すべてのおすすめ
見たこともない銀河から
見たこともない揚羽蝶が
見たこともない角度から
勇んで勇んで羽ばたいて
宇宙線でDNAや思い出を
損なわぬように注意して
自慢の羽をぶわんと振り
羽の限りを尽くし ....
怠惰の中に微かな決意
このままでは終わらないと

ではいつ
いつ立ち上がるのか
回り始めるのか

思考を止めた機械の歯車は
待っている
最初のごくわずかな回転の
きっかけの合図を
 ....
ぼくの化石が、笑いながら尋ねる
もう春ですか、と
やさしい物音が辺りに満ちてきたから、と
そう尋ねた時、湖水で何かが跳ねた


漆黒の深い闇の底へ、光はすべて埋葬され、
1つの箱だけ ....
たっぷり食べてぐっすり眠ろう。

簡単なことのようで、
それがとっても難しいのだけれど。

わくわくすることをしたい。
何事にも振り回されずに生きたい。
たとえ振り回されても、
しなっ ....
札幌生まれの
スイートピーですよ
お花屋さんの店先で
淡いピンクに目を奪われて
立ち止まった私に
スイートピーのように優しげな
お嬢さんが呼び掛けるので

ひとつくださいと言い
あり ....
よく晴れた朝のテラスで 鳥達のさえずりを聴く。
少ない睡眠でみる暗い夢が表の世界に放出される。
私は庭に咲く菜の花に囲まれて
今ここに在ること そのことに深く感謝する。

全ては思い過ご ....
 あの日は
 特別ではない日
 アニバーサルではない
 だれもが気にもとめない
 ただやりすごしてゆくだけの日
 デモ
 だれも触れない
 端折られた日なんてあるだろうか
 端 ....
夢みることの破滅を経験から詩に置き換えようなんて、大体君は死すべき時を逃してしまったんだな。
近頃思うことはそもそも利己主義者を軽蔑しても何も解決はしないってこと 。野心家は利己的に生きようとす ....
都心の驟雨にアスファルトが匂い立つ。
ここの緑に匂いは無い。
私は長年連れ添った悪習と手を切ろうとするのだが、
そんな心意気も地を這う無数の影に踏みにじられてしまう。

 
人を旅へと誘う ....
いつだっただろう
眉間の裏側の暗闇に
地図が置かれているのに
気づいたのは

等高線もない
記号もない
縮尺も方位も分からない
その地図は

日々の出来事に
カサコソとなびい ....
淡々と歩いて居た日常が
ある日叫び出す
テレビの中にあった非日常を
引きずり出し目の前に突き付けるために
それは突然現れる
非日常と現実を区別して居た
馬鹿馬鹿しさに気づかず
悲鳴を上げ ....
ノアの方舟に穴あけている わたしが子どもの頃、
庭で番いの雉を飼っていた。

決して広くはない鳥小屋で
父は黙々と世話をしていた。

鋭い眼光と美しい羽。
「綺麗だろう?」と父は言った。

雉は時々、たまごを ....
リビングの照明カバーの中に黒い小さいものがある
多分小さい虫の死骸
当分蛍光灯を交換しなくていいように
LEDの照明にしたのに
1年も経てばこんな状況

何でお前ら
明かりを求め迷い込む ....
   1

 灰色のソネット

燃え尽き、まっ白な灰に
なり、風に散った、
夢がまだ、今も瞼の裏で、
燃えている。

焼けた誰かの夢を、
今日も世界が、
ふぅふぅ吹 ....
病棟の面談室で
並んで座った僕と君は
三五年前と同じで
とりとめもないことを話す

天井は低く殺風景な面談室
飾るものは作者不詳の風景画
部屋の隅のテーブルでは
患者を囲んだ四人がひそ ....
初めて名刺を作ったころ
職場には峰が幾つもあって
明るい未来が透けていた

登りはじめて気付いたことだが
山道は九十九(つづら)折り
いくつかのコーナーには
清水がキラキラ輝いて
口を ....
ああ困ったなあ、
(宮沢賢治「注文の多い料理店」)

本当にこのやり方でいいのかい?
(浦沢直樹「20世紀少年」)

胸の中でつぶやいた
(川上弘美「どこから行っても遠い町」)

私 ....
できるだけ温かく

あなたを、産んで

できるだけ温かく

あなたをくるんだ

できるだけあなたの未来を願って

あなたの心音に耳を傾けた


きれいなものばかりではないよね ....
泳ぎ方が分かりません
この組織にはいくつものプールがあり
それぞれのプールで異なった泳ぎ方を
しなければならないけれど
そして最後には
どんなプールでも泳げる
泳ぎ方を身につけ ....
無限に存在出来るモノは無いのかも知れない
でも
限りなく無限に存在していて欲しいと
願う対象物はあったりする
【太陽】
太陽は無くなってもらっては困る
地球の為に、生き物達の為に無くなって ....
ばあちゃんの野菜は
やわらかく
大根は一時間も煮れば
中まで味が染み込む
ジャガイモは
カレーに向かないくらい
すぐ溶ける
竹の子も灰汁がすぐに抜ける
とっても素直な野菜たち

二 ....
{画像=140510184346.jpg}


丸い小さな石が転がった。

その時なにかが動いた気がした。


ほんの小さなことが
世界を動かしている。
宇宙を動かしている。

 ....
区切るのは、窓枠
ガラスを斜めに横切る曲線
不規則な、雑巾の跡
掃除の手順は安定しない、いまだに


座る場所は決まっている
そうである限りはきっと
向こう側の風景も大体変わらない
 ....
日々を複雑にしているのは
自分自身

定規で線をひいて
はみ出さないように色をつけて
出来あがった図形に名札をはって
似通った図形をひとくくりにして

複雑にせずにはいられない
 ....
別れも言わず
長く引きこもってしまったのに

この話題なら私だと
連絡くれたのね

疑問にスパンと答えてくれるのが
気持ちがいいのだと
いつか褒めてくれた
答えだけじゃなくて
関連 ....
残してきました。
掠れた声も、愛の言葉も。

残してきました。
四肢の細枝も、骨の軽さも。

残してきました。
まだ見ぬ命も、おぼろの瞳も。

残してきました。
独りの寂しさも、傍 ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
モノクロの映画が、僕の方を、じっと観ていた。
僕の黒い瞳は、、薔薇色の少女の口元だけを観ていた。
こんなにも、楽しそうに、君は笑ってくれてたんだ。まだ、君の、
弾けるような笑顔がそこにあった。
 ....
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ささんと止まって- ブルース ...自由詩3*14-5-16
再起まで- 森川美咲自由詩5*14-5-16
【邂逅】- ハァモニ ...自由詩7*14-5-16
わかってる- ららばい自由詩7*14-5-15
スイートピー- Lucy自由詩14*14-5-15
純心- ヒヤシン ...自由詩18*14-5-15
わすれられない日- 石川敬大自由詩514-5-15
現世- アラガイ ...自由詩2*14-5-15
都会- ヒヤシン ...自由詩8*14-5-14
地図- nonya自由詩23*14-5-14
非現実- ……とあ ...自由詩10*14-5-14
ノアの方舟に穴あけている- 北大路京 ...自由詩12*14-5-13
雉のたまご- chiharu自由詩2*14-5-13
照明カバーの中の黒い小さいものを見て想う- ichirou自由詩19*14-5-12
14_の_ソネット♪- ハァモニ ...自由詩3*14-5-12
面談室- ……とあ ...自由詩20*14-5-12
- イナエ自由詩12*14-5-12
現代詩フォーラム復活記念(超無断引用詩)- 左屋百色自由詩13+*14-5-11
できるだけ温かく- しんおん ...自由詩5*14-5-11
水泳- 葉leaf自由詩314-5-11
有限だって気付いているから- ゴースト ...自由詩5*14-5-10
ばあちゃんの野菜- 小原あき自由詩10*14-5-10
繋がっていくものたちへ_/_小さなアリが地球を回す- beebee自由詩19*14-5-10
ひろがる- あ。自由詩11+14-5-10
一粒- nonya自由詩16*14-5-10
ひきこもりへの質問- 森川美咲自由詩4+*14-5-10
もう少し待っていて。- 一酸化炭 ...自由詩614-5-9
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩28*14-5-9
笑顔- ハァモニ ...自由詩4*14-5-9
猫でした- 梅昆布茶自由詩33*14-5-9

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