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死体って本当に動かないんだ
父さんの死体は 父さんと言っても動かず
とても不思議だった

死体だけども 父さんと変わらずに呼び
唇を水に浸した綿で拭いたり
保冷剤を取り替えるのを 成る程と ....
LDだの、ADHDだの、自閉症スペクトラムだの
九歳になったお前に 世間は余計な名前を被せたがる
だけど お前に授けた唯ひとつの名前、
それはマリだ
英語ではMarie
表記上 e が入る
 ....
プロペラから
風が生まれる
その中心を
つかんで
風を止められるかどうか
幼いきょうだいが
度胸だめしをしている

扇風機の首振りボタンで
風を分けあって
涼と熱を共有していた
 ....
 ほら、たべものがよかったのかなわたし、おいしくできてるからわたし、ほら、軟骨はつやつやとしてみずみずしく、膝はつやつやとして夜に半月映るし、ほら、かわいい服とかかわいい靴とか、化粧品たち、小物たち、 .... 35000フィートの
高さで
時速580マイルの
速さで
華氏ー45度の
冷たさで
まっすぐ伸びていく
今日の航跡を

昨日の
何処かから転がり出て
一昨日の
坂道に置き去 ....
こどもが
しょくばにやってきた

こんにちはといって
やってきた

このくつのひといますかと
しょくばのひとにきいた

おこさんきてるよと
しょくばのひとがいった

 ....
愛は心臓ではありません
ひと刺しくらいで死にません
悶え苦しみ血を流し
こと切れるまで幾日も
血が乾くまでに幾月も
断末魔のその姿
もとに戻るには幾年も


愛は蛙じゃありません
 ....
僕はロボット 1953年生まれだ ガラクタを適当につなぎ合わせてできている
だが僕の父は天才科学者ではなかったので かなり杜撰な構造だがなんとか生きているさ

僕が生まれたのは三丁目の夕 ....
風が吹けば
裏返り 寝返る
白と黒 
どちらも表で
どちらも裏で

裏の中に表が潜み
はっきりさせないことが
生きる術
だというけれど
白 黒 × ○
二者択一を迫られる
意思 ....
忘れたことを縒り合せた糸で
軌道エレベーターを作ろう
スペクトラムにロマンじみてる送話には
3歩ほど首をかしげるくらいが正直

しゃっくりのようなブレスを挟んでくれたら
じっと声が ....
今日は月が邪魔しないから
夜更かしをしよう
暗闇に紛れてしまえば
溶ける感覚に目を閉じて
私はもう何者でもなくなる

誰かと何時でも繋がれる
人工的な明かりは
電源を断ってしまえば
 ....
                   130717

無神論者はもちろんなんとも思わないよね
神様がいなけりゃ怖いものないと思っているんだもの
神は強い魂が生み出したものと ....
エアコンをつけてまどろんでいる

ねむくもないような、とてもまぶたが重たいような

外から、何か求める幼い声がする

めんどうならすべて切ってしまえばいいのに

耳にだけ意識を持ってい ....
触れられない


ウミガメの産卵をはらはらと見つめるように
あなたの泣き顔を見つめる私です
あなたは苦しんでいるというのに
私はあなたに触れられない
透明なのです

朗々 ....
   象

ふるさとの草原も夕日も君は知らない。君の母親も父親もふるさとを見たことが無いからその広大さも見事さも話に聞いたことすらない。そこに憧れることもなく、ただ与えられたスペースを歩き与えられ ....
コーヒーショップで冷コ中
窓の外ではトウモロコシが
半被を着てイカ下足を焼く夏祭り
駅前広場に設営された
野外ステージではカラオケ大会
たまにはこういうのもいいな
近くの信用金庫のOLが
 ....
誰でも救われる訳では無いけど。

でも救ってくれたあなたは、
あと少しで炎が消えそうに
揺らいでいます。

幼いわたしは坂に向かって開かれた窓から
あなたの名前を呼びました。
親があな ....
小鳥にパンを投げてやる
あるかなしかのわずかのくちばしのために
この子らはやすやすと川をこえるのに
わたしはまだその手前で積木をしている
{引用=
夏の陽に 焼かれながら
後ろ手の 信玄袋をけつの下に
揺らし


女の背は 凛とし
黒紋付の羽織で、振り向く{ルビ面=おもて}が艶やかだった


名は、定
床上手の 女 ....
夕暮れても
大地の熱は
冷めやらず

もうすでに
花も穂も枯れ
ただの茎となったすすきは
すとろうとなり
土に埋まる子らは
それを吸って
生き返る

一本であったら
孤独に揺 ....
         130715


詩集の挿絵とは
絵画にどんな照明を与えるか
ということに似ていると思いますと
若い作者が言う
そんなものかなと初老の男は半ば狼狽えながらも
うなず ....
薄いピンク色 果肉より食い気に成り下がる

ハーゲンのストロベリーアイスクリーム

愛してやまない 

 庶民のシュートができた時の喜びのような幸せを

 感じて 薄いピンク色 濃くあ ....
毎日暑い日が続いていた・・・
そんなある夜
僕は海苔巻きを食べていた
パカッと割ると中身が見えた
きゅうり
玉子焼き
かんぴょう
etc
えいって噛み付くと
グギッて音がして激痛が走 ....
どの道も
少し進んだところでたち消える
草原の三叉路
生い茂る草は風の方角に
倒れては起き上がる波

恋慕い
探し求めたものを見失い
(つまり触れ得た事のないものの喪失のあげく)

 ....
ある人物がこの世を去った
享年58歳 若過ぎる死だ
彼は組織人だった

その組織人が独断で命令に背き自分が為すべきだと信じたことを
中枢部の命令に従うと嘘を付いて進めた行為

もし彼が命 ....
プールの授業は嫌いだから
学校を休みたいという
息継ぎが
うまくできないらしい

ネットで検索してみる
吐かなければ息は吸えない
水中で吐くこと
頭をあげる向きと
タイミングにコツが ....
窓に付いた
紙のきれはし
水のように光り
兆のように消えてゆく


浸透圧
立ち止まる
有るか無いかの
はざまにまたたく


鱗がひとつ
水から離れ
羽根に ....
柱 文字 からだ
数千年の空の筒
蜘蛛の巣の雨
冷たい青
はらいのけては肌に生え
夜明けを夜明けに呼ぶ鉛
炭の地平に羽と浪を描く



真昼の軍政
砂とささやき
 ....
かぎ裂きの浜辺を
ひとり遅れて
虹は歩いた
問いには応えず
奏でる指から流れる血
嵐の先をしめす標
会いたい人に会えぬ代わりに
言葉ばかりが目に降りそそぐ


 ....
少し曲がってしまった空間の
端から端を銀河と呼んでみて
言葉を彩る意味でも掲げれば
誰の一人も傷つくことないし
明日はいたって明日だろうし
パンダは関係なしに笹食うし
 
 ....
るるりらさんの自由詩おすすめリスト(5883)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたす- 砂木自由詩18*13-7-21
マリはマリなのだから- 夏美かを ...自由詩40*13-7-21
【凪】詩人サークル「群青」七月のお題「風」から- そらの珊 ...自由詩2013-7-21
ショッピングモール- 片野晃司自由詩19*13-7-20
飛行機雲- nonya自由詩19*13-7-20
- 小川 葉自由詩1213-7-20
ひとつの愛の死- ただのみ ...自由詩21*13-7-19
昭和ロボット伝- 梅昆布茶自由詩1013-7-19
オセロ- イナエ自由詩12*13-7-19
ロマネスク- 凪名木な ...自由詩313-7-19
今日は月が邪魔しないから、夜更かしをしよう- ミツバチ自由詩5*13-7-19
食べ物を残すと祟られるのだろうか- あおば自由詩17*13-7-18
クチナシの午後- カマキリ自由詩413-7-18
触れられない- 田園自由詩1013-7-18
動物園(2)- Lucy自由詩19*13-7-17
夏祭り- 壮佑自由詩16*13-7-17
姉弟(してい)- ……とあ ...自由詩19*13-7-17
つみ木- はるな自由詩513-7-17
定・考- 月乃助自由詩8*13-7-16
すとろう- そらの珊 ...自由詩20*13-7-16
挿し絵- あおば自由詩8*13-7-15
ひんやりピンク色- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-7-14
暑いからボケた- 和田カマ ...自由詩1*13-7-14
旅の終わり____渡らない鳥に- Lucy自由詩23*13-7-13
彼と彼らの献身に- HAL自由詩3*13-7-12
水のハーブ- 佐野権太自由詩9*13-7-12
わかれ_まばたき- 木立 悟自由詩313-7-11
ノート(砂とささやき)- 木立 悟自由詩613-7-11
ノート(虹)- 木立 悟自由詩513-7-11
パンダは関係なしに笹食うし- ブルース ...自由詩11*13-7-11

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