家猫メイ
くゆら


勝手に流れる涙は止められない



産まれた頃から他の兄弟より


小さかったこいつは




産まれた時から皆より


命の灯も小さかった


懸命に生きて


産まれて2年


病院に連れて行った時は


通常の子猫が産まれて

半年ぐらいの体重だった



我が家に来て少し成長したけど


やっぱり小さかった



最近 めっきりごはんを食べない



病院に行くと


長い病名を告げられて


このこは体力がないので


薬の投与は出来ないと言われた


とりあえずの薬をもらって


スポイドでご飯をあげる


弱々しくて


ガリガリで


鳴き声もかすれていく




でもこいつは



小さな命の灯を燃やして



懸命に生きている





自由詩 家猫メイ Copyright くゆら 2010-11-18 01:37:18
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