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午前五時。満たされた心に筆が泣いている。
家を出て川辺に立ち、今は何も語らないせせらぎが時を刻む。
頭にぽっかりと穴が開き、そこに寂寞が広がるのはなぜ?
こんなにも心は満たされているのに。
 ....
なんにもない場所で佇んでいる冬とは対照的に
待ち望まれていた秋がシャンデリアのもと自意識過剰に笑みつつ
深夜の鏡に自分を映し深紅の薔薇へのまなざしをして
まだ気がついてはいない

季節風すら ....
絶望の谷に
叩きつけられたことの
ある人は

簡単に
浮いたり沈んだり
今日のメニューで
右に寄ったり
左に寄ったりはしない

眼を見てごらんよ
目が合っていても
捉え ....
アンドロメダ銀河内であれ
たとえオメガ星雲内であれ
大都会の水を飲んでみれば
大都会の味が分かるのだと
大田舎の少年は思いました。

大田舎の飲み方を駆使して
大都会の水を飲み明かして
 ....
やわらかい光のかたまりで描かれた
モニターで微笑む少女
RBGの明滅するパターンで
息をしている
ある男が思った
彼女を、僕の中に

6色インクのカラープリンタで少女を刷った
途端に失 ....
空き地を渡ってきた風が
草の匂いを閃かせながら
耳もとで
ささやく
「ただいま・・・」

あっ
帰ってきたの?
君と出会ったのが
いつだったか
どこだったのか
思い出す前に
懐 ....
窓の外を風が揺らして
役目を終えた葉が落ち
かさ、かさりと
聞こえない音を思うとき
お疲れ様でしたと囁くこと


天敵のヘビに襲われ
生きるために切られた尾が
ぴく、ぴくりと
私は ....
恋はいつも絶望的
羽もひろげてないからしぼんでる
もし救いがあるのだったら今ここで助けてくれないか
手枕に 戯れ
昨日の月
身体は冷えても浮かび上がる
恋のガラス窓 いつも曇ってる
映る ....
彼岸花が
目から胸へと突き刺さり
赤い秋が
まっすぐにある

背中にある罪悪感は
この風には重いのだろう

まだとべないこの身の
清め先を
また探す道
お昼休みの中庭に
理科部の男子が
窓から放したハムスター

クローバーをむしゃむしゃ食べた

タンポポも食べるよって
誰かがいった
ストローみたいな茎のはじから
食べていって

 ....
九月も末だというのにまだ汗はとまらない
車の冷房は下げたままだ
最後にどうしてもあの海辺が見たかった
親父の入院中きまって立ち寄った、
、あの海水浴場へ

市街を抜け、15分も走ると左手に ....
                     130924



ケミカルシューズの紐が解けるまでが勝負だ!
見得を切った連合軍対枢軸軍の狡猾な切り崩しが続く
非戦闘員 ....
あの日脱ぎ捨てた古い自分が
心の隅でそのままになっている
糸の切れた人形のように
死よりも冷たい生者の顔で


ポンペイのように時の塵に埋れ
欲望の形に空洞化した遺骸あるいは
まだ温も ....
消えてしまいたい と
わたしの心は嘘をつく。

死んでしまいたい と
わたしの表象に刻みつける。

心はわたしに嘘をつく
世界はわたしに嘘をつかない。

わたしの四肢が 動きを求める ....
王女の名を持って生まれ
運命のいたずら
雑草の間に
根を下ろすことを余儀なくされても
小公女のように気高く
品位を忘れぬ立ち居振る舞い
汚れない肌
たとえ
嵐になぎ倒され
獣に踏みに ....
わずかに赤を含んだ
初秋のねこじゃらしが
風にそよぐ
そよがれて
よみがえってくる
植物ではなくて
あいつらのしっぽだった記憶が

猫が
ねこじゃらしの横を
素通りできないわけは
 ....
会社の帰りがけに車を左折させる
道から少し離れてある実家の林檎畑が見えてくる
減反した田んぼに育てた林檎の木
今はこの世にいないはずだが 父の幻がいる
畑が物陰になり見えなくなると
右側の田 ....
本日は
絶好の洗濯日和

見上げる雲は
穏やかな光に浸されて

へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる

色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
繰り返す毎日
何度も同じところを回り続けるペダル
チェーンでタイヤとつながって
前に進んでいく
毎朝同じ道を行くとしても

繰り返す毎日
いつも同じ時刻の電車に乗って
早足で乗り換えを ....
誰かが犠牲にならないといけない
そう考えるようになったのは仕事を失ったからかもしれない
あの日も同じようなことを考えていた
巡る空想のなかでぬいぐるみは道化師と暮らし
少年は日々道化 ....
最前列に磔刑宛ら固定され
急な坂をゆっくりと上って行く
頂上に何が待ち受けているかは分っている
(何故こんな日に雨が降るのか) から
(何故雨の日にこんなことをするのか)
思いを行き来する疑 ....
5月も下旬だというのにとても寒い日だった
時刻は19時をまわったところで
吉祥寺はまもなく夜になろうとしていた
駅前にはたくさんの人がいる
僕は麻で出来た紫色のストールをぐるぐるに巻いて
冷 ....
「御用邸の月」という
那須のお土産を食べている
おととい貰った
「萩の月」そっくりな
数多あるパクリもんだ
案の定カスタードが全然劣る
何で真似さえできないのだろう
ウコッケイでも使って ....
午後と午前が一瞬だけ相槌を打ち
手渡される密書
時間を知る者だけに閲覧を許される

一日を均等に二分割したのは人間だけだが
月と太陽は有史以前から
地球に影を描いて輪切りにしていた
 ....
天気予報が
いい具合にはずれて
空に陽が差してくる

中学校の校庭
トラックに引かれた真新しい白線
「出陣」の文字が描かれた入場門
砂埃の匂いがくしゃみを誘う
テントの下に置かれたキャ ....
うどんの出汁をとった

ご飯の炊ける匂いが嫌になったから

ツルツルと食べられるものが良かった


掛け布団を洗った

柔軟剤の匂いが嫌になったから

今夜は少し寝苦しい夜だな
 ....
花の{ルビ陰=かげ}は柔らかな光に包まれている
そこは決して暗くはなく
日差しを柔らかなぬくもりに変えて
まぶしさを穏やかさにする

花の蕾に包まれて私は眠りたい
ベッチンの様な花びらの中 ....
大きな雲は
空の広さを証明する

こんなに空が深くて
澄んでいることを

青空だけでは
はかりしれない
ひとり校庭で
逆立ちの練習をしていた子
あれが、
きみだろうか

5段組みのてっぺんで
バンザイをする子
きみでないことはたしかだ
きみは高所恐怖症で運動オンチ
逆立ちもできないし側 ....
  

それから

その絵本の背表紙はすっかり
すりきれてしまって

そんなことではなくても
胸にかかえて
ときどき泣いてしまいたくなる

くるくるまわっている
のは
だれだ ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しののめに立ちて- ヒヤシン ...自由詩10*13-9-28
たとえば九月みそかの- もっぷ自由詩713-9-28
ちりつも。- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-9-27
時間を抱きしめる- ブルース ...自由詩3*13-9-27
青黄黒緑赤- 伊織自由詩6*13-9-26
野を渡る風- Lucy自由詩13*13-9-26
落葉日- Seia自由詩313-9-25
- 黒髪自由詩3*13-9-25
赤い道- 朧月自由詩813-9-25
ダンデライオン- Lucy自由詩19*13-9-25
Tシャツでは少し寒い- アラガイ ...自由詩13*13-9-25
Tシャツでは_すこし寒い- あおば自由詩7*13-9-24
確執- ただのみ ...自由詩25*13-9-24
わたしの心は嘘をつく- euyih自由詩513-9-23
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ねこをじゃらす- そらの珊 ...自由詩19*13-9-23
名月の下で- 砂木自由詩12+*13-9-22
柔らかな影- nonya自由詩23*13-9-21
それでも- 木屋 亞 ...自由詩10*13-9-21
それからは子熊のサーカスばかりみて暮らした- アラガイ ...自由詩9*13-9-21
家族旅行- ただのみ ...自由詩26*13-9-20
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生活- salco自由詩9*13-9-19
二分割- 乱太郎自由詩19*13-9-19
遠景- そらの珊 ...自由詩13*13-9-19
私の子供は3cm- 中村 く ...自由詩8*13-9-19
花の陰- プル式自由詩1113-9-18
今日の空- Lucy自由詩12*13-9-18
きみの空へ- yo-yo自由詩6*13-9-18
_それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- AB(な ...自由詩513-9-18

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