すべてのおすすめ
あのひとのお勤めする
ひんやり白い建物を
思い描いている
あのひとの好きな
歯の痛くなる甘いお菓子
コンビニで買ってみる
あのひとと一緒に行った
細い道を
一人で歩いてみる

なん ....
ぼくは 生きています
なんとなく 生きています
いいえ ほんとは
生きたいと思って 生きています


ぼくはときどき 詩を書いています
詩のようなもの と言ったほうがいいかもしれません
 ....
石を蹴ったら靴が脱げて

靴を拾いに行ったら国境を越えた

そんな風に僕はあいさつをして

君はバナナを一本僕にくれた

皮をむいて

あまりおなかは空いていなかったけど

バ ....

どういうわけかうちのごみぶくろだけ
いつもあけられてしまって
中身がまき散らされているの

ある日曜の朝
母が困惑顔で言ったとき
それはきっと妹を狙う肉食獣の仕業に違いない
とわた ....
以前から目にしていたけれど
この所目立っている
プラスチックの彼
木枯らしの中で
踊っている
躍動感たっぷりに


以前はよく目にしていたが
この所見かけない
マイナスチックの彼女 ....
空は夜空ではない

星でもない

宇宙そのものだ

宇宙そのものから

虫の音が

降るように聴こえている


哀しみ

孤独

裏切り

不実

それらは
 ....
 
 
不安な気持ちでたまらない、と
夜、入院している父から電話があったので
病院まで行く
今日はリハビリ頑張りすぎて疲れちゃったんだね
そう言って落ち着くまで父の頭を撫でる

その帰 ....
体に毒を持つということは
他のものを寄せ付けない
そういう事になるのだろう

忌み嫌われる形ということは
周りから孤立する
そういう事になるのだろう

墓場に育ち
葉も無く
血を吐 ....
カインツホーム
ぼくたちは
ある晴れた
空白が青く
平屋の建物に
くり抜かれた
にちように
ポカリと口を開け
まぶしいと
顔をしかめながら
柱から斜めに切れ込む
影に半身を切り取 ....
お風呂から上がると
生き返ります

そのあと水を飲むと
もっと生き返ります

ひだまりで昼寝をすると
生き返ります

そのとき誰かとぎゅっとすると
もっと生き返ります

美味し ....
 演台に
 原稿用紙を広げ
 子どもたちは声の限りに叫ぶ


「笑顔の
あふれる町にしませんか」


「あなたの近くに
寂しがっている人や
弱っている人はいませんか」
 ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
誰と同じでもいい
私はただ私になりたい。

大きくも小さくも偽らない
今の私になりたい。

遠くのあなたに
私自身に
私が私とわかるように

夜明けの光に
笑顔で答えられるように ....
あまくなった
熟れた私は
のばしかけの髪を
洗う。

したたる
雫をなめてみて。
りんごの
香りがするよ。

モーツァルトを聴いて育ったりんご
のように
あまい
からだ。
 ....
{引用=「それでも、こころの中のたいせつな部分に、美しい、青い麦の生えた
草原があって、その向こうには荒々しい崖と海も見えて、そこではわたしとあな
たは虫捕りあみやかごをもって、いまでもはしってい ....
母の葬儀が終わった

母の 母の人生はかわいそうなものでした

思春期を過ぎた頃より病気がちになり

激しい運動は禁止されていた

しかし激しい学生運動の中父と結婚

二人の子供を ....
水のように流れ
人のように往来した
そのほとりからいくつもの
日常と非情がわき上がり
その沿線はいつもどこか湿っている
鬼門に向かって伸び
裏鬼門へと帰ってゆく
その繰り返しの中から
 ....
海沿いに並ぶ発電風車をくぐり抜けて
海風が膝を抱えている

吹かれて揺れる磯の花が
太陽の傾きを数えている

ぼろ布のように絡みつく
影の正体をゴム底に貼り付けたまま

そらを見上げ ....
ナニカは知らない、
燃える秋の山々はもくもくと煙立ち
はるか上空から
ふりそそぐ焼夷弾によって
木や草も畑も焼けた

森は焔につつまれ
必死に逃げる動物たちを
獰猛な火の手が執拗に追っ ....
空のとまり木に腰かけて
悪魔が釣りをしている

こんな泥の中から蓮の花が咲くなんて
マジ信じられんわ

と呟いて
黒く濡れた尻尾を伸ばして垂らす

そうして蓮の根を食べて ....
猫が伸びしてあくびする。
それを見ていた子猫も
ふぁ〜あ

子猫のあくびに
母猫
ふぁ〜あ

子猫が虫を追いかける。
前足交互に
しゃぁーっ
しゃぁーっ

そのあと、子猫は肉 ....
夏は
ひねもす虫を追って
森にまよう


虫は
翅をひらき
森を飛びたつ


夜は
空の翅で
ぼくは飛ぶ
指のさきが星にふれる
真珠のしたたり
涙のあかり
アップルグリ ....
送り火みたいな花火をした
愛犬は鼻を火傷しそうになり
わたしたちは
少し寂しかった


お盆も終わって
仏様はみんな帰ったけど
納骨の済んでいない魂は
未だここに残っている


 ....
ゆっくり回って
メリーゴーランド
夕日に照らされて
色を変えたのね

頭の中を回る
メロディー
切なくて力強くて
世界がこの歌の通りになればと
願っている

もう少し
小声で話 ....
テキーラの瓶は空いた
そろそろ腰を上げようか

この二週間 考えていたことは
フィジカルとスピリチュアル
どちらが強いのか
対極なのか
延長なのか

マラソンは肉体をいじめ
苦しみ ....
空のどこかに 始まりと終わりがあるのか
いつまでも一日が終わらない ぼくたちの
浮遊する魂の 影を見失うころ
すべてのかげが消えて そこから
すべてのかげが あたらしく生まれる


幾夜 ....
小さな水口から
待ちかねたように水がほとばしり
山吹とコデマリの花びらを散らして
春色に染めていく

かたわらでは
田植えの準備が賑やかで
初めて田に入る子供が
父から苗をもらっている ....
夜になったばかりの砂浜に
喪服で佇む一人の女
黒いドレスに黒いハイヒール
光沢があるのは纏められた黒髪のみで
女の黒い部分のほとんどは
艶もなく影と夜に吸収されている

波打ち際にしゃが ....
八月が恐い
僕は七月に話しかけていたのに
七月は知らぬ間に去っていた

八月には入道雲が空を仕切る
僕は彼らの無遠慮さが嫌いだ
態度がでかくて、真っ白で、どことなく冷たい
全身が真っ白の ....
あなたの目は人間に狙いを定めるために焦点を合わすのではない
あなたの指はピストルの引き金を引くために折り曲がるのではない
あなたの胸は誰かに狙われるために膨らんでいるのではない
あなたの肌は鉛の ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5922)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぱっぱかはしる- とうどう ...自由詩809-10-2
ぼくは_どこへも行けない- yo-yo自由詩6*09-10-2
家族- 水町綜助自由詩809-10-2
世の中がどんなに変化しても、人生は家族で始まり、家族で終わる- 吉田ぐん ...自由詩53+*09-10-2
プラスチック、マイナスチック- ゴースト ...自由詩8*09-9-30
秋の宇宙- 吉岡ペペ ...自由詩1009-9-28
ブランコ- たもつ自由詩3509-9-26
彼岸花- 奈々自由詩709-9-25
_- 水町綜助自由詩709-9-22
いきかえり- 小原あき自由詩6*09-9-18
子どもの宝- 千波 一 ...自由詩10+*09-9-13
ひとでしか癒されない- 吉岡ペペ ...自由詩1809-9-8
飾らないということ- 小林 柳自由詩4*09-9-4
りんご飴- とうどう ...自由詩15*09-9-4
----------------------- 渡邉建志自由詩509-9-2
【美しい母】- つむじま ...自由詩6*09-9-1
小田急線- 岡部淳太 ...自由詩3+09-8-31
断章(海を見つめている)- たりぽん ...自由詩509-8-30
ナニカ_☆- atsuchan69自由詩15*09-8-30
悪魔と釣り- shu自由詩409-8-27
朝の陽だまり- ……とあ ...自由詩9*09-8-25
翅(はね)- yo-yo自由詩6+*09-8-22
繋がる- 小原あき自由詩9*09-8-21
メリーゴーランド- ミツバチ自由詩6*09-8-19
【完璧山への登山口】- つむじま ...自由詩2+*09-8-17
星の命名- yo-yo自由詩8*09-8-15
水口- 西天 龍自由詩8*09-8-14
海の遺影- 木屋 亞 ...自由詩7*09-8-12
はちがつがこわい- 木屋 亞 ...自由詩2*09-8-1
それらしい詩- 木屋 亞 ...自由詩4*09-7-31

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