すべてのおすすめ
自転車で
スローダウンして
見上げた初秋の青空に
アオスジアゲハ
自然にまかせて舞おうとする
あなたのようだと思う

今朝気がついた秋は
褐色の落ち葉
乾いて道端に身を寄せ合って ....
 
踏み付けてやりたい、この臆病な息遣いを
土のまないたに寝かせて
10本の指で隠しただけの双眸を
なまぬるい血を寄せあつめただけの心臓を
どうせくくりつけられた調理台から逃げることなんて  ....
雨や雪やもしくは火山灰
降り積もるものに閉ざされるとき
あおぞらに解き放たれた高層雲が眩しいとき
それら、数え切れない
ゆえに無限に近いものを見上げるとき
からだは静かな楽器になるのです
 ....
リアルな夢を見た日は
夢と現実の区別がつかなくて

夢の世界では
目の前にあるものと現実とを混同して
おかしいなぁとかいって頭をひねるし
現実の世界では
この間はこんなことがあったはずな ....
とんとん ふわり

軽やかに

嘘をついて まわりましょう

さあさあ どうか

鬼さんこちら てのなるほうへ
 
はるか明日をながれてゆく、あいまいなけむり
大きなくろい灰につつまれてしまって 見えないけど

あたらしいめざめを待っている
無数の とじられた視界のとなりで
あたらしいものがめざめる ....
「明日も雨、降るのかな。」
「綺麗な月が出てたから、きっと晴れるわ。」




5.

黒い服
白い首飾り
海底バスに乗って街を行く
灰色の上空には
ゆっくりと沈み来る夕日がな ....
台風がそれて良かったと思うものの
荒れ狂う里川の変わりようを
術もなく見つめる老人の眼差しに寄り添うことは難しい

人様の身の上にふりかかった災禍などと
素知らぬ顔して晴れ上がった台風一過の ....
純で
真っ直ぐな
君を想う

だんだん
うちとけてきたね

お酒が好きなのも
一緒だった

今度飲もう

何時になるかな

君と一緒だと
楽しくて
飲みすぎてしまうかも ....
人間だから
人間を愛する
人間だから
人間を殺す
人間だから
人間に優しくする
人間だから
人間に冷たくする
人間だから
人間に傷付けられると胸が痛くなる
人間だから
人間を傷付 ....
できる
できる
なんだってできるもん

田んぼのよこの小川だって
ひとっとび
とんぼだって
つかまえられる

このまえなんか
でっかいたいよう
手の中につかまえちゃった

あ ....
午後の風がきみの髪をなぜる
ああ、とてもいいにおい
ぼくは小さな蜂になって
きみの、ひまわりの笑顔にとびこみたい

甘ったるく歌ったり
背伸びして空をかじったり
きみの気まぐれな野性に
 ....
わたしが うたえるのは
あなたが ここでねむっていてくれるから
その細くあたたかい寝息が
わたしの血を走らせて
うたいたい
うたいたい
気持ちにさせてくれている

東京のはずれ
今日 ....
ちいさい秋見つけたの輪唱は
町の裏路地を通り抜け
いつしか夕日ばかりの
河原の土手へと
手をつないで駆けてゆく
そんな幼い日の幻影が
電信柱の後ろから
にっこりと顔をのぞかせ
むかし聞 ....
僕はあなたのことが好きだ


僕はあなたのことが好きだ

誰かを好きなあなたが好きだ

誰かに好かれているあなたが好きだ

僕はあなたのことが好きだ

誰かを嫌っているあなたが好 ....
きょう
きみがうまれたひに
たどりつきました
ふたりでいっしょに
そのいみをすこしかみしめたい

いきかたは
ひどくつたなくて
そのすえに
きみにであったような
きがした

 ....
走るトリル
軽快な鍵盤の連打を聴くうちに
視界が開けて広大な一本の道が現れる
どこまでも追いかけてくるスケール
トップスピードの旋律に
併走したくて意識を集中させる
Gコードを ....
名前が流れる
片方の羽がない蜂や
スナック菓子の袋と一緒に
名前が流れる

あんたに呼んで欲しかった
あたしの名前
あんなに呼んで欲しかった
あたしの名前

藍色の夜に
ようやく ....
いちにちが
てのひらからこぼれ落ちる

肌をさす
いたいものは
ここの
目に見えないところにかくじつにあって
それはいちにちと一緒に
こぼれ落ちてはくれない

赤い夕陽が木々の葉脈 ....
「一人でディズニーランドのフィナーレに上がる花火を見た。
水族館の多面体ガラスドームに、ダイアと花の観覧車が映る時
すごくきれいだと思ったけど、同時に私が人生に欲しいものって
何だろうって ....
孤独のナイフを
ふところに隠し
獲物を狙っている
血に飢えた男

信頼関係がない
誰も信じられない
怖くて仕方ない
安心できない。

敵を見つけるのが好きで
味方には目を向けない ....
生きることが怖くなって

現実から逃げたら

暖かい太陽の下についた

ふっと思い出した



「おはよう」と声を掛けてくれる

私は「おはよう」と控えめに答える

天使は ....
  

かゆい
ボタンがある
誰が押すんだと昨日まで思っていたのだが
すこしだけでも忘れさせてくれるのなら
かゆくてもいいかと思う
今は そう思う

それなら
その横のボタンのほう ....
皮膜だけで感知するヴァイブレィション、崩落する外壁の中に
差出人すらすでに忘れた封をされた手紙、ごらんよ
それはもう俺たちの知っている言葉とは変わってしまった
ただ真っ当な憧 ....
{画像=110831002002.jpg}


夜の
瑠璃色の涼気に
夏は
フゥとため息をつき
頬杖をついて
浅い眠りを眠る
薄青い羽虫は
闇の中を飛翔するであろう
夏の夜に
 ....
一陣の風に
吹き飛ばされて
舞い上がるよ
俺の人生

無常の豆腐の上の薬味みたいだなんて
君はわらう

藁のつとのなかで発酵する納豆のように
銀色の糸をひく人生もいいね

ぼくは ....
「昨年の父の日には
おやじと蛍を見に行きました。
丁度、一年後の同じ日に、このように
いなくなった、おやじの偲ぶ会を開いている
なんてことは、夢にも思っていませんでした」

伯父さんと叔母 ....
さびれた屋上の遊園地では
もう二度と動かないパンダの乗り物が
片隅に追いやられていた

大きな看板が目の前に見える
さっきまで雨が降っていた

空がどんどん黒くなっていく
インクを塗り ....
光の速度より速く走ると
きっと「宇宙」が見えてくるのだろう
その中で時を巡る輪が輝き出し
人々の信仰は輪廻となるのだ
こうそくバスのりばで
わかものがははに
みおくられている

ふりょうに
からまれんなよ

ははにそういわれて
わかものはうつむき
てれてわらった

それをみてわたしは ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アオスジアゲハへの手紙- たちばな ...自由詩17*11-9-7
四季渡り- 四帰自由詩211-9-6
ふりつもるものに- たりぽん ...自由詩8*11-9-6
無所属- なぎね自由詩211-9-6
鬼事- 一酸化炭 ...自由詩111-9-5
払暁- 四帰自由詩311-9-5
海底バス- 村上 和自由詩411-9-5
対岸のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2911-9-5
君想う- 森の猫自由詩13*11-9-4
人間だから- yamadahifumi自由詩111-9-4
こども- マチムラ自由詩1*11-9-3
片恋と残暑- 橘あまね自由詩24+*11-9-3
童謡- 伊月りさ自由詩511-9-2
かごめかごめ- マチムラ自由詩7*11-9-2
あなたが好きだ- yamadahifumi自由詩111-9-2
りょう/うまれたひ- かんな自由詩21*11-9-2
ジャズ・ピアノ- 渡 ひろ ...自由詩18*11-9-1
通行人_A- blue自由詩711-9-1
漏日- 岡部淳太 ...自由詩511-9-1
どしゃぶり長距離ランナー- 麦穂の海自由詩4*11-9-1
孤独のナイフ- ペポパン ...自由詩6*11-8-31
天使の羽- こころ自由詩111-8-31
ボタンを押したら- AB(な ...自由詩311-8-31
俺の一日にはずっと同じ形の染みが記されてゆく- ホロウ・ ...自由詩4*11-8-31
夏の夜に- beebee自由詩17*11-8-31
愚かな蜘蛛の物語- 梅昆布茶自由詩411-8-31
メメントモリ- 麦穂の海自由詩6*11-8-30
黒い空- チアーヌ自由詩911-8-30
輪廻- yamadahifumi自由詩111-8-30
- 小川 葉自由詩411-8-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197