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雨の降る日は絵の具の匂い
絵描きも今日はお休みさ
いろんな絵の具で塗った世界も
雨がみんな落としてしまう
雨の降る日は絵の具の匂い
空も街も灰色さ
ちょっぴり悲しい色だけど
雨はみん ....
生きてりゃいい事あるよ
{引用=ホントニソウイエマスカ?}
もっと強くならなきゃ
{引用=ヨワイコトハワルイコトデスカ?}
自分をしっかり持ってさ
{引用=ジブンッテナンデスカ? ....
何処か
違和感 の連続
ビルに切り取られた 空
見上げた 先の
二次元
三次元
コントラストばかり
印象 深い
そもそも
色 彩 なんて
....
見える道が消えて
喧騒が笑った
生活の反復で
裡が淀む
「楽しい」を連ねても
言葉は削がれ
見えるものは
感情に潜む
刻々と走る今
探し物が見えて
文字に蓋をし ....
夕暮れの約束は
ほとんどが嘘で
たとえば
じゃあまたねって
手を振る人と
再び
逢えたためしがない
悲しいメロディが
そらを覆う頃
私は
いつもひとりぼっちだ
夜を
....
眠れない夜に
レモネード
窓辺にため息
ひとりとひとりが
薄くかすんで
やがて消えた
雲がかる夜
冬の星座が見れたら素敵だね
ひらけた
草原に寝転んで
空を見上げれば
今 ....
わけもない始まりが毎日にありふれて
同じような存在が今日も街を歩く
私も あなたも
他の何十億と、何の違いがあって
だけどつまりは、どこまで行っても
私は私、
あなたはあなたで、
違 ....
眼球の瞳孔に厚い膜を張り詰めて
下界から自身を遮断すれば
仄暗い靄に包まれた視界
赤橙色はくすんだ山吹色
些か綺麗な気もするが
疲れたからしゃがみ込んで
誰か待つような背中で
霞んだ ....
赤ちゃんがお母さんのミルクの臭いをかぎ分けられるように
私たちのアンテナは
常に
大切な誰かさんに、知らず知らずのうちに
向かっていて
人込みの中では
探しているあなた以外は
み ....
愛情があるなら
中途半端にするな
自分も他人も何事も
愛情があるなら
獅子のように
突き落とすだけ愛せよ
中途半端は
1番いけない
中途半端は
1番人を弱くする手段だ ....
「 いい娘だったのにね 」
母が ぽつり もらした
「 ね 」
だから 好きだったんだよ
ぼくは遂に 翻ってしまう 眩しすぎて
かき分けて 手に入れたい 本当は
言い訳して 片足動かすのもメンドクサく
遮った手の甲 やけに黒く思えた
不幸な人間だ この恵まれし者
眼に沁みる ....
寒冷前線が鄙びた丘の上でさまよっている
ゆかりの雫を垂らす
青磁いろにおめかししたはつはるの雲よ
乾いたひとみで見定めておくれ
昔 坂道を威勢よく駆け上 ....
心の深みに入って話をするのが苦手なイルカ
太陽や月の光が届くほどに浅い場所しか泳げない
そこは優しさに包まれる明るい場所
だけどどこか不安定な場所
浅い付き合いをするのが苦手なサメ
....
君がすべてを照らす
太陽ならば
僕は君を包み込む
銀河になるよ
真っ暗な僕の中に
キラキラと輝く
君を見つけた
あの瞬間の歓びを
あぁ
伝えたい 伝えたい
日の光で目が覚める
時計は正確な音を刻み
私はいつものようにお湯を沸かす
全てはいつもと同じ
ただ心が苦しくて
大好きな紅茶の味も
ちょっぴり苦い
連絡をすれば
笑顔で来てくれ ....
書けない御題を
前に置き
50題を歌にして
大きな声で歌うんだ
歌がなければ詩でも良い
大きな声で読むんだよ
大嫌いなあんな奴
お前のかあさんでべそだと
大きな声で叫ぶんだ
....
あなたをすきになって
ことばにできないおもいをしった
あなたをすきになって
きもちのおもてとうらをしった
あなたをすきになって
しらないわたし ....
影が動いた
はじめまして、と
永遠に動くはずのなかった影が
信じる心など、とうの昔に捨てきった
祈る心など、とうの昔に燃やし去った
頼る心など、とうの昔に腐敗し消えた
哀しむ心 ....
そうだ
あたしの右側にだって
風は吹くんだったわ。
風はずっと
左ばかりを流れるものだと
すっかり
あたしはずっと
風の隙間で生きてきたの
そんなことさえも
....
たっぷりと綺麗なお湯を張り
たぷん、とそこへ身体を潜り込ませた
暖かな気持ち良さが
ほんのり心地よい
綺麗な
本当に綺麗なそのお湯を
手で掬ってみると
遠くの飢えたいの ....
闇夜
勇壮なる雷雲
其の塊は 他のかたまりの上に
覆い重なりては 雄々しく上昇し
其れらのうねりは なぜか荘重なるものを
醸し出している
(其の荘重さにたじろ ....
おばばから聞いたお話
ちょっと根暗な少年のお話
昔々あるところに それはそれは暗い少年が居たそうな
毎日毎日考えることは悪いことばかり
{引用=皆、俺を嫌ってる。
明日死ぬ ....
窓のむこうの
樫の木のむこうの
こがらしより むこうの
空が染まるのをみた
はずなのに いま
なにもみえない
窓はかすかにくもり
樫の ....
遠い視線につらぬかれた夢のゆらぎに
ことりのさえずるこもれ日がそよぐ
おおきなまなこの
星夜のような瞳が
瞬きはせずに
宙をみつめている
しろい肌には
翼がしずかに舞いおりていた
....
いつだって君はそうなんだ
本当は塩ラーメンが食べたいくせに
なんでもいいよと答えてみせる
そのくせ
味噌ラーメンを食べたあと
必ずこう言うんだ
塩ラーメンが食べたかったのに
アイ ....
太陽が真上にある頃
お気に入りの空き地の隅
子猫一匹 丸まって眠ってた
少し離れた所では
猫が一匹 死んでいた
子猫が起きそうになって
僕は急いで隠れた
しばらくして目覚めた子猫 ....
カーテンの裏に潜んだ結露を
指でなぞると
するすると雫は流れ落ちて
行き場のない小さな水溜まりは
冬の外気と人の温みのあいだで戸惑っている
わたしはうっすらと冷えた指先を持て余しながら
....
始まりは何処からか
喩えれば欠けたパズルのピース
風に飛ばされて
均衡が、なかったことになる
そんなある日が訪れることを
支配者は知らない振りをする
砂上の楼閣は初めから
そう、あっ ....
わたがし
夏祭りの日
君に逢う為だけに並んだ
君と話すためだけに並んだ
....
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