すべてのおすすめ
 

歯を磨いた
言い訳をした
良い年をして
どちらもまだ
苦手にしている
食事をすれば
あたりまえのように
食べ物をこぼす
それでも箸の持ち方は
三年前に直した
誰も傷つける ....
あの日 あの時まで 生きていた人がいる

朝は新聞を読んで
トーストを食べたのかもしれない
ランチは簡単にコンビニで
カロリーの少ない弁当を選んで買ったかもしれない

あの日 あの時 そ ....
  世界があまりに苦すぎるので
  曇り日の朝
  空を飛んでいた
  歌を
  菜箸で奪った
  噛みしめたそれは
  {ルビ土塊=つちくれ}の味がした
リトマス紙のような自分を
ときに
あきらめる

深呼吸して穴を掘る

王様の耳はロバの耳
王様の耳はロバの耳


あの日以来
つきあうようになったさまざまなものたちと
つきあう ....
笑いながら傷ついて
そうして大人になってゆく
だからみな
笑顔が儚くなって
発しない言葉をまとって
薄くなるのは
影だけじゃないのでしょう
重みをましてゆく年輪は
だれかを想うという
 ....
遠足の前の日は、眠れない子供だったのかどうか、
忘れてしまったけれど、
遠足の前の日には、眠れない大人になってしまった。
朝の4時に目が覚める。
ああ、情けない。
すると、彼女にせっかく会っ ....
 花びらが水面に触れる
 空が弾ける

 幾つもの水溜まりに
 浮かぶ幾つもの空
 統べる魔女のように
 君は花びらを散らし、空を舞う
 
 沈めた花の小箱に
 秘められた悔恨の鍵を ....
私の詩は、一つの庭。 
暖かい陽のふりそそぐ庭に根を張る 
草と木と花 

土の下に張り巡らされた 
地底の家へ 
今日の食物を運ぶ一匹の蟻の、愛しさよ。 

今・私の詩を読んでいるあ ....
目の前の、自由への扉を開く
たった一つの鍵は   
この掌に、置かれている。 
僕は空を見上げている
魂はもう枯れ果ててしまったのだ
それでも春はやって来て街を包み
卵を孵化させる
山奥の名所旧跡の傍ら
誇りを失ったゲージの中の鳶
胡乱な眼で見物人を眺める
その眷属と同じ記憶を追いながら



丘を越えて吹いてくるそよ風
丘を覆い尽くした向日葵は
風にそよいで小 ....
みずからの
罪に気づかない
それでいながら どこか
奇妙なうしろめたさを思って
隠れてしまう
逃げてしまう
みんなが笑い
さざめき 声を
かけあう中で
ひとり帰る
橋をわたって
 ....
午前二時の欲望の鱗に覆われた美しい女よ、君の心臓で春の星座が死に夏の星座が生まれる、そのガラスの左足からは無垢な昆虫少年が駆け出す、その眼は夜露に沈めた薔薇のきらめき、その背中の湖畔では恋人たちが火星 .... お気に入りのフレーズを使うのがすきなあなた
笑っちゃいけないね みんなそうだね
前髪をいじるみたいに
数ミリを気にする

太陽と水と風を頼りに
私たちはこれから
どこまでゆこう

区 ....
私はなるだけ真面目でいたいと思っています。
やさしい人に憧れそういう風になりたいとも思っています。
そしてややこしい事はきらいです。

生活に困窮した友人と話していました。
彼はつらいつらい ....
  接近しあうことだけ
  常日頃おもうだけ
  おなじこと
  おなじとき感じるため
  切磋琢磨するだけ
  愛は邪魔、去れ
  重いだけ



  恋をして
  ぼくたちは ....
脳みそ 夜 しわくちゃの新聞紙

脳みそ 昼 とうふよりもやわらかくて

脳みそ 朝 ゆでたての卵
変な女だと思った
外見よりも少し嗄れた声が印象的だった

人懐っこい女だと思った
面白い女だと思った
危なっかしい女だと思った
か弱い女だと思った

自分勝手な女だと思った
人の話を ....
気持ちいいのだけつなぎ合わせて完成の途中の完成を収めた 音

1.宙に漂ううちに覚えた一番最初からあった子守唄
2.そこへ還るための入り口
3.ヒトデ、珊瑚その他深海生物の日常会話
4. ....
殴ろうとしてあげた右腕をふりおろそうとすると
空気の抵抗にあたるさきからさらさらと砂のようになってかすんでしまった
なくなった利き手に呆然としながら、彼女をみると
殴ろうとしていた先の左 ....
               赤く開いた傷口に

           橙の光をなすりつけ合って

       黄ばんだ言葉を交わしながらも

    緑葉であり続けようとした僕達は
 ....
 
 
夕暮れの公園で牛が一頭
シーソーに座っている
反対側にトンボがとまる
牛は少し腰を浮かせる
トンボは驚いて
飛び去って行った
しばらくして
男の人がやってくる
牛は腰を浮か ....
あの日あなたは
この世からこぼれてしまって

涙が止まらないのはなぜだろう
瞳があって
涙腺があって
涙がこぼれて
そのことと悲しみにどんな関係があるんだろう


あの夜
寒い ....
おまえがなけりゃ ああこんなにも哀しい日々 
ぽっかりと穴のあいた虚しさよ
おまえがなけりゃ人生は こんなにも 
ゆたかになるはずがなかったのさ
歓びの朝も 愉しい午後も
夜には星のささや ....
くしゅ、って
どこかの
紅茶ポットが

できましたって
ささやくように

あるいは
きょうみしんしん猫が
もふもふのねこじゃらし
鼻のあたまをからかわれ

くしゅ、って
かお ....
(月曜日)
七つの海は健在だった 。
(火曜日)
なにもない
(水曜日)
ちょっとだけ考えてみる
(木曜日)
なにもない
(金曜日)
なにもない
(土曜日) ....
以前僕はキスゲであり、すすきであり、また、砂粒であり、星粒であった。故に孤独であり、暗闇からも愛された。

病魔に襲われてからというもの、僕はすっかりその全てではなくなった。
孤独でないがために ....
感じることができます。
夜汽車に揺られながらも、心の昂揚を抑えきれないあなたを。
心の師に会える喜びを。
あなたの純粋で綺麗な魂を。

感じることのできる僕は幸せです。
時に切なくやりきれ ....
粘っこい足跡なんて
振り返りたくはないし
遠くへ行くつもりもないから
マイペースの匍匐前進

アンテナは柔らかいけれど
難しい言葉は受信できないし
とてつもなく臆病だから
ツノもヤ ....
あとかたもなく崩れゆく遠い果実を見つめている

Hのしろい指がりんごの皮をむく
どこまでも切れることなくつづく紅い航跡はこの星を
ひと回りしてわたしのからだのやわらかい節々にから
みつく
 ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5922)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
箸の持ち方- たもつ自由詩711-6-19
黙祷- 村上 和自由詩411-6-19
曇り日の朝- 草野春心自由詩4*11-6-19
深呼吸して穴を掘る- さかな自由詩311-6-18
木はいつから大人なのだろう- 朧月自由詩411-6-18
落語ベストナイン- はだいろ自由詩4+11-6-18
花びら- 夜雨自由詩111-6-18
箱庭の詩_- 服部 剛自由詩411-6-17
金の鍵_- 服部 剛自由詩111-6-17
孵化- yamadahifumi自由詩111-6-15
長元坊- ……とあ ...自由詩11*11-6-15
森閑- 岡部淳太 ...自由詩511-6-14
自動記述- ぎよ自由詩411-6-14
整列する花- 朧月自由詩111-6-14
死ねばいいんだよ- トキハ  ...自由詩9*11-6-13
太陽系男女- 草野春心自由詩4*11-6-13
脳みその印象- 吉澤 未 ...自由詩411-6-13
彼女- 只野亜峰自由詩2*11-6-13
曲名- とろりす自由詩211-6-13
うん__- 遙洋自由詩6*11-6-12
- nonya自由詩18*11-6-12
夕暮れシーソー- たもつ自由詩911-6-11
永遠- 真山義一 ...自由詩1611-6-10
珈琲讃歌- とろりす自由詩511-6-10
くっくどぅーどぅるどぅ- umineko自由詩8*11-6-9
趣歴表- アラガイ ...自由詩10*11-6-9
煩悶 - ヒヤシン ...自由詩2*11-6-9
清らかなる魂- ヒヤシン ...自由詩2*11-6-9
カタツムリ- nonya自由詩18*11-6-8
午後の果実- たま自由詩23*11-6-8

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