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風が来て
傘を川に遊ばせ
緑の拍手をする



突然の雨に
水鳥さえ流され
夏は終わる



けがれあるものも
なきものも
小さな痛みを呼ぶ



 ....
このひとつぶに幸いあり
このひとつぶに不幸あり


不ぞろいに置いたそのつぶを
くちびるに含んで夢を見る
あのひとのくちづけを
あのひとのかんしょくを


私の恋はいまだ熟さない
 ....
大地にはリンドウ
世界は秋の花と風
美というよりも心

木には{ルビ蜩=ひぐらし}
世界は秋の声と風
音というよりも歌

空にはいわし雲
世界は秋の光と風
量というよりも質

 ....
この坂道の途中に
大きな金木犀の木があります
毎年秋になれば
そのやさしい香りに足を止め
この木を植えた人を思います

開け放された窓からは
ピアノの悲しげな音が響きます
赤茶けた壁に ....
  あなた、ルリツグミのヒナと
  お昼寝をしたことはあって?



風を確かめるように浮かべた
少女の白いあご、のライン
穏やかな微笑みに
たたまれてゆく{ルビ睫=まつげ}


 ....
冥王星よ
君は一人じゃない

家族の中の冥王星
クラスの中の冥王星
会社の中の冥王星

合コンで冥王星
病院の待合室で冥王星
ファミレスで呼び出しボタンを押しても冥王星
mixiに ....
あなたを 膝の上に乗せると 少し重い
でも その重みと同時に ぬくもりを感じる


其処に貴方が居るという存在感


目の前には あたたかく 小さな背中
その 優しい背中に 甘えていい ....
ピアニストの繊細な指だ
白い鍵盤をすべってゆく
まるで水鳥の夢見る羽ばたきにも似た
あるいは
まだ見ぬ色彩を生み出す画家の
狂おしいまでにあざやかな指先
{ルビ天地=あめつち}を踊る風の曲 ....
くちなしの花が咲き終えようとする頃に
空はセロファンのように震え
雨粒をくわえた鳥がひと足先に海へと向かう
砂浜に音も無く降る雨が
そこから遠い鉄塔の下で匂っていた

しだいに背の高くなる ....
ぼくは、
よいこなので、
うんこです。

とってもよいこなので、
とってもうんこです。
うんでくれたかあさんも、
そういってぼくを、
たびにながしました ....
お、そ、ら



        もよん
        もよん


{引用=
                   鳥は空を彫る彫刻刀
                   うつ ....
  あなた、アオウミガメの背中を
  匂ったことはあって?



少女は
さして、答えを求めるふうでもなく
空と海の継ぎめを見つめたまま
潮風にふくらんだ髪を
そっと抑える


 ....
あたしの踵にね
鈴が入ってるの

歩くたびにね
動くたびにね
すごく
いい音で鳴るの

お母さんがね

入れてくれたの

うれしいときは
すごく可愛く
なるの

怒って ....
初夏の雫を集めた、里芋の
透明な葉脈の裏側で
夏風の子が
小さな産声をあげる
まだ、うまく飛べない

棚田の{ルビ畦=あぜ}に沿って
緩やかな曲線を描くと
早苗に浮かぶ蛙が
水かきを ....
明日雨が降ったなら、
遠い海へ行きましょう

灰色に曇った空と濁った海が
空と海との境界線を掻き消して
きっと遠く遠くへ
わたしを連れて行ってくれるはずだから
星と星をつないでゆく
あなたの指の先で
翼をひろげた白鳥が生まれる

古いギリシャの名前が覚えられない

翼は夜のかたち
それなのに星と星との距離を
越えることはできな ....
どんな蝶でも蜜を求める花に
好き嫌いがあるように
あなたの望む花と
わたしのなりたい花には
どうしても相容れないものが
あるのかも知れない
たとえば地味目なおんなのひとがいて
百人のおと ....
誰も足を踏み入れたことのない異境
  
  ここに私はいる 本当の私が

誰にも気付いて欲しくないから
   こんなトコに隠れてる 臆病な私

 あなたのこと考えると何も言えなくなる
 ....
暗いモリの中で僕は

ひとりで迷子になってた

どこに行くのかわからない

いったどこに向かう?

教えてよ神様

何で僕だけこんな目に遭うの?

分からないまま歩く

足 ....
囁くこともできなかった
想像することは 罪

光でみえないことにして
笑い顔だけ憶えている
異形である
僧が 泣くのである
静かに
念仏鈴の 音が
僧の 頭に かぶさるのである
ちぃん ちぃん
音が 響くのである

僧の 頬には 
蛾が 張り付いておる
蛾は 手足がない
 ....
暑いこの夏を乗り切るために
人々は、まるでエアコンのように
乾いた声を漏らしている。

口では冷たいこといって
おしりでは、汚いこと
吐きまくって。

暑いこの夏を乗り切るために
テ ....
1週間毒に漬け込みます

時にロマンチックになったりする

自分だけ灰色になりたい
なればいい

最後の始まり
終わりの続き

味見をするのも計算だった

しょうがないって
 ....
君の心の中はとても青く深い海だから
僕は小さな潜水艦に乗って行こう

潜って初めて知ったよ
静かに見える海の中は
本当はとても様々で
速い流れも遅い流れもあるって事

だけれども大丈夫 ....
  木はただ黙ってつっ立っているのではない




     両
      う
       で
        を
  木はかならず      立 っ て い る
       ....
ぼくは詩を書きたい

一日の中で何かを創りだし
何かを残すことが一日である

今日もまた

朝の散歩をしていると
雲に出会いました

遠くまで澄み渡る青空の中を
白い雲が静かに流 ....
雨が降ったあとに
小さな水たまりができました

大きなナマズが2ひきと
小さなナマズが2ひき
ナマズの家族が泳いでいました

泳いでも泳いでも
同じ場所をぐるぐる回るば ....
ららら〜るるる
僕が魔法をかけてあげよう

ほんのひととき
空き缶が倒れただけで
大笑いできる魔法

どれだけ頑張っても
報われないってことは
必ずある
いつか君もそれを知るだろう ....
海鳴りは遥か遠くでさざめいて 
波間に浮かぶ言霊たちは 
いちばん美しい響きを求めて 
たがいに手を伸ばしあう 

砂浜に打ち上げられた巻き貝は 
もはや亡骸となり果てて 
右の耳に ....
君の人生があり

生活があり

夢があり。


花があり

食べ物があり

あったかい風や

冷たい風があり。


春があり

夏があり

秋があり  ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(36Y.9・20)- 木立 悟自由詩406-9-18
葡萄の夜- 石瀬琳々自由詩17*06-9-15
季節というよりも時- ぽえむ君自由詩11*06-9-4
金木犀- 未有花自由詩25*06-9-3
回遊する少女2_(ルリツグミ)- 佐野権太自由詩24*06-9-1
冥王星の逆襲- 新守山ダ ...自由詩1306-8-28
ぬくもり- 自由詩1*06-8-22
美しい指- 石瀬琳々自由詩18*06-8-19
さよならの陰影- 新谷みふ ...自由詩10*06-8-18
「_よいこのうんこ。_」- PULL.自由詩12*06-8-4
空の・・・・・- ふるる自由詩7*06-8-4
回遊する少女_(アオウミガメ)- 佐野権太自由詩30*06-8-1
あたしの踵のステキな鈴- 初代ドリ ...自由詩7*06-7-20
夏風の子- 佐野権太自由詩29*06-7-20
[_遠い海へ_]- 渕崎。自由詩406-7-18
星座- yo-yo自由詩506-7-18
百合の花のように- 恋月 ぴ ...自由詩33*06-7-16
心の中の中心(カオス)- 美夜奈自由詩106-7-10
絵本の続きを書くのはあなた達だよ- こめ自由詩806-7-9
笑顔- 佐藤伊織自由詩2*06-7-8
僧と蛾- 奥津 強自由詩5*06-7-4
灰色吐息- 仲本いす ...自由詩306-7-2
- 自由詩5*06-7-2
潜水艦に乗って- プル式自由詩13*06-7-2
- 杉菜 晃自由詩4*06-7-1
ぽえむ君−願雲−- ぽえむ君自由詩3*06-6-27
絵本- yo-yo自由詩3*06-6-27
僕の魔法- みもる自由詩6*06-6-27
潮騒を聴く- 落合朱美自由詩3106-6-21
おまけ- プル式自由詩3*06-6-5

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