すべてのおすすめ
あなたは笑っているのか
どこにいてもわかるお日様の声

私たちの心臓は揺れていて
駆けつけたい気持ちではちきれそう
あなたの詩は泣いていて
文字をなぞれば指が濡れ
ゆき場の無い塩水が光っ ....
起きた時喪失を感じる。夢を遡り昨日を遡り、どんどん過去へと逃げていく私の心の半分。私は朝起きるたび心が半分になる。そして、過去へと遡って行った心は決して帰ってこず、その代わり消え去った思い .... 私が不治といわれる病気になった時
学校のことや
子供会のことなんか
代わって引き受けてくれたママ友に
「いろいろごめんね」と謝ったら

事情を知っている彼女は言った
「そんなこと、気にし ....
空白の多い時刻表を何度も見ている 暗闇の中で
夜眼のきかない私たちは
離れ離れになり惑い
不安げに歌を口遊む
重ならない音
不協和音が大気を揺らす
世界中が苛立ちで満たされる


もっと明るいうちに
互いの眼 ....
 夜暗の{ルビ静寂=しじま}を木がさらい
 あしたの歯車が回りだす
 小鳥のうたにくるまれたなら
 いのちは深く息を吸う
 {ルビ一夜=ひとよ}を越えて去る星に
 またねと花が笑いかけた
 ....
『お母さん、最初から一緒に寝てほしいの』
『あのね、お母さんは忙しいの。
 後で行くから、最初は一人で寝ないとね』

今夜も娘は
テディベアを抱きしめて寝ている
その規則正しい寝息を確認し ....
どこにもない場所を教えて
だれもまだ踏み込んでいない花園に
こっそり招待してほしい
月のなくなる夜でいい
火も電気も眠るころに
しずかにねどこを抜け出して
あなたの闇に逢いに行くから

 ....
 数え切れない
 手に負えないくらいの
 幾千枚の白いはなびらが
 ほとんどいっせいに
 枝という枝を離れて
 舞い踊る
 まるで蝶のように
 儚げであるのだけれど
 或る意志を持って ....
よろこび
いつくしみ
むさぼり

穢土はひとのこころにすむものか
浄土もまたひとのこころにあるものか

コーヒーに
砂糖とクリームをゆっくり溶かしながら
そんなことをおもう

そ ....
目を閉じると
緋色珊瑚色菜の花色
まぶたの裏に
現れては消える明るい斑

風の無い中庭は
緩やかな分子で満たされて
枯れ枝から枯れ枝へ
見知らぬ鳥が声を探している

鎖骨のあた ....
艶消しブラウンで
厚塗られた感情が
仕切られた容器に
整然と並んでいる
精製砂糖の甘味類


お行儀の良い愛は
ガラスの香水瓶と
純白のミニブーケ
に迎えられ微笑む
誰かと同 ....
みずのね
さらさらとね
ながされる
ひとのシやセイが
たいがになって
いつかのよるの
うみみたいなばしょへ


みずのね
ちゃぷんとね
りゅっくのなかの
つつのなか
ゆれるた ....
鳥になりとうございます どこに国境がありましょう 魚になりとうございます おなじ水面をしっています 山になりとうございます 花になりとうございます ひととしての命ですので  

 朝に
 (おそらく)吃音で始まった体がカタコトのまま、?、月を見上げながら
 (もしかしたら、月を見上げている自らを想像しながら)
 結局は落下してしまう眼球
 ほらね、月もまた充 ....
友だちのなかの笑顔のわたしは
ほんとのわたしじゃありません
感嘆符ばかりの 上の空の会話
いつも気になるのは スマホのライン
ほんとの自分を置き忘れている

傷ついてなんかいません 
 ....
箱から出ておゆき、羊たち
呑み込んだ象を吐き出すんだ、うわばみ

立つことが精一杯の星の上で
灯りを消す、点ける
(日の出と日の入りのあわいは僅か)
薔薇を宇宙の風から守る
(風は吹くの ....
まだ自転車に乗れなかったころ
ともだちの自転車を借り
田舎の緩い坂道をおそるおそる降りながら
何度も練習していた

不思議なことにあるときすっと自転車が自分のものになる
そんな瞬間を体験し ....
今朝8時8分にトーストを咥え「遅刻、遅刻!」(ふぃふぉふ、ふぃふぉふ)と口にしながらコートを大袈裟に翻して出掛けたのですよ、ばさっと大きな翼のように。いつもと違って。玄関でいってらっしゃいと見送ってか .... 息は白く
冷たい空気の中に融けていく

軒先の雪だるまは
物憂げに宙を見つめ
作ってくれた子どもの笑顔を
胸の内にあたためている

雪に包まれた小さな町
窓の明かりがボウっと ....
花は好きです

酸っぱくてもレモンは好きだ

固くても林檎は好きだ

果物は感じがいいから好きだ

花を食べるあの果物の香りが好きなのです

だから果物の香らない人は嫌いだ
 ....
七月のある日 兄は ぼくを呼んだ
風通しの良い部屋に一人伏せていた兄は
「今度は帰れないかも知れない」という
「弱気なことを…」
ぼくはそう言ったきり次の言葉が出ない

幼少時父も母も病で ....
シロいのとクロいのをかっている

シロはなんもかんがえてないから
わたしもなんもかんがえずにすむ
ただかわいくてにこにこだく

クロはいつもいろいろかんがえている
わたしはクロのむねをさ ....
     光のあたらない
     すみっこにこそ
     きらりと光るものが
     ひそんでいる

     目立たなくても
     すみっこの力を
     侮っ ....
ふしあわせは
雨のように降ってくる
不穏な空から予定通りに
稲妻をともなって突然に

傘も持たずに
ぼんやり歩いている時に限って
ふしあわせ予報ははずれて
私の思考と良心はずぶ濡れ ....
長い待ち時間の先に
何もない
暇つぶしに手にとった西遊記
辞書みたいな厚さも頼りない
どうしようか

やまぶどうはしゃべる
秋口の頃だったと思うけど
痛い痛いと言って喜んで
その ....
曲芸師は球形の虚無で玉乗りをする

奇術師はハットから鳩形の虚無を取りだす
雨の日に、僕は雨粒の音を数えている。僕が数えられるよりももっと速く雨粒は降ってくるし、遠くの雨粒の音はよく聞こえない。それでも僕は雨粒の音を数えている。自分の感性の平原、その静寂に一番響く .... 星なんか
見えない夜もある

それでも夜空を見上げて
一番輝く星を探しているんだ
その星が
ずっと照らしてくれると信じて

星なんか
見えない夜がある

暗い夜道で
仔猫の鳴き ....
立ち昇らせなければいけないんだよ 僕の世界を

主に届くためには


そらの果ての向こうの裏側までも

あなたの空想など とうに破らなければ


決して完成させてはいけないんだ
 ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5922)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お日様の詩- たちばな ...自由詩12*15-2-17
起きたとき- 葉leaf自由詩715-2-17
明日は我が身- そらの珊 ...自由詩17*15-2-16
空白の多い時刻表を何度も見ている- 北大路京 ...自由詩415-2-16
夜のオクターヴ- 衣 ミコ自由詩9*15-2-16
__朝- 中原馨自由詩315-2-15
テディベアと詩集とブランケット- 夏美かを ...自由詩36*15-2-15
どこにも書いてないことを教えて- 木屋 亞 ...自由詩4*15-2-14
墓所にて- そらの珊 ...自由詩2215-2-13
朝のユーモレスク- 梅昆布茶自由詩1715-2-11
ひなた- nonya自由詩11*15-2-11
バレンタイン・アール・デコ- とよよん自由詩4*15-2-11
水の音- 村上 和自由詩915-2-11
視線- 黒木アン自由詩415-2-8
充血- わたしか ...自由詩315-2-8
ただ、ちょっと泣きたかった_だけ- 南無一自由詩415-2-8
星のアリス- 梁川梨里自由詩6+*15-2-7
自転車に乗って- 梅昆布茶自由詩2215-2-5
僕しか知らない事件- とよよん自由詩5*15-2-5
涙が結晶化したこの町で- トビラ自由詩215-2-4
詩人の香り- アラガイ ...自由詩11*15-2-3
寒い夏- イナエ自由詩22*15-2-2
愛玩- とよよん自由詩5*15-2-1
【_すみっこの力_】- 泡沫恋歌自由詩19+*15-1-31
ふっ、しあわせ- nonya自由詩16*15-1-31
やまぶどう- 竜門勇気自由詩315-1-31
とある祭の片隅のテントで- 塔野夏子自由詩3*15-1-29
雨の日- 葉leaf自由詩6+15-1-29
【_星空_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-1-25
無限層楼- とよよん自由詩4*15-1-24

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