽根の鳥は歌っていた

ルルル ルルル 私は元気です



赤い羽根の鳥は歌っていた

リリリ リリリ あなたはどうですか?



赤い羽根の鳥は歌っていた

ラララ  ....
青い空によく映える
突き出た看板にはバイキングの文字
どうぞご自由に
雲がそう言った
飛び石のように並んでいた

まだ夏服の少女の
むき出しの肩が
風に触れられて震えた
自由に
ひ ....
げんこつであごを支えている
机上の散乱物をながめて

あがきつつ果たしている
四次元から背負わされたミッション

ひとつひとつに浮き出ている
カルマからくくられた押し花の自分史

あ ....
青の敷布には

愛し愛されるふたりによって

波もようができていた

それはまるで

遠くから眺める海のようだった


波は変化してやまないはずなのに

青い革にできた皺を見 ....
私は想う
あなたと出会う
その事実を
あなたの意味を

これから
私は失っていく
例えば友を
痛みを

そのとき
私が還れるために
北極点のすがしさで
あなたが

たとえ ....
赤い月夜の森の中を
恋人達が無言に行く
凍った大気と闇の道を
二人は抱き合って行く
抱き上げられた女は
男の肩に頭を預け
柔らかに目を伏せて
その温かさに耳を着け
胸の鼓動を感じている ....
かたちのない宝石を
手のひらで転がす九月の午後
孔雀たちはまどろんでいる
淡く実る葡萄の夢を見ながら
学生のころ

留年すれすれだった彼女と試験期間中

ラブホテルに十連泊した

ゼミイチだったから

ぼくには後期試験は関係がなかった

フラ語を教え、経済原論を教え、

商業簿 ....
私は何も知らない子供の目をして
今日も行くだろう 私の出歩く季節の中を
ぼんやりとざわめきの中で思いをこらし 腰を下ろす
木影は蝉の鋭く鳴く暑い季節もあるだろう


とても穏やかな色彩の晴 ....
ほんとうに心配なことは 
まるごと天に預けよう 
あまりに小さいこの両手は 
潮騒を秘める貝として、そっと重ねる 

 
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5922)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヌイグルミ- うずら豆自由詩6*10-10-11
守ってみせて- 殿上 童自由詩9*10-10-10
海峡- たもつ自由詩810-10-9
赦されるの蚊、この殺戮は。- 石川敬大自由詩1810-10-9
私という余韻- 見崎 光自由詩1010-10-8
寝帰り- 小川 葉自由詩710-10-8
永久の春の国_/_霊魂- salco自由詩6*10-10-7
絶望的な奴- ……とあ ...自由詩13*10-10-7
群盲_像を撫でる- 海里自由詩2*10-10-6
庭の山々- 朧月自由詩6+10-10-6
『丑の刻参り』は_もう古い!_最近流行の呪いをかける方法_- 北大路京 ...自由詩12*10-10-5
ブルーガーデン- 未有花自由詩20*10-10-5
なきごと- 水中原動 ...自由詩210-10-4
フラワーショップ- はるな自由詩410-10-4
生まれる所- 砂木自由詩17+*10-10-3
日記- くろきた自由詩310-10-3
へそ- 乱太郎自由詩17*10-10-3
ぽつり- nonya自由詩23*10-10-2
みんないっしょでみんないい- 西日 茜自由詩6*10-10-2
桃栗三年、僕一生- ペポパン ...自由詩4*10-10-1
【赤い羽根の鳥】- つむじま ...自由詩1*10-10-1
自由- 朧月自由詩410-10-1
水のあがき(五)- 信天翁自由詩110-10-1
青波- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-30
フラッグ- umineko自由詩6*10-9-30
恋人達- salco自由詩15+*10-9-30
中_庭- 塔野夏子自由詩17*10-9-29
ラブホテル- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-9-29
散策の色- 番田 自由詩4*10-9-29
貝の祈り_- 服部 剛自由詩610-9-28

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