すべてのおすすめ
「純粋」と「不純」の間で 
へたれた格好をしている私は 
どちらにも届かせようとする 
執着の手足を離せない 

一途に腕を伸ばし開いた手のひらの先に 
「透明なこころ」 
( 私は指一 ....
人目をはばかりながら夜は 
汗ばんだ首筋に歯をたてる 
梳いた黒髪をかきあげて 
受け入れてしまった恥辱 

かつて少女の頃に見た 
甘美な夢とはほど遠い 
なんの形も示さないのに  ....
 まどろみの中目を覚ます
 生温かい部屋の中はきれいに整ってる
 昨日の続きの今日が訪れる
 なんの成長もないまま
 しがらみだけに囚われて
 未来の予想図は鉛筆で書いて
 すぐ消える ....
空を飛びたいなど思わない
眠ってしまおうとも思わない
そんな明るい雨の昼下がりは
激しく窓ガラスで弾けて
つたい落ちる滴を
ずっと、ずっと見ていたい

  大切に飼っていた金魚を
   ....
あつくこく
たかぶりゆく盛夏

うごめき
上昇気分

厚く濃いこの空気の中ひそやかに
偏在しているエアポケット

ひとり
静寂の中にとりこまれて

ぽたりと汗のひとしずく
さ ....
夢月がゴハンをくれてから
結構時間が経ちました
私はその間
ゆらゆら泳ぎ続けていました

『夢月・・・・・』

ボン!

身体中が真っ赤になったようでした
私は石の上に座ると
ゆ ....
飛ぼう
思い信じることが大事
目を閉じれば私は大空を自由に飛んでいる

風に吹かれ
青い空に抱かれて
自然に包まれ穏やかな心地

そういつだって飛べるのだ
思ってさえいれば
ぼくが
せいいっぱい
こつこつと
いきてゆくこと


きっと
きのうまで
こつこつと
いきたひとの
ねがいをかなえること

きっと
あしたに
うまれて
こつこつと
い ....
日々の果ての
朝、(辛うじて未だ夏の、)
誰よりも先に、空が
窓で泣き出している


日々、とは
ひとつづきの熱風だった
その果ての、床と素足に
夏だったものが生温か ....
くつろいで
恐竜の目覚めるのを待ちます
朝はまだ明けきらず
草の葉は湿っていて
庭に出て あくびを食べます
太陽と面を付き合わせれば
犬の鎖がじゃらじゃら
散歩をねだり
草っぱらの ....
蚊取り線香の匂いは嫌じゃない
赤い先からあがる白っぽい糸
もうここには無い白髪頭を思い出させる

分厚い本はなんでも友達だった
謎解きを私にさせて
ご褒美のアイスはいつも私のためにあった
 ....
ぱちんっ

私は目を覚ましました
一瞬お店に戻ったと思いました
でも周りに兵隊はおらず
穴の開いた石や
緑色の草が
代わりに沢山いました

私は地面に座ると
浴衣を着なおし
涙を ....
蝉時雨も止んだというのに
真昼の喧騒が
じりりと
耳に焼き付いたのを
両手で塞いだ

鳥の群れが西をめざし
灯火色した空に
消えていくのを
門口に焚いた火とともに
静かに見ている
 ....
つぼみのままだった花が
開いて
背伸びした

鈴として
花びらは
柔らかく

風とお話

限りなく命論ずる人々
もう誰が最初か分からない争い
たった一人の
たった一瞬の
心 ....
白く湧き出る夜霧が彩色の光度を埋める、
途切れた余白だけが、
寂しく横たわり、わたしを乗せている。
染め急ぐ硬いみちが流れるなかで、
滑るように乳白の色をやわらかく溶かして、
わたしは、あた ....
繊毛が鹹水を包む
遅延、水晶体の不可蝕
鵜は蒼空に没し、無中で
曼荼羅なす棘皮類に遭う
穢土の造花
波濤が月の予兆に哀しみ
乾坤の梁を押し流す
雨後 縊られた阿弥陀が
月神に愛玩される ....
青空を掻きむしる
陽光の爪の音を聞いた
八月十五日

少年たちは最期に
誰でもない
母を呼んだものだよと
小さなおばあちゃんの呟きに
珍しく合点がいった

母を
僕はこれから何度 ....
戦争の詩を書こうと思う

小学校の暗い図書館の隅に見つけた「はだしのげん」
戦争という言葉がまだ現実味を帯びていなくて
まだ子供だから分からなくてもいいなんて
そんな生ぬるい世界にどっぷりつ ....
、、、、、、、、、、、、、世界が半分で折りたたんで悲しんでいる


、、、、、、、、、、、、、悲しみのはじまりははじまりはおわり


、、、、、、、、、、、、、涙を流すほどの悲しみはない
 ....
さわやかな風が吹いた
ピアノの音が聴きたい

私はピアノなんて弾けないけれど…
だけど そんな気分だよ

風は私の味方…
この風に乗っていきたい
どこまでも…
どこまでも…
今 優 ....
私の中にある
“詩”という不思議な空間

言葉があるのではない
気持ちがそこにあるのだ
一人と思わないで
いつだって

望みがその手に残っているなら
そばにいるよ
たとえ離れていても
翼はいつでもここにある

一人と思わないで
いつだって
その朝 北の窓辺のカーテンは ゆっくりと
大きな呼吸した

潮の香りは
「訪ねよ さすれば 息つく夜を捧げよう」
鳴く鳥に委ねた

わたしは
一日中 呼吸していた

呼吸する潮の香 ....
暮れた空の上に
団子がお着替え
始まりを告げる

ぺったん とったん

きづちで打つ頬のかけらが
月明かりに照らされて
くっつくのは
雲の切れ端と少女であり
のぞく合間から差す
 ....
あなたにメールして
返事が
かえってこないから

私は
まよなかのねこだ
ひとみ
まんまる見開いて

あなたからのテレパスを
感じるためによるに立つ

もう
嫌いになったかな ....
炎天下の路上に 
{ルビ蝉=せみ}はひっくり返っていた 

近づいて身をかがめると 
巨人のぼくにおどろいて
目覚めた蝉は飛んでった 
僕の頭上の、遥かな空へ 

瀕死の蝉も、飛んだん ....
明かり消えていく街角の電灯

軋む踊るその心のマーチ

空が夕に染まる街の中心

駆け抜ける僕の未来の形

不安で泣いた夜も

深く突き刺さるトゲも

早くぬきとっ ....
浜辺に群がる人波が
ひとしきりうねって退いたあと

待ち兼ねていたように
波音は膨らみ
熱を孕んだ砂の足跡も風に消されて
浜は打ち上げられた藻屑の褥(しとね)になる

風が
湿り始め ....
風と雪に耐えながら進む
なんて辛いんだ
人生って こんなに辛かったっけ
そうだよ 人生って辛いんだよ
歩くだけで疲れるんだ
傘をさせば飛ばされ
傘を閉じれば雪にぬれる
幸せはどこに
僕 ....
生きている価値なんてない
卑屈になって部屋に篭り切りで
そんな貴方にも差し出す一輪のガーベラ

生まれてこなければよかった
そんな人はこの世には誰もいなくて

手に入れなければよかった
 ....
ぽえむ君さんの自由詩おすすめリスト(5360)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鳥の影絵_- 服部 剛自由詩12*06-8-18
熱帯夜- 落合朱美自由詩1906-8-17
未来予想図- 山崎 風 ...自由詩206-8-17
明るい雨の昼下がりは- たりぽん ...自由詩15*06-8-17
盛夏の中の静止の音- シホ自由詩106-8-17
金魚の想い- 愛心自由詩306-8-17
飛翔- ajisai自由詩4*06-8-17
すこし_ゆうき- さち自由詩13*06-8-17
柑橘系の太陽- A道化自由詩1306-8-17
恐竜の朝- まれ自由詩3*06-8-17
細い煙は白髪のようで- Keico自由詩3*06-8-16
金魚の初恋- 愛心自由詩406-8-16
灯火- LEO自由詩19*06-8-16
無題の日記帳- ANN自由詩3*06-8-16
影の世界より__デッサン- 前田ふむ ...自由詩14*06-8-15
此岸- panda自由詩106-8-15
呼ぶ- アイバ  ...自由詩4*06-8-15
終戦記念日- 暗闇れも ...自由詩3*06-8-15
no_more(- ふるる自由詩10*06-8-15
ペパーミント- きみ自由詩5*06-8-15
Poet_Raume- 春日野佐 ...自由詩5*06-8-15
そばにいるよ- 春日野佐 ...自由詩3*06-8-15
ばんかのはごろも- ひより自由詩10*06-8-15
おつきみ- 水居佑梨自由詩5*06-8-15
よるのねこ- umineko自由詩7*06-8-15
路上の蝉- 服部 剛自由詩14*06-8-14
都会のミラーボール- こめ自由詩906-8-14
湘南、夏- 銀猫自由詩17*06-8-14
風雪- きみ自由詩306-8-14
ガーベラ- AKiHiCo自由詩306-8-14

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