すべてのおすすめ
終わってしまったこと 悔やんでも
答えなんて 何処にも無くて
あぁ、今日も空は蒼いのね。
いつの日かあなたと帰った この小道
もう、忘れてしまったわ
あなたは覚えているのかしら?
....
萎えて行く
心力の花か
ことばとことばに
引っ掛かりをつけ
むすび くねり はりめぐらす
透明のナイロン糸で
部屋じゅう
意味の重さ
心力の光輝
たましいの光る
小部屋 ....
おもちゃのピアノを
弾きました。
懐かしい音でした。
布団を持って
指をくわえました。
ストローのついたコップ
ベビーフード
おかじりビスケット
音のなるサンダル
毎日が勉強 ....
あなたを探して落ちた罠
{ルビ迂闊=うかつ}だわ
あなたしか見えなくて
自分で仕掛けた罠に落ちるなんて
あなたの視線に縛られて動けない
逃げ出せばどこまでも
あなたの姿が私を追って来る ....
無口な男がもてる時代は
もうとっくに終わったかい
遠くを見つめて
佇む姿は
もう飽きたかい
一瞥すれば寄ってきた雌たちも
今では面白い奴が
好きなんだとよ
....
静まりかえった夜明け前
部屋からは見えない表通りを
鮮やかな色の洋服を着たピエロが
にこやかに微笑みながら
ボールを転がし
歩いている
深夜の主役
涙は止まらないけど ....
うたかた人のように
訪れては去っていく日々
目にするものも少しづつ移り行き
いつのまにか俺は
こんなところで居眠りをこいてた
感情の動物の人間に理屈なんて通用しない
あ ....
首がスッカリ伸びきって。
おじさんのランニングみたいになったTシャツ。
もう十分役目を果たしたんだけれど。
洗濯してたたんでしまうと。
愛着なのか。
せこいのか。
....
こんなに寒い夜は
こうやって電車を待っていると
たくさん思うことがある
このホームから見える海の向こう側
そこには皆がいる
僕の目にうつる町の光
あれは人が生きているということの印
....
遠慮はいらない
わたしは何度も何度もあやまるけれど
許してくれなくていい
遠慮はいらない
ちいさなからだに納まりきれない悲しさは
全部わたしにぶつけたらいい
遠慮はいらない
....
砂が舞う
晴れた日ほど景色が白む
風のせいでもなく
冬のせいでもなく
グラウンドから逃げ出したい
砂のせい
砂が舞う
口に入る違和感
砂のせいだ
景色が、白い
わたしがまだ小さい頃
パパがお仕事に行くとき
ママが「行ってらっしゃい」
といってパパにちゅーをした
パパはちゅーされた後ママにいっていた
「あい・らびゅー」
あ・い・ら・びゅ ....
剥がれ落ちた
爪を
見ていたの。
まるで
複雑すぎた人生を
真後ろから
眺めてるみたいでさ。
光りもしない
石を
ただ磨いていたの。
....
お嬢さん
落し物です。
心の落し物です。
命の落し物です。
そよ風サラリ
クリスマスです。
ロウソクに火を燈しましょう
変りつづける貴方の心に火を
恋に落ちました。
キスをし ....
高い塔がある
空を突き抜け街を{ルビ睥睨=へいげい}するように
その塔はそそり立っている
塔には一人の姫が住んでいた
囚われているのではない
自ら閉じこもっているのだ
目も耳も口も絹糸で縫 ....
山になった洗濯ものの回りで
君は
春のような
スキップを踏む
{引用=おうちを買わなければ、よかったね
だって、お金持ちだったんでしょ?
たた、たたん}
ちいさな袖をそろえて
重 ....
黒いカラス、黒い羽
世界の果てを見に行こう
神様は死んじゃった
つまりは神様は存在していたと言うこと
足跡を残したぬかるみは
ほどよい弾力で有る限り
アタシの痕を残しつづけ ....
カモメは海沿いの線路上を飛んでいる
超低空で
軌道をいささかも外れることなく
線路は間もなく
海を逸れて山間へ入る
線路に添うか
海に添うか
カモメにとっての岐路だ
カ ....
こころのバランス。
わたしは、月の流れのように、
ときに、その波にのまれてしまう
自分を見失うことにも 慣れているのだけれど ....
覚えたての言葉で
精一杯表現していた頃
小さな町の小さな囲いで
小さな喜びを模倣していた
道端に咲いている花は
意識して歩かなくても
簡単に見つけられた
そっと顔を近づければ
鮮明 ....
穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
心亡き者が一石を投ず
心に{ルビ小波=さざなみ}広がり
ベッドの上の枕が震える
執着する人
努力する人
無欲な人
流されるままの人
....
今日は夕陽がきれいから
明日はきっと晴れでしょう
朝には霧が立ちこめて
蒸気で喉をやられそうになっても
明日はきっと晴れるでしょう
そして今この場所は夜だから
きっと、 ....
今夜の空に2つの月が浮かんでいる
どちらもまあるく太った月だ
その色もその形もまるでそっくりおんなじなのに
照らすあかりは全然違う
右の月は煌々と
くっきり僕ら ....
お風呂に入った
髪の毛濡らし、体を濡らし
とぷとぷと
風呂の中に佇んだ私
貴方を愛し待ち続けどこかで
繋がる赤いものを感じたかった
会えずとも待ち続け 待ち続け
今の 私は
揺 ....
はみ出した所から全てが始まった
海に浮かぶごみの中に紛れ込んだ
君宛の手紙を運ぶビンはもう
壊れきったままのものでしかなかった
それくらいいいんじゃないか
突然 ....
雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている
きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
人気者に成る事程嬉しい事はない
人気者で目立つ事程嬉しい事はない
人気者になって異性からもてる事程嬉しい事はない
しかし、その反面自分の意志とはうらはらに敵ができる
自分が求め ....
体を動かすと
ほら楽しくなります。
リズム良く左右に
スイング
懐かしいジャズバー
心が落ち着く
1週間の疲れが
癒される
ピアノの人に
天国への階段を歌ってよと
ワイン片 ....
{引用=あたいはあの人がほしいんだ}
ぼこ ぼこ ぼこっ
ゆらめく光の波動
何千もの泡、泡
誰も訪れる者はない森の湖水
光すら通さない水底には
主が住んでいる
{引用 ....
どうしよう、ねむれないわ
だってひとりだもん
だってひとりだもん
どうしよう、ねむれないよ
だってあなたがいない
だってあなたがいない
こわいの
ひとりのよるは
....
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