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夜は綻び
朝が死角からやって来る


陽射しが強くなれば
それだけ濃い影は出来て
ありふれた若さのなかに取り残したわたしと
残り時間を失ってゆくわたしが
背中合わせする毎日に
日 ....
電機信号のパレード

飛び交う人たちの間を

蜘蛛の巣をくぐるように通る

光輝くこの街はもう

モノクロの美しさに気が付くはずがない

砂埃舞う神社の階段で

浮き足でゆっく ....
わたしとしては早く終わって欲しいのに
あなたはまるで厳粛な儀式に望む
いんちきくさい司祭のような面持ちで
わたしのかたちを確めてみたり
わたしの知らないかたちで動こうとする
ふだんと違う表情 ....
海鳴りは遥か遠くでさざめいて 
波間に浮かぶ言霊たちは 
いちばん美しい響きを求めて 
たがいに手を伸ばしあう 

砂浜に打ち上げられた巻き貝は 
もはや亡骸となり果てて 
右の耳に ....
 時の船に揺られ
 昼と夜を行き来する

 神は女に出産の苦しみを
 男に労働の苦しみをお与えになった

 苦しむために生まれてきたのか
 生きていることが苦しいのか
 
 人の作っ ....
 手のひらに乗るように小さな赤ちゃん

 まだまだ立って歩けましぇん
 まだまだオムツをはずせましぇん
 まだまだお口がきけましぇん

 そうです
 あなたは生まれてきたばかり
  ....
お前が 一人だったら 俺は 誰もいなくなってやる
完全なる 孤独 いや? 孤独を 越えた その先の
奥深き 0になってやる
自分も消してやる

だが
死なないぜ? 孤独も仲間に囲まれていて ....
立ち位置を、探している。
いつまでも見つからない、
足の踏み場を。 

もしくは、
消えてしまった君の幻を
抱きしめる、
世界の中心を。 

人波の川が流れゆく
この街の中で、 
 ....
湾曲している水平線上にて、
しめって酸化しそうな金属の肌が
垂れこめた雲に灰色の腐蝕を放っていて
見あげても星は降る気配
海の月の揺らぎ
飽和した幻影の瞬く電子
この神経を流れ去ることのな ....
今まで増やしてきたのは
少しずつ自分を押さえ込むように

キリストの手のひらの穴のように
自分の罪を示すように

昨日はずしたピアスは少しかゆい

自分の体が素直すぎて
なんだかやる ....
空の水がみな注ぐ
水無月ならばこそ
ガクアジサイのぼんぼりに
青色 むらさき
灯りを点けて
こころの内を絵に描いてみる


哀しみ惑う雨模様は
霧雨に溶いた絵の具で
ぼんやり滲んで ....
見捨てられ
見守られている
みなしごのはだしの歩みで
ちろちろ歩く
ああ僕らは本当に
時代の縁を歩いてきたんだな

そして時代という言葉が
うすっぺらくなった時代を知っている

人 ....
深い眼差しを、
赤く朝焼けした巨木におよがして、
動きだすふたりの直きせせらぎが、
ふくよかな森の奥行きを高めて。

始まりは、乾いた無音を燻らせる、
茫々とした朝霧を追い越して、
あさ ....
冷凍室に閉じ込めて
そっと 耳を寄せたりはしない

腹を裂き眼球を抉り
死なない形を創り上げて
寂しさを 裏側に貼り付ける

夜中の静けさが
硝子玉した眼に暗い光を燈すと
怯えた幼児 ....
雨が止みはじめた頃に、
傘を差しはじめてみた。
びしょ濡れになって傘の下、
僕は何かに守られていると強く感じる。
道の向こう側から、
少年が歩いてくる。
あの懐かしい長靴の黄色が、
僕の ....
 吼えたくなるような夜
 神経がギラギラ研ぎ澄まされて
 目が光る

 癒しの静かな夜
 絆は曖昧で
 不確かな明日に怯える

 弱肉強食の人生の迷い道
 時折訪れる温度の下がる
 ....
タバコを買いに玄関を開けると
雨蛙が雨宿りをしていた

物珍しいので
横にしゃがみこんで
雨あめ降れふれを歯笛で吹いた

ケリリッと一声鳴いて
雨蛙はぴょんこぴょんこと
行ってしまっ ....
あおくひろがる海
きんいろの空の境

ひかる波も白雲も
遠くて浜
ふたりで歩いて浜

ただ この一時だけでも
私とおなじく想ってくれれば


仰いではみおろす

  ―(わた ....
今朝、校舎の前で
無口な少女を見た
目が合うと
少しだけ笑って
そのまま自転車の
静かなスピードで
追い越してった、八時十五分。

無口な少女の
名前を知らない、
先生が出席をとっ ....
ブルーベリージャムの あまずっぱい朝に
「お早う」と言って
庭へ目をやる
すっと口許に手をそえ
ちいさな欠伸
すこし涙がじんわり
(うつむいて)
すっと小さな海をふちどる
縁側でやんわ ....
詩を語るたび、世界は沈黙す。 *翔る*

頭上の
ヘリコプターに向けて
大きく両腕を振る
「おーい」って叫んだ
何度も叫んだ
声だけが
翔けていく



*風*

自転車の
ペダルを漕ぐのも
間に合 ....
君から何かもらえるなら


私は何をほしがればいいだろう


モノでも
コトバでも

私はきっと満足できない


キミじゃなきゃ満たせない


だから特権をちょうだい
 ....
時が過ぎるのは風のよう、感じたと思ったらもう過ぎた後だから。



人は今を生きることしか出来ないと思う。



過去を背負って、



未来のために、



今を刹那 ....
遠ざかる青いカンパスの咆哮が、
夜の鋭い視線に切り裂かれて、
街は、暗闇の静脈を流れるひかりのなかで、
厳かに再生されてゆく。
落下し続ける星座の森が、映し出されている、
高層ビルの滑らかな ....
いつものスタジオでいつものメンバーで

いつもの歌を歌ってる

みんな暇なとき集まって練習

このひとときが面白い

カラオケでもいい

バンドでもいいとにかく歌が歌いたい

 ....
わたしはこの広大な大地の末端にすぎない
空を目指して大きく強くならなければ
いつか刈られてしまう枝葉にすぎない

でも枝が幹となるにつれ
支えるものが増えていって
その重みに耐えきれず
 ....
 赤い大きな目で
 長い耳で
 常に動く鼻で
 少し長めの前歯で

 君は何を見た
 何を聞いた
 何をかいだ
 何を食べた

 短い一生で
 君が見れなかった、聞けなかった、か ....
やっていたゲームの電池が切れ

やる気無くした僕は

ペーパーナイフのような気持ちが

突き刺さり痛み出した

つまり感情をバクハツさせる

教室でやっているテストなんか意味がない ....
 くもの巣めぐる早朝

 空気のよどみは少なめで

 梅雨に心濡らしながら。

 夜中、俺の置いてった

 灰皿代わりの酒瓶

 寂しいから見てるよなんてメール

 

  ....
ぽえむ君さんの自由詩おすすめリスト(5360)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみの名を呼ぶ- 銀猫自由詩18*06-6-21
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可愛い女- 恋月 ぴ ...自由詩30*06-6-21
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NEW_TYPE- 山崎 風 ...自由詩4*06-6-21
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行進の果て- シホ自由詩206-6-19
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初恋- こしごえ自由詩14*06-6-17
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少年時代- LEO自由詩19*06-6-16
貰い物- ことは自由詩6*06-6-16
- レオ自由詩4*06-6-16
いのちのいる場所- 前田ふむ ...自由詩16+*06-6-16
歌のことで頭がイッパイ- こめ自由詩1006-6-16
太陽の下- でこ自由詩506-6-16
あなたに伝える- 自由詩406-6-15
レッドマーチ- こめ自由詩806-6-15
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