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等圧線の険しい尾根道を
一気に駆け下りた寒気の精鋭に
容赦なく身体を押えつけられて
また2センチ青空が遠のいた

街路樹の痩せた指先から
次々に零れ落ちた枯葉の巡礼を
容赦なく運動靴 ....
君の胸の音を聴いている

瞳を閉じれば浮かんでくる
電車がゆく
車輪の音は確かなリズムを刻む
無機質でいて
それはなぜか温かい
からだじゅうに
張り巡らされた
赤い線路を
休むこと ....
誰かが扉を閉めてしまった
私は夜ごと出口を失くした夢をみる
扉を閉めたのは 私
そのうえ錠前を壊してしまった

壊れた錠前をまず直そうとする人は
人の心を思い遣る人
壊れた花瓶を
片付 ....
プライドや
スキルや
イデオロギーといった
後付けアイテムで体裁を整え
何層にも膜を張って
“ ハッタリ ”という殻で
コーティングしたら
実物より 
やや立派に見えた

だが
 ....
また新しい朝が来て
見慣れたカーテンの隙間から
初めて出会う光が射す
窓の外は少し寒そうに
木の葉が遊んでいて
足元を這う蟻はせっせと
冬の支度を急いでいるの

この部屋に引っ越してき ....
しなしなと
深夜のラジオが
ひなびて曲を鳴き奏でる

くるくる風括る
晩秋は
始めとも終わりともなく

じりじり
砂を嚙む
ときの流れのとどこおり

いつ ....
 主よ
 わたしは今日も持てる者をそねんで
 劣等感に苛まれてしまいました
レックス・テックス君は祈るのだった

 主よ
 わたしは今日も愚かな人をあざけり
 心で罵声を浴びせてしまいま ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない

砂漠の砂の中で
生き延びた
いっぴきの魚が
乾いた瞳で
夜空を見上げている
流れ星がひと ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた

その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
  あなたに梨の実を贈りたい
  寒く厳しい冬の夜に
  愛するあなたが
  梨の実の夢を見られるように



  くちづけは消えてしまうから
  抱きしめあった温もりも
  ....
何もない
暗黒の世界に
単なる偶然からひとつの何かが生まれた
他に何もない世界だから
誰もそれを認知することができない

何だかわからないそのものを
僕は想像する
想像している

 ....
わたしには すきなひとがいるんだけど
とってもとおくにいるから
なかなかあえない

   真夜中に
   そっと 進み出れば
   もしくは

わたしには すきなひとがいるんだけど
 ....
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった

逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった

しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった

 ....
生きているのか生かされているのか分からない今

気が付けば歳だけ取るばかりで何も掴めていなかった

いつかみたあの風景をもう一度確認したくて歩いた

所詮はただの気休めでしかない事など分か ....
久しぶりに、いよちゃんに会ったら、前歯が1本なくなっていた。笑ったとき、いたずらっぽくみえる。
乳歯が抜けかかっていたのを、えいやっと自分で抜いてしまったらしい。それを見て母親はびっくりしたと話して ....
愛とか
愛に似たものとか
愛と呼びたいものとか
愛したいものとか
愛しても届かないものとか
愛したらいつか届くんじゃないかと思うものとか
付箋をつけた愛とか
血糊みたいにべっとりした愛と ....
幾度も飽きずに眺めたあの絵を
休日の人ごみの中に探していた

さーっとなにかがあたまをよぎって、
その時にはもう

それがどんな絵だったかも忘れていたから、
やっぱりいつもこんな意味のな ....
輝く雲の湧きあがる空の果て
若者の最期は誰にも見届けられない
彼は太陽をその目に捉えて
振り返った時には姿を消していたのだ
母は名を呼び続け
長の年月探し続けたが
父は真新しい墓へ参る度に ....
お母さんはこどもを怒る
いっしょうけんめい怒る

こどもは怒られる
いっしょうけんめい怒られる

こどもは泣く
お母さんは
泣かないけど
その肩はふるえている

それをとりまく
 ....
一日分の答え合わせは
いつも寝床の中
模範解答のような布団に
やんわりと挟まれて
たいていが正しくない僕は
自分にバッテンをつけては
寝返りを打つ
寝返りを打つ
寝返りを打つ

 ....
通り縋りの街に
何処か懐かしさを覚えて

忘れていた記憶を思い出そうとする
ふと浮かんだ笑顔に
少し胸が痛くなるけれど
明日のお天気のことを考えてみよう

幸せは無味無臭だから
気づ ....
思い描いた未来なんて
無意味なまぼろし
窓のガラスに描いた夢
流れ去って行く雲を数えて
惰眠を貪っている内に
ひとり丘に取り残されて
春かと思っていたのに
秋風が立っている

私を育 ....
無一文の今日

近所の古本屋を何件か回って
ジャンルごと本売り分けた

最後のブックオフで買い叩かれた
それでも今日、実に清清しい気分になった

別れた本にありがとうと言うのも何だか空 ....
言葉は呟かれている
世界は吐き出されている
鞄は持たれている
人間は産み出されている

受け身を受けている言葉
修飾されている修飾語
幸福にされている人生
不幸にさらされる人生

 ....
おやすみなさい
今日の日は過ぎた
明日は親知らずを抜きに行く

二週間前に予約して
あっというまに
今日が来た

虫歯になっていますから
治療したとしてもどうせ
使いみちのない歯だ ....
{引用=
忘れ去られた化石のように
 書籍がたちならぶ


黴は 胞子のにおい
 博物館の展示品さながら
 標本とみまがい、


ここでは もう誰も
 紙に書かれた物語を
 手 ....
椅子になってみようと思って
椅子にはなれなかった
三秒で挫折した
たゆまぬ努力なしに
椅子は存在しえない
私の大腿四頭筋は悲鳴を上げ
痙攣を始める

あまねくすべての椅子は
慈悲とい ....
空想の翼と妄想の足枷
境はあっても壁はない
空と海のように

神学と罪状を彫刻された
流木は風と潮に運ばれる
翼もなければ鰭もない

時折 鳥が降りて来て憩い
流木の節くれだった目を ....
何かを始めるのに
手遅れなどということはない
始めた時が
始まりのとき

手を伸ばした時が取り返すチャンス
足を踏み出した時が
新しいスタート

空を仰いで
深呼吸した時が
誕生 ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
子供は風の子_大人は火の子- nonya自由詩25*13-11-16
真夜中の耳- そらの珊 ...自由詩1713-11-14
心理テスト_(詩人サークル「群青」十一月の課題「非」より)- Lucy自由詩21*13-11-13
【_途上の人_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-11-13
今日は誰かの誕生日- 中村 く ...自由詩5*13-11-12
波長- シホ.N自由詩4*13-11-12
神は汝を赦し給う- salco自由詩713-11-11
distance- 梅昆布茶自由詩26*13-11-11
砂の中の魚- そらの珊 ...自由詩1413-11-11
赤・青・黄色- 夏美かを ...自由詩28*13-11-11
梨の実の夢- 草野春心自由詩413-11-11
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お天気倶楽部- そらの珊 ...自由詩20*13-11-10
フラスコワンルーム- こめ自由詩813-11-9
ガラス玉遊戯- yo-yo自由詩10*13-11-8
Lover,Lover,Lover- そらの珊 ...自由詩16*13-11-8
5- きるぷ自由詩2*13-11-8
R_- salco自由詩1013-11-7
叱られて- 朧月自由詩513-11-7
答え合わせ- nonya自由詩20*13-11-6
【_凪_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-11-6
セッド_シー- salco自由詩1113-11-5
無一文の今日- モティー ...自由詩713-11-5
受け身- 西園 虚 ...自由詩113-11-5
おやすみなさい- Lucy自由詩20*13-11-5
booked_will- 月乃助自由詩813-11-4
あまねくすべての椅子に捧げる- そらの珊 ...自由詩2313-11-4
空と海のように- ただのみ ...自由詩32*13-11-3
手遅れ- Lucy自由詩21*13-11-3

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