すべてのおすすめ
「年齢確認が必要な商品が含まれています」って
ロボットみたいなレジが言う
わたしは9歳でレイプされ
11歳で最愛の人と出会い
4年間一緒に暮らしたあと
つい先日別れを告げられました
わたし ....
嵐が過ぎ去ったばかりの

夜明けの海岸に

僕は僕の相棒の野良犬と連れ立ってやって来た



激しい台風が

思う存分 遠慮なく吹き荒れてくれたおかげで

夜明けの海の薄い水平 ....
幼い頃は持て囃され甘い菓子で育った。
少年の時は真っ白な繭が僕を守り養った。
やがて呼吸も自由に羽を広げる頃、
誰もが欲しがる平等を平然と飛び越える翅。
指折り数えた確率は出会った瞬間に吹き飛 ....
ぽとぽと
あめだま
おとしたのだあれ

ころころ
あしあと
あなにおっこちた

ぐらぐら
かんせつ
はずれないように

ぺたぺた
のりしろ
はがれないように
冬が背中のうしろまで来ている
今夜の雨は仄かにぬるく
地上のものの体温をすべて奪う雨ではない
むしろ
ささくれ立った地表を磨き
朝が来る前に
つるりとした球体に変えようとしている
古びた ....
 
いつか聞いた
オルゴールの音が
こんなにも懐かしく
わたしの島にもとどく

音階は等しく
何度でも
誰もいない浜辺に辿り着き
朝には朝の
昼には昼の
夕暮れには夕暮れに
染 ....
浮かんだ言葉が
消えていく
いつだって、そう
若年性認知症なんて
あるのかな

誰かメモリーを
増設してくれ

お代は
後払いでいいかい
ダメかい
爽快


カ ....
太陽が僕を灼いて

遠くの世界歪ませた

水槽が君を囲んで

遠くの世界絵に変えた

僕は君の水槽に飛び込んで

濡れたまま手を繋ぎたい

熱い太陽に灼かれながら

水浸し ....
{ルビ=アヒルの子} 何年か待てば
私の細胞はすべて新しくなる
そうしたらこの
君についての記憶も新しくなるのかしら

心臓の一部の細胞だけは
生まれてから死ぬまで
一度もあたらしくなることなんてないらしい
 ....
テイブルの下に
ひきっぱなしの布団
みかん転がり落ちてるよ
段ボールから猫

なんもないのはわかってるんだ
ポンコツ話も聞き飽きただろ
こっちもうんざりしてるから
冷蔵庫にはたまご ....
もっと話を聞かせてくれませんか

そうしたら、
あたしは、言葉のあいまに置かれた
なだらかな読点【、】に背をもたせ、
気まぐれに口をつぐむあなたの 数知れぬ句点【。】の
小さなその ....











すもももももも
すみずみまでみずみずしい


ほしふるよるに
ビクターのいぬ






すやすやとやすらかに

 ....





電車をおりたら、正しい冬の予感がした
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂いが冬の匂いで
あたしはとっても幸せだ
今年の冬はシチューのC ....
{引用=

悲しむことなどいつでもできるのです 

とどかない想いは、手にあまるほどなのに
あきらめない
今という日をすごす 今日

           透明な引き潮は、
小さな入 ....
あをによし
奈良のみやこの若葉の頃は
群青 {ルビ縹=はなだ} {ルビ甕=かめ}のぞき
{ルビ藍濃淡=あいのうたん}に夜が明ける

{ルビ瑠璃=るり}{ルビ玻璃=はり}きらり
渡来の品を
 ....
あいという
あめだまをなめました
なんだかくすぐったくて
とけていくのは
じぶんのほうじゃないかって
ふあんになったので
はきだしました

すこし
こわかった



いぬは
 ....
家に静けさが降っているとき
五人の家族の顔は
お互いそっぽを向いている気がする
わたしはひとりで居間にいて
天気が悪いからって
掃除機をかけようかどうか迷っている

母は体調が悪 ....
タールに浸した翼を
バサバサと音を立てて
羽ばたこうとしている
悲しみはついに水源に至る

さるご婦人から頂いた
ラヴェンダーの香水を
春先に洗面所で誤って
落として割ってしまって
 ....
{引用=off



部屋の明かりを消しても
真っ暗にはならないんだね。
夜たちからは、もうとっくに
ほんとうの夜なんて
消え去ってしまったみたい。

街灯の光がカーテンを透かし
 ....
木漏れ日から漏れたような
あなたを愛してみたい
ヒヤシンスの花のように
あなたを信じていたい
画家が描く睡蓮は光りに包まれて
沼の底まで生きている
そこは何処にあるの
額に収められたあな ....
どちらかといえば左
ひじは伸びる
壁紙を引っかく
高い窓の{ルビ顰=ひそ}みへ
うでを投げた
なでるのはちり

照り返しの灯
冷たい外気と通じたい
幼いころの無性の眼で
黄金色の空 ....
インドでの最後の日
褐色の海に
トビウオが跳ねる。
海底油田の採掘船の間をすりぬけて。

少女たちが物乞いをしている。
海を背にして。
彼女たちは自営業者なのか、と私は考える。
それと ....
一瞬の中に永遠があった
女の顔に夕闇があった

わたし
たちは
あえぎ、つぐむ。

怒りの中に悲しみ
嘘の中に真

光の中に闇があった
灰の中に黄金があった
王の中に奴隷がいた ....
その響きと
余韻しか知らない街で
親しく投げ交わされ
胸にぶつかっては
つぶれて香るトマト
ことこと煮詰めたソースは
ちょっとどころか
すごく甘くて
ふわふわした湯気のなかで
舌がト ....
ふと君と出会ったので
なにを思ったのか
結婚する気になってしまい
程なくして言葉に出してしまい

ふと言葉に出してしまったため
なにを思ったのか
結婚することが現実的に思え
程なくして ....
すべての人はかならず一度は行ったことのある場所
そこがカナシミビトの森
そこに行き着く道は誰も知らないが
ふかくふかく哀しい時
いつのまにか辿りついている森
 
そこにはカナシミビトが住ん ....
いーち、

にーぃ、

さぁーん!

四丁目の公園のわきを通ると
子供たちが叫んでる 一斉に


数を数え
数と数えられ
くたびれくすんだ任意の整数が
時速5キロの自転車で
 ....
新宿駅連絡通路できれいなひとに呼び止められた
朗らか過ぎる白い歯並びと
しなやか過ぎる姿勢の妖しさと

「あなたがあなたらしく生きているとき人は美しい」

白い歯並びからのぞく跳ねるような ....
よかぜはふく
ぼくらのたに


よかぜはひく
あのひのせいざ


よかぜははこぶ
よぎしゃのおと


よかぜはともす
ぼくらのえき


ぽつんとともす
わたげのいのり ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5883)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
年齢確認が必要な商品が含まれています- haniwa自由詩609-11-30
嵐の後の海岸にて- 楽恵自由詩7*09-11-30
『鱗翅目』- 東雲 李 ...自由詩3*09-11-29
くっつく- 自由詩209-11-28
手を離せば- 銀猫自由詩10*09-11-26
オルゴール- 小川 葉自由詩409-11-26
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段ボールから猫- ゆうと自由詩11*09-11-23
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ニベアなひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-10-19
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