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春の小川の流れ、
雑木林の枝にとまって
口を開けている唖の小鳥たちよ
黒雲から発し 丘をひっぱたいては消える
無音の稲妻

丘が放電している

晩年のルートヴィヒのスコアの凄みか
 ....
夢から覚めると
午後は陽炎の中 寡黙に佇んでいた
翻る あなたの影だけが冷たい魚


見も知らぬ者同士 これが
いつかの夢ではないと言えるでしょうか


ひび割れた心象が決壊する時
 ....
海老フライが網にかかる
隣の船では大トロが大漁だ
赤身は人気がないので海に離す
いつか大トロになることを願って

畑にハンバーガーの実がなっている
産地に行けば生産者のスマイル ....
頭でっかちの 平等という
民主主義

いったい この世の誰が

一人一人の直接性を踏みにじることができるというの
か?
僕たち一人一人が

読み書きができるようになってから

い ....
台所の窓から見える
枝を切り落とされツタだらけになった
古く太い木に 小鳥が住み着いた
ツタのカーテンは巣穴を塞いで
子を守りやすいのか
ツタの中に入ってゆく
朝ご飯の支度をしながら ちら ....
縷々・りら
細かいことなんて無しにしようぜ
君のでっかい心
縷々・りら
細くつながる君の足跡

氷の破片で心を突き刺すんだ
俺の心臓破裂しそう
キラキラとした瞳に俺を映してくれるなら
 ....
何を
描いてきたのか
いつまで
描き続けるのか


分からない


生き様を
刻もうとしているのか
ただの
石ころ遊びなのか


分からない


突き動かされた ....
かつて

南ヨーロッパのとある

国の丘陵地帯に

歩く丘がいた

褐色の肌を晒し

雨期には溢れんばかりの

涙を海まで流し


風期には

丘に寄生した樹木が
 ....
また会えること楽しみにしてるから

小、中、高と慣れ親しんだ街で

兄も弟も都会に移り住んで私と父と母での都会暮らしが始まって

何だか寂しくて

今でもこの都会から故郷へ戻りたい気持 ....
満員電車の中での雑感

この状況というものを真夏の潮干狩りと比較してみたらどうだろうかと、ふと思ったのでちょうど満員電車の真上から見下ろすような光景を浮かべてみた。
掻きわけ掻きわけ探すのは貝で ....
昨日

僕は 忘れ物をした

とおもう

その忘れ物を忘れてしまった

何かを無くしたときの

この胸のしこり

何かを忘れた

と感ずる 気泡の網

「昨日のこ ....
六月の花嫁が
投げたブーケが
放物線を描いて
確かな意志を持って
わたしのほうへ
向かってくる

『ブーケをキャッチしたら
幸せになれる』というフレーズは
もちろん知っていたけれど
 ....
君が分からないならそれでいい
群青
羽ばたく音がうるさいが
一匙の化学式も分からない
君では
不揃いの訳も分からぬ
それでは
美しく整えてくれ
式よ
混ざり合って
無かったことにし ....
生温いラブソング
みたいな雨が
無骨な傘を叩く

手頃なセンチメンタル
みたいな歌が
鳥肌にまといつく

南風に押されるままに
よろよろ歩き出す
曖昧な記憶

傷つけたこと ....
君は踊る
薔薇を 菫を 雛菊を踊る
揚羽蝶を踊る
木洩れ日を 気ままな風を踊る

君は踊る
虹を 青ざめた夜明けを 葡萄色の黄昏を踊る
波を 湧きあがる雲を 嵐を踊る

君は踊る
 ....
在りし日の婆ちゃんが 
出来たての熱いスープを出した後 
つぶやいた、あの日の一言。 

「ちょっとしたことで料理は、変わる」 

さて、あの頃よりも
少々大人になった僕は
今日の場面 ....
ひとは別にペンを持たなくても
そのひとだけの生は小説である

ひとは別に筆を持たなくても
そのひとだけの生は絵画である

それは確かに歳月の流れのなかで
忘れられてゆくものかも知れないけ ....
黄金の街を走っていた
朝靄の薄い空虚を吐き出しながら
黄金のメッキに塗り潰された鳥たちが
高速回転しながら
物凄い速さで
垂直降下し
渇いた微粒状の粘膜を切り裂いている
街の ....
{画像=120523013143.jpg}


いつも何かが足りない気がする
いつも何か一言いい足りない
いつも何かを忘れている
いつも何か遅れている気がする


忘れてしまったもの ....
雨が降ってきたので
魚をさす

ピチピチと
水を得たように
よろこぶ傘

骨を撓らせて
鰓呼吸してる
想像のちょうじょうから降りてくるものがあるんだ
延髄から降下してゆくエレベーターは脊髄を各階どまりで
総なめして行く黒い影をともなった魔術的旋律なのだ

人間が理性なんて持ち出したのはつい最近 ....
値段のつく時間に
ならぶことの憂鬱

イキルってつぶやいた
小さな頃のほうが真剣だった

安易に手に入ることが
平和だと信じさせようとする
がまんって文字を辞書から
排除してもいいこ ....
どうしても舐められない背中に
傷がある
猫がひとつ
街の中に座ってた

首もとまで
コートを閉めて
冷えきった青
ブルーとは、
本来冷たい色なのだと
冬の終わるいま
あい ....
今日の朝
街並みは少々異様な光景で
路上に色眼鏡とカメラを片手に持つ人々

刻一刻と薄暗くなってゆく
視線は月と太陽の重なりへ向けられている
金環日蝕

昨日からテレビで見ているから
 ....
ある夜の夢の中
ぼくは一つの素晴らしい言葉を吹いた

それは宝石にたとえるならダイアモンドのようで
気分にたとえるならすがすがしい朝の目覚めで
まだ眠ってるどこかが新しく生まれたようだった
 ....
僕の昨夜の窓から
お通夜のような
山腹のともし火が
見えていた

夜が更けるほど
冷えかけの
マグマのように
増して行く
くれない

やがてそれは
手を加えた
薔薇のように
 ....
 
 
明方の台所で
豆腐がひとり
脱皮をしていた
家の者を起こさなように
静かに皮を脱いでいた

すべてを終えると
皮を丁寧に畳み
生ごみのところに捨て
冷蔵庫に入った

 ....
今日は僕が…
この世に生を受けた…
一年で一度の日

少ないが…
『おめでとう』
と言ってくれる
人達がいるよ

誕生日なんてね
嬉しい事でもない!
なんてツッパッて
みてもね ....
いのちのサーバーが天にある
それは雲の上で眩しく輝いていて
すべての生き物の情報は自動的に記録され保存されている

それはまた蓄えた情報を私たちに発信している
ふと胸が暖かくなって明るい気持 ....
いつか終わる世界で
いつか終わる鼓動を抱いて
そうして最後を知りながら
今日は確かに終わっていく

きっと意味がなくなったら
世界に捨てられるんだろう
だけど未だに生きているから
僕に ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雷鳴ー無音の稲妻2- ……とあ ...自由詩9*12-5-29
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魂の宿- 小川 葉自由詩412-5-28
人間という幻想- takano自由詩1*12-5-27
ナギの唄- 砂木自由詩13*12-5-27
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「潮干狩り」- ベンジャ ...自由詩312-5-25
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問い- HAL自由詩9*12-5-23
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- 小川 葉自由詩312-5-22
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ふるさとの山- 朧月自由詩212-5-22
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新月- 和田カマ ...自由詩4*12-5-21
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誕生日- 清風三日 ...自由詩312-5-21
日蝕- たにい自由詩512-5-21
人間日和- なきり自由詩512-5-21

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