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不思議な街に来た

こんにちは と言うと
こんにちは と言う

道を尋ねると
教えてくれる

横断歩道を渡る子供
それを追う母親
車両から覗く舌を出した犬
コンクリートの隙間から ....
雨が降り出した
街が洗われる
忘れた方がいいことが
無数にあった
手を挙げてタクシーを停める
肉球は見えないように
行先を訊かれて
nearと答える
「外国の人?」
車内では
天気 ....
公園に若いお母さんと小さな女の子がいた
お母さんはベンチに座ってスマホをいじっている
女の子は傍をちょこまか歩きまわる

女の子がお母さんに話しかけても
お母さんはスマホに夢中で返事をしない ....
シュン! シュン! 飛び去る一瞬一瞬
びょう! びょう! 風吹く一秒二秒
塵 散る 満ちる 青い問い
埋もれ生まれたガリガリ亡者
スン! スン! 寸の間 一分二分
掻き毟る両手につかめはしな ....
灯火管制の都会の底では
光を漁って深海魚が徘徊している

魚卵たちの夢は皆カーキ色をおびて
時折光る虹色の粒は
懐疑が延ばす触手に喰われ
光彩を失う
幼魚は皆同じ方向を見てかたまり
群 ....
あなたのみらいのために祈らせてください

そう語りかける女の瞳は
目の前の現実であるわたくしではなく
どこか遠い国を見ているようでした

ミライは
いつの間にか
ミイラにすり変わってい ....
群れからはずれた ひつじがいっぴき
光に打たれて たっている
かなしいでも
誇らしいでもなく
ひつじがひとり たっている
まるく くらい 影をおとして
ひかりがひつじを 打っている
 ....
遠い昔のことよりは
今の家族を思うとき
苛立ち不満を見るよりは
今の楽しさを感じて生きる。
不自由な君の手をさすり
冷たい君の手をさすり
世間話につい昔
未来の話は嘘になる。
今の楽し ....
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 .... お母さんは学生時代の友達の家に遊びにいくと必ず寝込んでしまった。
それはいつも二、三週間続いた。
そうなると私が弟の面倒をみて夕飯や朝ごはんを作るのだった。
私がそれを受け入れればお父さんとその ....
朝には鳥で
夜には魚
難しい少女のように
表情が変わるのだ

泣き顔は泣き笑いに
 (そこから歴史)
笑顔は笑い泣きに
 (そこから歌詞)
可能性は不可能性に
 (そこから川が)
 ....
     薄暗い台所で
     小さなボールを抱え
     温めた牛乳を昔ながらの泡立て器で
     けんめいに泡立てる
     しゅんしゅんしゅんと薬缶が
     今にも ....
いそぎ足でやってきた
冬が
粉砂糖みたいな
パウダースノーを
街中に降りかけていった

私の黒髪にも白く積って
ガトーショコラみたい
綿菓子みたいな吐息が
凍える指先を温める
北風 ....
大鯰のヒゲから真っ直ぐに発射されたのは
水底まで届く幾許かの月光を
雫が石を穿つ星霜を
重ね
重ねて
蓄積された翔龍の光線

射抜かれた私は身動きができない
足元から氷の根が張り巡らさ ....
 お父さんは近頃おもしろくない
 洋子の微笑が何よりおもしろくない
 あらためて増えてもみた透けてもみた消えてもみた
 しかしそのたびに穏やかに見つめてくる
 かの慈母のような微笑が
 はな ....
当たり前の日々が
とても壊れやすいものだと知ったなら
二百年後も生きているつもりで
庭の草を抜こう

二百年後も生きているつもりで
上手に身繕いをして
二百年後も生きているつもりで
大 ....
それは鉛の重力で
垂直に私を引っ張るので
テグスに結び付けられた浮きのように
私は
水面に立っている

もうふわふわも
ぐらぐらもしない
磁針のように空を指し
己を標として生きるのだ ....
ほどよく乾いた小枝や
抜け落ちた羽根や
通り過ぎていった月日の
さまざまを
ちりばめておく
もうそこは
きみのねぐら以外のナニモノでもない

広い宇宙のなかで
ただひとつだけ
選ん ....
ひつじがいっぴき
ひつじがにひき
ゆったんという名の
ひつじの湯たんぽを抱いて寝る
そのひつじを見失ってしまえば夢の国
いつしか踏み迷ってしまう
いつもの道がある

川原のようで ....
    ただの水じゃないかって?
    まったくちがうよ、
    いや炭酸かどうかじゃなくて
    このボトルの泡たちは宇宙の星なんだ
    だからこの泡たちを飲み干して
 ....
   迷刀スパイ

ぼくが国民学校に通っていたころ
鉛筆削りや竹細工には
折りたたみナイフ「肥後守」を使っていた
喧嘩のときも肥後守をちらつかせれば相手はひるんだ

その頃
日本では本 ....
パセリは苦い
人生のようだ
と、いってみたものの
本当は特に苦いとも思わない
パセリはマリネに入れても美味しい

私が語りえないもの、それは死
死は語る、とこまでも深く
けれどもそれ自 ....




□愛している
□i see tail
□尾を参照してください
□オオサンショウウオしてください



◆i see tail
◆尾を参照してください
◆ ....
詩がかけなくなりました。
あれほどあふれていたはずの言葉が
きれいさっぱり去ってしまって
現実だけがここに在ります。

ええ、ええ、健康です。
今までにないくらい、正常で清浄です。
なに ....
この僕が
宇宙に放り出されないのは
地球にへばりついていられるのは
何か
ここで
やるべきことが
やってほしいと思われていることが
あるからだろう
きっと
みかんを剥いてスジを取りながら、
動物に食べられるために存在しているような不思議な
みかんの実を食べる。

みかんを剥いてスジを取りながら、
果物の好きな母が夏みかんを剥いているのを見ている ....
頬をなでていった、風を
振り返った遠い背後の道で
独りの樹は嬉しそうに、葉をゆらし
無数のみどりの掌は
こちらに合図している

この足もとに伸びる人影が、口を開く
(見エナイ世界)を呟く ....
彼女が玄関で
クマの着ぐるみを穿いていた
世間で言う
「バランスを保つため」
なのだそうだ

後ろのチャックが閉まらないと
長い黒髪を掻きあげ

中腰でせがむ
「早くしてちょう ....
いつか思い出す

おまえの寝息

メリークリスマス

ジャマイカならば

夏の思い出さ

真剣かわいいよ


日だまりのような

風が過ぎる

こころから

愛し ....
ねえ、知ってる?
氷河期はまだ終わっていないって

たとえば
冷凍庫の扉を
誰かが開けて
昼飯は冷凍パスタかそれともピザか
焼きおにぎりも捨てがたい
うーん、どうしようと
うっかり長 ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5922)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不思議な街のあるみ- あるみ自由詩3+*15-1-22
長靴- やまうち ...自由詩6*15-1-18
【_スマホと女の子_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-1-17
餓鬼- ただのみ ...自由詩14*15-1-17
暗い虹- イナエ自由詩13*15-1-17
巴里、骸骨寺で- そらの珊 ...自由詩17+*15-1-17
群れからはずれた羊が一匹- はるな自由詩1115-1-17
生活の隙間- ……とあ ...自由詩20*15-1-17
冬、はじめました。 - 阿ト理恵自由詩18*15-1-16
帰り道- 吉岡ペペ ...自由詩1415-1-16
街は生きている- やまうち ...自由詩8*15-1-15
茜の記憶- 石田とわ自由詩11*15-1-14
【_スイーツ♡ウインター_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-1-13
大鯰(オオナマズ)- とよよん自由詩3*15-1-10
父よ憤怒の河を渉れ- 平瀬たか ...自由詩11*15-1-10
二百年- 大島武士自由詩215-1-9
- Lucy自由詩20*15-1-9
おかえりなさい- そらの珊 ...自由詩22*15-1-8
今年もおみくじは吉だけど- yo-yo自由詩9*15-1-8
星になるとき- 石田とわ自由詩14*15-1-8
言葉の切れ味2_迷刀たち- イナエ自由詩14*15-1-7
パセリ- 香椎焚自由詩5*15-1-7
ているすーぷ_(□こひもともひこ◆とよよんさん◇森朱鞠さん■ ...- こひもと ...自由詩18*15-1-7
ぼや@66丁目- 香椎焚自由詩3*15-1-5
引力- 金子茶琳自由詩1115-1-2
みかん- こひもと ...自由詩11*15-1-2
- 服部 剛自由詩1114-12-30
着ぐるみ同盟- オダ カ ...自由詩1*14-12-30
風のなかメリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩214-12-30
冷凍金魚はいつか解凍される日を待っている- そらの珊 ...自由詩16*14-12-26

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