すべてのおすすめ
もう絵はやめた
そう言っていたあなたが

鉛筆を一本買ってきた
照れ笑いを浮かべながら

これだけで描けるものを
それが今の気分なんだと

紙を忘れてしまったと
やっぱりち ....
僕は殻を破って
やっと外に出た
そしてまず最初に
やったことは
自分の殻を
作ることだった
今度はもっと頑丈な
簡単に破れないような
そんな殻を
作ることだった
 ....
 のっぴきならないのっぴ―のような
 蛙の声が雨音にまぎれるような
 御飯、パン、御飯、パンのような
 星空がスイッチのない電灯のような
 ゴミの日のカラスの合 ....
立ちションしてたら
虹がでた

手のひらで
掴もうとした
おしっこが終わるまで
何度も何度も

隣の姉さんが
バス停を降りるのが見えた
高校生になっていた
おしっ ....
みえるもの
触れるもの
ゆれるもの




遺された体温が、シーツの
皺にまぎれ
薄くひかっていた
指で掬って、軽く混ぜて
水の匂いのような
ものと遊びながら
何 ....
蝉が泣く
蛙が鳴く
草木が揺れる

こんな夏の日の宇宙論に言わせてみれば
私だって宇宙なのだ


{引用=ボイジャーは太陽系外に旅立ち
やがてライカと出会うだろう

アダ ....
               100722




90日間で世界一周!
80日と君は言う
休みを入れない旅先で
10日間が惜しいのか
元気いっぱい歩いてた
どこかに消えた十日 ....
そっと胸をなで下ろしてみる
今まで気付かなかったこと 塞いでいたもの
射していた日が見えていてもちゃんと呼吸をしていた

誰かのためにいたい だから肩で息をしてまっすぐ見つめていたい
今日く ....
 
 
 
【悲しみを乗り越えて】



 私たちには悲しい思い出がある。
 それでも今こうして生き続けている理由は
 あの日、
 あの時、
 あの場所で、
 死んでいった人た ....
貴方を探して参ります。
どうか
私を探さないで下さい。
{ルビ顎=あご}を上げれば ほら
水面が見える所まで
来てる

蒼い天辺で {ルビ揺蕩=たゆた}う
陽光の揺らぎが
手を犯してゆく 日を夢見て

砂を{ルビ踵=かかと}で慣らしながら
 ....
ずっと知っている
甘酸っぱい腐葉土に降り立てば
ほら、夏に焼け焦げた体の
もうすぐそこへ含まれてゆく予感


夏はひとつの心臓として脈打っていた
どくどく、樹液の行き渡ってゆく空気へ ....
 
 
大家族から核家族へ
核家族から核個人へ
人は自由を求めて
分裂を繰り返してきた
原爆のように
大きなものを
小さな核が分裂して壊し
残ったのがこの街だ
 ....
夏休み
坂の途中の煉瓦塀
遊び疲れて帰る途

突然、夕立の中
古いモノクロフィルムの
縦縞ノイズのような雨が降る

崩れかかった煉瓦塀の
裂け目から洋風の庭に
飛び込む
そこは荒 ....
ある真夏の日
万障繰り合わせの上
故郷の川で
友釣りを始めた

はじめに私を鼻に掛けて
流心に泳がせていく
すると懐かしい
あの顔とあの顔が
あの顔のまま針に掛かって
 ....
 
豆腐がテーブルの下に入ったまま
出てこようとしない
いくら呼んでも
何の反応もしないでじっとしている
仕方なく椅子をどけて
自分がテーブルの下に入る
特に豆腐に恨みがあるわけでも ....
真夏の温度の中にいて
少しのけだるさを感じるのかと
おもってこわがってた今朝

無音の朝の気配には
なんの操作もなくて
自然の風にさらされる

ときが通り過ぎる
過去も今も未来も
 ....
冬でも雪が降らない
そんな暖かい僕の家でも
おまえは寒そうに
ストーブの前で丸くなる


背筋に稲妻の閃光が走るような
艶光りするおまえの
ビロードを思わせる黒い体毛
思わず ....
 狂女の独白

いつもそれは夕刻よりも暗い夜明け
一日は、東の地底で死んだ胎児のように
いつ迄も、紫色の胎盤にまみれて
暗黒の硬い産道に引っかかっている
胎児の頸には硝子のつららが刺さって ....
湿気ない黴びない腐らない
お菓子の家を建てました

フェイクスイーツのお家には
雨樋なんていらないの
そんなリアルはいらないの

ピアノの形のオルゴール
複製された印象派
微笑む少女 ....
まあるいおわんの底で
くるくると回っている
ガラス玉のように
くるくると回っている

ゼリーの雨が
ぽとぽとと降ってくる
服がぬれると
かなしみ
したたり
冷えた体が
憂いを
 ....
流れ流れて
川を下り
行き着いた場所は
滝つぼ

抜け出す事は
容易で無い。
苦しみを乗り越えて
耐える

盆踊りを
垣間見て
いつか踊ってみたい
落ち葉はまた旅に出ます。
迷いの無い太陽の
熱が降り注ぐ
一身に受けたら蜂の巣になるね

残った部分で
再生するのは
多分性根ということなのでしょう

根本的な解決をみず
連鎖してゆく悲しみの道

未来も ....
乗馬パンツを試着する
膝に白い羽毛を見つけ
これにファルコンの綴り
を刺繍してもらう

*

まわるまわるルレットの
太陽
を日付変更線で切り取り
新しい布地と縫い合わ ....
 
 
水で出来た線路の上を
指列車がやってくる
わたしは道路の言葉で話しかける
指列車は親指を振って応えてくれる

空から墜落しそうになっている空を
真夏の工場群が
かろうじて支え ....
シャネルの前にはいつものように孤独な乙女が
「私の志集」を薄い胸の前に掲げて佇立している
思えば20年以上前から立っているけどリレー制なのだろうか
夢多き若気の士心は1部300円というのに誰も買 ....
私がとても遠いのだと思っていた人は
すぐ目の前にありました
なぜならその人は海だったのです

必要とあれば向こうから
そうでなければひいていきます
私がどんなに駿足でも
どれだけ望みを握 ....
         



経糸の波が島に打ち寄せ
砕けた珊瑚の欠片が筬の羽の隙間を通る  
浜は白く織り上げられ
降っては降りてくる日射に
転がる岩岩は奪われた影を慕っていたが
素足 ....
             



淡い夢をみる夜がある
夏休み庭に植えたブーゲンビリアに
いつの間にか背丈を追い越され
生い茂る葉がどれだけ季節を重ねても
記憶は夏しか残らなかった
 ....
そら
おそろしい
しずけさ
ふくらむ
むねに
雷霆ひびき冴えかえる

たれこめて
いずれふって来る
私の上に

見つめあえる
傘は
無用であります
そういったものは
そ ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5922)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
にがお絵- まひ自由詩9*10-7-23
脱出- くなきみ自由詩1*10-7-23
あれ、つまり、その- ヨルノテ ...自由詩410-7-23
よこしまなにじ- 小川 葉自由詩8*10-7-23
スライドアウト- ねことら自由詩510-7-22
夏の宇宙論- セルフレ ...自由詩210-7-22
十日間- あおば自由詩3*10-7-22
聞こえる。- 十二支蝶自由詩110-7-22
悲しみを乗り越えて- 綾瀬たか ...自由詩110-7-22
退廃した汽車に乗って- 梨玖自由詩210-7-21
水面下の塵- 薬堂氷太自由詩210-7-21
かぶとむし- A道化自由詩510-7-21
核分裂- 小川 葉自由詩210-7-21
お化け屋敷- ……とあ ...自由詩8+*10-7-20
友釣り- 小川 葉自由詩8+10-7-20
冷奴- たもつ自由詩910-7-19
永遠の一瞬- 朧月自由詩410-7-19
るる- 寒雪自由詩210-7-19
黎明- salco自由詩9+*10-7-19
偽物の楽園- 照留 セ ...自由詩1*10-7-18
- within自由詩6*10-7-18
清流- ペポパン ...自由詩7*10-7-17
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立体裁断(連詩)*夏野雨、渡ひろこ、他- たちばな ...自由詩13+*10-7-17
夏休み- たもつ自由詩910-7-16
7時15分の女- salco自由詩9*10-7-16
潮と月と人間と- 瑠王自由詩14*10-7-16
布晒- 楽恵自由詩17*10-7-16
常夏常世_- 楽恵自由詩8*10-7-16
名の無い死- こしごえ自由詩3*10-7-15

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