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若き頃
道なき道を歩いたな
誰からも相手されずに
涙{ルビ眼=まなこ}で恨みっこ
自分の未熟さ所以だね
今だから分かる若き微熱
こうしてる今も
振り返る日がくれば
....
雨が降ると
紫陽花の咲くあの場所を思い出す
カタツムリは今日も
葉っぱに隠れて雨宿りをしているのかな
高校生の頃
雨が降った日には
よく二人で放課後の音楽室で時間をつぶした
君の奏で ....
胸のボタンを外すとき
あなたの狡猾な指先を思い出す
背後から不器用そうに
それでいて
未来に待ち受けているものを欺くかのように
(それなのに忘れられないのは
部屋の灯りを消しても
情念の ....
ある日、僕の所に彼女から手紙が来た。
素直で、可愛くて、良い子。
僕の、大好きな子。
僕は封をきると、ゆっくり読んだ
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
いきなりの手 ....
私は一人、円を描き
つま先でリズムを取りながら踊る
夕暮れ時の空は頬染めて
つま先まで 染めあげて
私はは震えを押し隠し
未知の世界に挑むべく
くるりくるりと回り続ける ....
すみません。
すみません。
あなたのお持ちになられている。
切っ先鋭いそのナイフ。
どうぞ私に貸して下さいな。
え。どうしてって?
いやー。あのね。
どう ....
ここにいるから
寂しくなったらいつでも
ここへ
おいで・
ここにいるよ
そう
その小さな
機械の
こっちがわ・
苦しい足を引きずって
今日も歩いて行く
地上の楽園はどこ?
愛は魂を癒してくれる。
一人で想う
一人で起き
一人で笑い
一人で飲む
愛は世の中に
色を付けてくれる
楽しみが ....
愛してる、と何度言葉にしても
飽和し続ける
あたし、そのすべて
瞳からぽろぽろ
それはもはや溶けることのできない
あたしの愛だ
あなたの舌で掬いとって
味わってよ
あたしの ....
恐いものなど
一つも無い
恐いものなど
僕
夢見る術を知ってる
空を飛ぶことも
愛すべきこの街に
このアスファルトの道に
自由に白線を引く
方法も知ってる
フ フ
....
青く煙る 夕暮れ
窓から 黄昏の気息 忍び寄り
一人 聖書よむ 我
ロザリオ握り締め ラテンの呪文など唱え
夕焼けの紅 粗末な卓にかかり 青く遠く 紅 近く
偉大な日没を見入る もう夕べの祈 ....
今の自分はがんじがらめの状態だ
自由に詩を書くことさえ
人の目を気にしないといけない
状態に陥っている
言論の自由とはゆうが
自分の今の現状は
トラブル ....
春は世界を知る
君のその高らかな響きを
からだいっぱいに吸い込んで
散りいく花に感じながら
それさえもきれいなのだと
こころを知る
きれい
駆け上がり舞い上がり
のびた夏草を千切る ....
老いた驢馬はゆくりゆくりと歩む
赤茶けた泥濘に蹄は重く
驢馬の道程に気紛れな心が曲線上に見える
{引用=黄昏時に直線は 物悲しいと私は思うのだ}
老いた犬が老いた驢馬に並び
二つの足 ....
気になること
地球に生きている生命の始まり
ずっと向こうまで流れる雲の味
淡々と繰り返される波の終わり
これらは
どうなっているのだろうか
私たちは知らないことが多 ....
リコーダーを吹き
静かに一日が
終わる
そっと目を閉じる
夜に飲める一杯の酒
涙が出てくる
抱しめてそっと
「お疲れ」と言って欲しい。
また明日、人の幸せのため
喜んでもらう ....
虎になった
黄色と黒で 都会のようで
{ルビ四本=しほん}の足が 致命的で
神秘と静寂のギリギリに
透き通るように立ちつくす
虎になった
爪と牙が 怯えのよう ....
携帯の画面上の
イチバン星みたいに
薄紫の空に
消えていった
追いかけたいけど
向かい風で
足動かなくて
目で追って
背を向けて
・・
・
僕も帰ろう
朝から続く重い雨
紅の俺の心にも降り注ぐ
霧のかかった未来は虚ろ
重たい扉を開けよう
行くあてなどないけれど
誰かが待ってる気がしてならない
胸に刻まれた約束
果 ....
僕は憎む
青硝子をはめ込んだようなこの空を
あなたのいないこの世界を
僕は憎むよ
翼をなくした僕には
もうこの空を飛ぶことはできない
あなたへの嫉妬でたぎり狂う
僕の醜い心よ
壊れ ....
雲の隙間に覗けた晴れ間
あなたの滅多に見れない表情
あなたの奥に潜んだ言葉
私の奥に眠った想い
全てを曝け出すのには
あまりにも束の間すぎて
すぐに通り過ぎてしまうから
....
海辺に
ギターを弾く男ひとり
音符は波に洗われて
貝になるかな
全部の音を閉じ込めて黙るよ
海辺に を弾く男ひとり
ギター
「ギターのピック虹色 ....
ちょっとでいいよね
ちょっと優しくしてもらえるだけで
それでいいよね
多くを求めちゃ欲求不満
幸せからは遠いよね
ちょっとでいいよね
ちょっと願いが叶うだけで
それ ....
川の中を
無心に歩いている
歩きながら
水を感じて
冷たいと思う
ばかじゃんと言う声がして
バケツの水を掛けられた
全身濡れ鼠になったので
見損なったらしい
猫の攻撃を免れる
....
薄闇のなかで煙っているのは
発光するわたしの、産毛にかかる氷雨
ヒールを脱ぎ捨て、アスファルトに踏み出す素足は
ぴしゃり、ぴしゃり
水溜りに滲んだネオンを攪拌する
ぐっしょりと水 ....
目の中に星屑がはいりました
ゴロゴロしてとても痛いのですが
暗闇の中でも
世界は輝いて見える様になりました
口の中に空が落ちてきました
舌の上で確かめた其の味覚が
あまりにも蒼いも ....
タイムマシンに飛び乗って
時空をぶらり
一人旅
特にあてなど ないけれど
我が{ルビ娘=こ}をナンパも 悪くない
抱きしめるこの胸の中に
喜びと悲しみが戸惑っている
真夜中一人きりだけで
街の中の片隅で叫んでた
叶える瞳の中で
大空に煌めいた一つの星
幻の夢のカケラ ....
君を初めて見つけた時僕の鼓動がときめいたよ
君と初めて出会った場所いつまででも忘れないよ
あの日2人で夜の街を歩いてた時に
君は僕の手を握って微笑みながらキスをしたよ
....
僕らはオペラ歌手
歌で心を伝えるんだ
♪君が好き
僕の恋人になってよ
世界で一番
ステキな家に住まわせてあげるよ
♪おあいにく様
私はお金持ちよ
立派な家だって
....
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