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この土地にくらして/わたしは深く息をする

なびかない風の日も/灰色の冬もあった

草の使命とはなんだろう/道の記憶はどこだろう



この土地にくらして/わたしの炎がはし ....
普段見ない雑誌を読んで
髪の毛の毛先を切り揃え
真新しい僕になったなら
貴方は振り向いてくれるの?

夜明け前 硝子の空
紺碧に滲んだ白光
壊れかけのヘッドフォン
突き刺したらラジオD ....
私はある日 海草でした
十本の指は ゆらゆらと動き
それぞれに意志をもちながらうごめいている

波を受けながらカラダはおして ひいて
足はだらしなくとられ ぐねぐねと わなわなとふるえる
 ....
知ってるかい?

モールス信号は 言葉から派生したもんだから

言葉がないと成り立たない事を


知ってるかい?

愛は あなたと私から派生したもんだから

あなたがいないと成り ....
東南西北
風が集って
夏の野原は緑一色

青いトマトは
翡翠の軟玉
九連宝灯チューンナップ

けれども今は早春の荒野
捜神雪苦
春雷未蕾

門を九つ潜り抜けても
天国のドアは ....
祈る、という作業を
私は避けている
たとえば

あなたの幸せを
祈る
そのとき 
私は無力で
ただの石ころ
捨てられたガム

「君を想うと 
 やわらかな 気持ちになれるんだ」 ....
地球は丸いのに
底辺があるんだって
堕ちてしまったら
もう戻れないんだって

地球が丸いのは
外から見るからだって
中は三角形で
底があるんだって

てっぺんは尖がってて
おっと ....
せかいちず

うえ


こども






たおれている

なみだ

とめること

できない
ひと気もまばらな公園で
湿った土の上に落ちた椿の花は
どこか心細げにこちらを見ていた
ささくれたこの景色には眩しすぎるので
その紅色を熱でとろとろに溶かして
指ですくいとりたいと思っていた
 ....
悲しみを食べきれなくて

お腹いっぱいで

ほら、涙がひとすじ
こども と ころも

どっちがかるい?

タイヤ と ダイヤ

どっちがかたい?

おとこ と おとな は まったくちがい

おんな と あんな と むこうをみてる

おんな  ....
{引用=

大さわぎでなく
ゆっくりと歩む
足の裏に感じる砂の感触を確かめ
けして温かくないけれども
柔らかく反発してくるようなそれを
一足一足 注意深く進まなければ、
見逃してしまう ....
私の背中に包丁を入れてください
あーそこそこ
丁度かゆかったんです
そのまま まっぷたつに
お願いします

キャベツというのは
幾重にも丸まって
ドカンといるでしょ?
自分が大きくな ....
詩が何のためにあるか
詩っていますよ

あらゆるものを
名づけてしまうことなく呼ぶために

どの言語も
単語のひとつひとつは
一々長ったらしく説明してられないがための
高速言語
符 ....
指のさき
雪がひとひら、消えました

わたしの熱を、あら熱を
かくまうように
消えました

うなずくべきことなど
何もないけれど、
わたしは確かに
うなずきました

す ....
賀正正正正正正正正正正正正正正T

数え切れない ミカンの皮を
今年も 数えて 正の字一つ

数え切れない 悲しみを
今年も 受け止め 正の字一つ

数え切れない 溜息を
今年も 見 ....
流されることのなかった涙は
夜になると人知れず空に抜け出し
宇宙のどこかで
ひとつの星に結晶する

僕らは手を伸ばしても
その涙をぬぐうことが出来なくて

だから
ただ夜の空白をなが ....
せつなくて
封 印
苦しくて
封 印

意識の底の底の底
君をグッと押し込めた

はずなのに…

この道も
あのショップも
この曲も
あのライブハウスも
この雪も
 ....
むかしむかし と始めると
日本昔話になってしまいそうだが
古い話を始めないと
新しい物語も 始まらないのかもしれない
いつのまにか それだけ古いものを
背中にいっぱい背負ってしまった
はあ ....
冷たい風がとまる
匂いも闇もとまる
 とまる

泣けない光が
そこの隅にそっと身をひそめる
開けて下さい
開けて下さい
精一杯の囁きが
裏側を超えた耳元で木霊する

 ....
言葉はわかり合う為の      
道標ではないかと        
思うのです           

ドアをあける前の足音で     
ただいまの一言で    
きょうの元気がわかるのは ....
睫に触れるしずくにまで嫉妬していた

外は雨が降っているらしい

冷たい手のひら
コートから湯気がたつ

ベッドから身動きもせずにそっと盗み見る

ソファーに腰掛けて
上着や靴下は ....
エシャレットを植えたのだが
ワケギと見分けがつかなくなった

どうでも
日本の食卓にあがるエシャレットは
ラッキョウに土寄せをして
軟白栽培し若採りしたものらしい

タマネギもペコロス ....
おひさまは
毎日うまれて
毎日しんでしまう


しんでしまったおひさまは
地球の裏側を
じつは照らしていることを
わたしたちは
ちゃんと知っている


しんでしまったひとさまも ....
「おじいさん こんにちは
 また会いましたね」

  おや あんたかい
  また会ったね

「こんな坂道で
 今度は何を拾ってるんですか」

  おったまげたねぇ
  分かるかい
 ....
今年が終わる前に
新しい年が開ける前に
箸を一膳お互いの為に買いにゆきましょう
毎日の食事の後に
台所の排水溝へ流れる水に身を投げたくなったら
箸を渡して橋にして
また戻ってこ ....
 
高校を卒業して
家を飛び出してから
二十年になる

お盆と正月などには
申しわけなさそうに帰省してきたけれど
それぞれ五日ずつ滞在したとして
二十年かけても
わずか一年にさえ満た ....
とろりとろりと
日が暮れて
お社の石灯篭の暗い影
僕の背丈より
いつの間にか長い

鬱蒼と生い茂る鎮守の森
空にはねぐらに帰ってきた鴉の
黒く騒がしい群れ
忍び寄る夕闇せかされて
 ....
早春にはバターカップ
金色めいたとろけたような
黄色い花びらの福寿草

だから君たちはジャムカップ
赤やピンクや紫の
マツバボタンやポーチュラカ

チビクロサンボのバターのように
盛 ....
ニヒルに笑うお月様
溢れて零れるエトランゼ
やさぐれたコーヒーの缶
ペンペン草の涙
ふと我にかえったように鳴る踏切の鐘

わたしはきっとここにいて
きっとわたしはここにいない

潜む ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この土地にくらして- あすくれ ...自由詩9*10-1-20
残響- 相羽 柚 ...自由詩1*10-1-20
海草の想い- 朧月自由詩3+10-1-19
知ってるかい?- くろきた自由詩410-1-17
すずめ百までちゅんちゅん忘れず- 海里自由詩2*10-1-16
アトム- umineko自由詩12*10-1-16
○△の地球- 朧月自由詩18*10-1-15
せかいちず- 非在の虹自由詩110-1-15
おんな椿- あ。自由詩11*10-1-13
食べきれなくて- 殿上 童自由詩8*10-1-13
おんな_と_おとこ- 非在の虹自由詩210-1-12
Blue_Heron- 月乃助自由詩18*10-1-10
キャベツのメルヘン- りょう自由詩14*10-1-9
水脈と暗渠- 海里自由詩4*10-1-7
ロスト- 千波 一 ...自由詩21*10-1-6
【新年】- つむじま ...自由詩2*10-1-6
宇宙の秘密- 翔多自由詩810-1-6
封_印- オンガシ自由詩6*10-1-5
坂の上には雲がある- yo-yo自由詩3*10-1-3
進む道- 川口 掌自由詩309-12-29
あたりまえの言葉は_声は- 鵜飼千代 ...自由詩10*09-12-29
いじわる- 暗闇れも ...自由詩209-12-26
エシャレットとラッキョウ漬け- 鵜飼千代 ...自由詩17*09-12-26
おひさまひとさま- 小原あき自由詩9*09-12-24
サイコロと坂道- りょう自由詩909-12-23
2009/12/20- 鎖骨自由詩209-12-20
彼方へ- 小川 葉自由詩309-12-11
とおりゃんせ- 楽恵自由詩11*09-12-9
蝶々のハチミツ寄せ- 海里自由詩2*09-12-6
神話- けさんぼ ...自由詩109-12-5

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