すべてのおすすめ
指を枯らし
宇宙を二回
排泄したら
時間は唱う
花が美しく咲く事に
理由なんて必要無い
  美しいものを見て美しいと
  心が感じただけなのだから


月が綺麗な事に対して
余計な言葉は要らない
  綺麗なものを綺麗 ....
雪の無人駅
雪を掃く係りのものが雪を掃く
何でもないコンクリートの踏み板の上を掃くものがある
待合室の歌謡ショーのポスターからさびしさのしたたり
掃き残した埃と雪の混じった少し硬いものをさらに ....
十二月、空はひくい。
落ち葉の季節も過ぎた。
竹箒を立てたようなケヤキの並木がつづく国道。
鳥の巣が傾いたまま、
ケヤキの梢にひっかかっている。
いつ落ちてもふしぎではない、そんな気がする。 ....
この前まで鉛筆をもっていたひとが
木の匣にはいる
燃やされてちいさくしろくなって
木箱にはいる
鉛筆で書いた文章が
もう そのひとだ
そのひとを見ると
鉛筆をもてない
あのひとのこ ....
「お前、エロ動画みていただろう」

女子中学生が男子中学生に
問いただしている

先生の前で

この世はすっかり変わってしまったようだ
僕は浦島太郎のような気持ちになった
ボットン便所を囲んで皆で歌った
曲はなんでも良かった

太古よりこびりついたほにゃららの香りと
最新のほにゃららの香りを胸一杯に吸いこんで
厳かに歌いだす

「Aufersteh'n,  ....
塵屑を捨てる人がいれば塵屑を拾う人もいる。
僕はその間で眺めてきた。
クリスマスには赤い電球の羽根。
僕は公園から煙突の下をみる。
一体何を捨て何を拾い集めてきたのだろう。
あれは、さみしいひと
佇んでた 遠目からじゃ見えない
薄青い菖蒲が頼りなさげに風で揺れてる
通り過ぎて交じり合わないひとたち
全ては、約束事で絡み合って
ゆれていく
可愛い大地がさような ....
   
  {引用=
  かつて伝説の神話は
  太陽と宇宙のあいだにあった
  詩神と死神が共に生まれた太古の時代に
  灰色の空には詩神と死神が戯れあうために
  命の手紙を運ぶ陽鳥が ....
「なんでこんな体に産んだん」
またゆうてもた あかんなうち

「どうせこんな体に産むんやったら、産まんかったらよかったのに」
またゆうてもた あかんなうち

うちがゆうた ....
あなたがわたしにひいた線は
しずかに沈んで いまはもう
ほとんど わたしになりました

種から花へ
あるいは花から種へ
その季節ごとにひいた線は
たがいに絡まりながらなお伸びてい ....
好き?
嫌い?

一枚
二枚と
花びらを千切る

好き嫌い?
好き嫌い?
不安な心を原動力にした
行為が止まらない

千切って
風に拐わせ
無かった事にしたいのは
己の
 ....
アトリエに 違和もなく 海の 笑む {ルビ音=おと}
感傷の 気まぐれに 黒い蝶 化粧台で 殺し
逆らえない 四十万に 鈴の {ルビ急=せ}かし 空へ  
ただ 近く 月を 手に 取って
泣き ....
親愛なる君たちへ

安心していいとは言えないが

案外、愛しているので

内心どう思っていようと

なるようになるんじゃないかな

しんどいかい

指導者たちよ

どうかい ....
駅のホームには
ひとつの世界が埋葬されている
それゆえに駅のホームは
世界の墓地であり霊場である
だから今日もそこには
忘れられた眼の光や
捨てられた愛の閃きなど
あらゆる感傷的なも ....
見渡せば
何処までも続く
白い砂浜と青い海

嫌な出来事があり海辺に来た
広い海がちっぽけなものに変える

海風が心地良い
身体に溶け込む
母なる愛のエナジー

身体は時間を忘れ ....
つまらない思いを抱えて
つまらないつまらないと日々を送るのが
これからも死ぬまで続くのだと
濡れた服を脱ぎながら真実に思えてくる
拾ってきた枯れ枝を瓶に挿し
部屋の中に小さな林を作ってやろう ....
猛反発枕という単語に少し吹いてしまった冬の昼

考えてみれば私も夜寝る時には
猛反発枕になっている

ネット上にうざいだのかまってくんなだの
書くほどうら若き{ルビ乙男=オトメン}ではない ....
あまりのやりきれなさに思わず
荒んだ瞳になって街のど真ん中で
……黙して堪えなくてはならない時にわたしが
想う 風景があります
そこはひたすらにさやかでのどかで 透明で
必要がないから透明な ....
私の中にはおさかなが住んでる
ぴちゃん
揺れて

ねぇ、ちいさな音

震えるみたいな ちいさな音

怯えないで

高い音ではねるときもある

ぴちゃん
とがって

ねぇ、 ....
誰かが恋に落ちる瞬間を見るのが好きだ
それは場所も時間もまちまちだけど
ごく稀に眼の前で起きることがある

静かなティールームで
賑やかなファミレスで
時には通りで立ち止まって

かす ....
街なかで魚を見かけた
夕暮れの人混みをスイスイとすり抜けて
駅の方角に泳いでいった
海中でもないのに魚が生息しているなんて
奇妙なことだと思ったけれど
通行人は気に留める様子もない
私がこ ....
赤いチュチュをはいた
白い花たちが
寄り添って踊る

小さなバレリーナ

踊ることは
生きていることだと
無邪気に笑う

顔を寄せたわたしの目の前で
おさなごのやわらかな手に触れ ....
綺麗な植物たちのなか、言葉を忘れて、歩いていく
人であることを忘れ、綺麗な世界を歩いていく
息をしている
すべてのものたちが
息という名の
うたをうたう
うたという名の
命を

深く
息を吸いこみ
ふくらんだ分だけの
息を吐く
そのあと
わたしのうたは
誰かの肺の中 ....
上を向いて歩こう

BGMに流れてる

もう
最後の花束は
貴方の胸に飾られた

貴方は
生粋の大阪気質で
ほら おととしの父さんのとき
斎場の菓子パンを
残らず全部持ち帰っ ....
脳の誤作動だったのだ
満月がこんなにも喝采されるのは
月は暦を変えられないことの杭を打ち込まれているかのようで
好きになれなかった

あなたの中に住まう狩人は
おぼろげな兎の陰に矢を放 ....
厳しい冬の寒さは

        春に満開の桜を咲かせる
いやになっちゃうであろうが
きらいになっちゃうであろうが
見映えも聞き映えもあまり良くない

ここは一応いやになっちゃうにさせてもらう

嫌になっちゃうと聞くのは嫌になっちゃうし
嫌にな ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(53Y.12・8)- 木立 悟自由詩316-12-12
その理由、- 葉月 祐自由詩5*16-12-11
雪の無人駅- オイタル自由詩13*16-12-11
ことばを灯す- たま自由詩22*16-12-11
鉛筆- 白島真自由詩23*16-12-10
浦島太郎- ホカチャ ...自由詩2*16-12-10
肥溜めに生まれた- 印あかり自由詩6*16-12-10
ごみ箱- ツノル自由詩8*16-12-9
さみしいひと- 水菜自由詩14*16-12-8
漆黒に彩られた翼-陽鳥に捧げる唄-- りゅうの ...自由詩4+*16-12-6
forever_dreaming- アラガイ ...自由詩5*16-12-5
せん- はるな自由詩1716-12-4
花占いの乙女- まいこプ ...自由詩516-12-4
46×3- ただのみ ...自由詩13*16-12-3
昔の手紙- りゅうさ ...自由詩216-12-3
駅のホーム- 葉leaf自由詩416-12-3
海辺にて- 夏川ゆう自由詩316-12-3
窓の林- 春日線香自由詩216-11-30
反発と課題- りゅうさ ...自由詩216-11-28
=息をすること- もっぷ自由詩1116-11-27
おさかな- 水菜自由詩12*16-11-26
恋に落ちる瞬間が- HAL自由詩6*16-11-24
- やまうち ...自由詩6*16-11-22
秒針のない時間- そらの珊 ...自由詩16*16-11-21
綺麗な休日- 水宮うみ自由詩2*16-11-20
星とうたう- そらの珊 ...自由詩26*16-11-16
上を向いて歩こうよ- umineko自由詩12*16-11-15
満月への返歌- 由木名緒 ...自由詩14*16-11-15
- HAL自由詩1*16-11-14
嫌になっちゃう- 宣井龍人自由詩6*16-11-14

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