すべてのおすすめ
幼稚園でぼくは人生ではじめての
本格的な人間関係を体験する
触れるだけで傷がついてしまいそうな
新芽みたいな人間関係は
なまきずが耐えない心の訓練
お母さんはいない
苦しくても悲しくても
 ....
プレハブの 
休憩室の入り口に 
日中の仕事で汚れた作業着が 
洗ってハンガーにかけてある 

ドアの上から照らす電球の 
茶色いひかりにそめられて 
干されたまま 
夜風にゆられる作 ....
盗んだたばこを干し呑んだ冬枯れの日
降り積むひかりを踏みしめると泣いて
頭が乾いて冷たく割れた
おんなと名乗る人に連れられ
水垢まみれのざらつく家には
もう帰らないと告げる

曼谷の ....
ガガガガ ガガガ
食らえ 俺の正義を!

ガガガガ ガガガ
すべてをさら地に!

ガガガガ ガガガ
すべての惑星に旗を立ててやる!

お前の持ってる文化を捨てろ!
お前の持ってる家 ....
{引用=
きみがとなりにいて、まつげの
触れるくらいとなりにいて それは
おどろくほど退屈で いとおしい
午後で}




きのう、オジギソウが発芽して
日記にそのことは書かなかっ ....
海底を這うようにして生まれてきたんだろう

人はいつも遠くから鳴る音が懐かしいんだ




風邪ひきむすめは夢を観た

あんこうがやってきて

あたまが痛いのかい
 ....
わたしはいい人を演じている
間違いない

人の悪口は言わず
頼まれれば断らず
お年寄りには席を譲り
飲みの席でも気を使い

赤ちゃん見れば手を振って
重い物は無理して持って
泣いて ....
コルトレーンのサックスが
僕のペンを踊らせて

水色のノートに
リズムを覚えた言葉達
派手に転んでは
また立ち上がる

詩がダンスなら
人生だってダンス
空白のページに
素敵な言 ....
素潜りで
{ルビ鮑=あわび}を密漁する


丹後半島の
夜明け


海で生まれた太陽と
山に入る月の夢、
肩がこる


髭の男が少年や
座礁した五月


白身のま ....
噴水の仕組みがわからないから
それはもうじっと見ているしかできなかった
一定の水が噴水の中にはあって
それがどこかで汲み上げられて
吹き上げられている
そして落ちて回る
それくらいはわかる ....
きみは

やりたいことが

多過ぎて

じぶんの自尊心

叶えられないでいる


近い空の三日月に

星のアクセサリー


きみは

やりたいことが

多過ぎて ....
  名を成した者をとりまいている
        「時間」のなかで
  いま 光と音の歓喜にあふれた
        饗宴に酔い痴れる
       ピエロのいじらしさ

    名を汚し ....
「歪んだ世界」なんて言うけれど
この街は この国は この星は
一体いつから歪んでいるんだ

例えばこの「美しい国」ならば
戦後以降か 明治維新の頃からか
それとも織田信長の登場以来か
更 ....
わたしの影は
わたしの涙で
水色になりました
わたしがそっと足をつけると
ぴちゃっという音をたてます
わたしはくつをぬいで
服をぬいで
影のなかへ
沈んでいきます
 ....
赤いクレヨンを食べたあの娘は
頭から爪の先まで
真っ赤になった

私は彼女の似顔絵を描いていたので
真っ赤になった彼女を
真っ赤に塗らなければならなかった

ちょうど赤色が ....
ぞうさんみたいにやさしい目でいたい

くまさんみたいにふかふかでいたい

かめさんみたいにゆっくりでもいい

きりんさんみたいにながくいたい

そらいそげって

ムチ打たれたら
 ....
駅前に
都会が落ちていた

命のように
きれいだった

なくさないように
拾って
ポケットにしまった

そして
三年振りの待ち合わせに
僕は現れなかった
月に咲く花は
彩をもたないの

透明は何にも
染まりはしないから

儚げで
それでいて凛として

月の花は
誰にも見られずに
ひっそり咲き誇り

ひっそり散っていくの ....
さようなら 風

ごきげんよう いのち

あなたのすきとおったあつみ

やぶれるようにさきなさい
瑠璃色や萌黄出す緑色と原色の花々が
ゆらゆら揺れている中
灰や雪を見いだすのは容易くはない
家中が電化されていくと
囲炉裏も暖炉も滅多に見つけられず
たまにあったと思って覗くと
金魚や ....
波打ち際にゆきちゃんがひっそりと立っています。
おまえ誰やねん。
ゆきちゃんです。

ゆきちゃんがそう、答えました。

///

25世紀の春、消滅寸前の太陽のもと、
ゆきちゃんは草 ....
遠雷が止み
雨の最初の一滴が落ちるまでの
僅かな静寂に
こころ、ふと無になり
空の灰色を吸い込む

程なく落ち始めた雨粒に
再びこころには
水の班模様が出来て
潤う、のでなく
惑う ....
桃太郎の話をしてくれた両親も
物語のおじいさんやおばあさんと
同じくらいの歳になった
今の時代、洗濯は機械がしてくれるけれど
腰が痛いと言うので
今日は妻が洗濯物を干してる
僕はいつものと ....
ほんとうはね
「ほんとうはね」っていう言葉が嫌いなの
何だか嘘をついてたみたいじゃない

たしかにね
「ほんとうはね」って言う前に言ったこと
やっぱり嘘になっちゃうかもね

でもね ....
ヒトのあかちゃんはね
うまれてくるときに
りょうてをにぎりしめて
うまれてくるのよ
ぎゅ〜って
それはもう
すごいちからで

それはね
このせかいにうまれてきた
 ....
歴史から自由であった個人がいないように
バナナから自由であったサルはいないのです。
例えは不自由かもしれませんが。

原因から自由であった結果がないように
ハチミツから自由であったミツバチは ....
秩序を作ることはない
世界は
混沌としているのだから
わたしも(  )で括って
きれいに
因数分解することはない

上澄みをすくい上げることで
失われてしまうなにか
砂金の粒が沈んで ....
いつのまにか
こすもは、すぺーすへと
ぐれーどあっぷ
していて
 
ぼうちょうをくりかえす
この、これは
どうもとめどない
らしい
 
 
これを
あい、とよぶか
かがくげん ....
誰かを見つめることが
好きなひとは
その誰かを失うと
失った誰かと
おなじ背中をさがす

誰かに見つめられることが
好きなひとは
その誰かを失うと
失った誰かと
おなじ眼差しをさが ....
月が昇った夜の下
白い光に満ち満ちて
遠くお空に浮かびます
暈を重ねてぼんやりと
ひろくせかいを照らします
夜明けの眩しい太陽に
月の明かりは隠れます

月が籠った夜の下 ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5922)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
植物園まで- 小川 葉自由詩507-5-31
夜ノ電球_- 服部 剛自由詩15*07-5-29
潮騒- soft_machine自由詩13*07-5-27
【暴力的な詩】- つむじま ...自由詩1+*07-5-27
そんなふうにして過ぎていく- 望月 ゆ ...自由詩56*07-5-25
あんこう- くあせ@ ...自由詩4*07-5-24
【五月の夜_草をむしる】- つむじま ...自由詩7*07-5-23
ダンス- Porter自由詩19*07-5-23
密漁- はらだま ...自由詩29*07-5-21
噴水の仕組みがわからないから- 水町綜助自由詩17*07-5-21
やりたいことが多過ぎて- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-20
夢物語(五)- 信天翁自由詩207-5-19
それでも地球はまわり続ける- 快晴自由詩9*07-5-19
白い影の住人- なかがわ ...自由詩14*07-5-19
赤いクレヨン- なかがわ ...自由詩4*07-5-19
ぞうさんみたいに- なきむし自由詩607-5-18
待ち合わせ- たもつ自由詩1507-5-18
月に咲く- 優飛自由詩8*07-5-18
つぼみ- つきのい ...自由詩1707-5-17
*灰と雪*- かおる自由詩10*07-5-16
ゆきちゃん- ひろっち自由詩11*07-5-16
雨の伝う肩が- 銀猫自由詩22*07-5-15
昔話- たもつ自由詩13*07-5-14
「ほんとうはね」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩5*07-5-9
それは母の読むおはなしのように- 朝原 凪 ...自由詩4*07-5-8
詩は解放されない- ブルース ...自由詩4*07-5-7
法則- 北野つづ ...自由詩6*07-5-7
すぺーす=- 山中 烏 ...自由詩7*07-5-7
ループ- 小川 葉自由詩6*07-5-7
ともしび- 朝原 凪 ...自由詩6*07-5-4

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