すべてのおすすめ
2007/03/22 22.58
お鍋の底から
ちゃかちゃかと
お皿の水が
騒がしく
茶褐色
飲む水はないと
カルピスを差し出され
ぐいと一息
白い吐息をついて ....
{ルビ鈍色=にびいろ}の鉄を見ている
あくまで照り返しでしかない光が
滑って離されて放たれる
今目の前にぎっしりと詰まった木々を越えた
越えてうんざりする
体温よ ....
ゆっくりと雪は溶けていくのだから
膝を抱えて待っていればいいんだよ
君のこぼした涙は墨の味がしたんだ
あの黒い雨のような黒い枝のような
君は何か悲しかったんだろうか心が
だから涙を沢山沢山こ ....
浜辺で貝殻を拾い
よみがえる思い出
右側を見ると貴方
壊れかけたベンチ
打ち寄せる波の音
しょっぱい波飛沫
灯台の光が眩しい
大きな背中フワリ
輝いていたあの時
カラオケ行っ ....
おたがい 歳の差は縮められないのだから
甘えるのもいい
うらやましがるのもいい
おたがい えにしはカルマなのだから
あきらめるのもいい
くやむの ....
古書店 まわりなどして・・・
『現代詩文庫』を幾十冊 読む
難しい詩論など いい
重々しく重層な 文体
軽妙でウィットのきいた詩
感性を逆なでして目覚めを促す 檄文
そこには ....
傾くギターに手を伸ばし
{ルビAm=エーマイナー}を鳴らしたら
なんだか「破戒」を思い出す
もうすぐおやつのじかんでしょうか
白いお空はまぶしさをみせて
痛いな気分は丑三つ時だよ
....
あの頃の僕らは一台の自転車で
遠くの町まで遊びに出かけたり
毎日が冒険の連続だったね
ふざけて蛇行運転してみたり
ノーブレーキで坂を下ると
君は背中を思い切り叩くから
更に ....
先日 運命さんにお会いしました
真夜中 いつものようにベッドの中でまるまってると
例のミッキーマウスが私の頭を ポカスカ叩くので
仕方なく目を覚ますと 凄い勢いで手をひかれ
私はミッキーマウス ....
風鈴チリリン チリリン
木こりの森でなり響く
優しい朝の風
春風の吹く優しい森
小鳥の鳴く 目覚ましに
光を 浴びる 丸太の家
暖かい スープに
焼きたて パンの 馨 朝の風
小鳥のさえずりに ....
まちがえることを
素直におそれた日々は
だれかのきれいな蝶々結びに
たやすく揺られる花だった
あの草原で
かぜを追いかけてゆくことに
不思議はどれほど
あっただろう
....
ぽちむは家を出ました
モスクワに行きました
それで売春婦に会いました
自分もなろうと思いました
その売春婦にいくらって言えばいいのって聞きました
売春婦ははっきりしたことは何 ....
天井があった。
体の液体がどんどん吸いだされていくとき
いつも僕は天井を見ている
吸い出されていくときも
流れ出していくときも
足の先が底に着く前に
浮かび上がれるくらいの
....
生と死の狭間で、人は一瞬光を放ち
生と死の狭間で、人は揺らめいて燃え
生と死の狭間で、人は優しげに笑み
生と死の狭間で、人はささやかに呼吸し
生と死の狭間で、人は一瞬醜く澱み
....
君は森の中で首を吊った
美しい君が強固な樹木のしっかりした太い枝に荒っぽいロープを巻き付けて
穴という穴から流れ出る体液 垂れ流す汚物
下にはそういう溜まりができている
不気味な色の ....
精神病院には殺風景なイメージがある
森に囲まれ外界から隔絶された建物 白く何度も塗り直された古い壁 病気が収まっていない精神病患者を入れる隔離された部屋 種類に乏しい木花の庭
ここは外界から ....
+
石橋を叩いて割る
君の動きはハンマーで
その働きは引力だ
物体の俺だから
耳を澄ます必要がある/繋ぐ必要がある
手を、手を!
飛行機がブゥゥゥ・・・ん。
超低空でやって ....
桜風にさらわれ春が来ました
小刻みに震える世界
ほとんど嘘みたいな青空にのびていった
飛行機雲のお絵描き
駆ける疾走鼓動
ブラックライトは光って光って輝いて
....
給料日まであと二日
財布の中には二千円
日に吸う煙草は二箱で
計算上は問題無し
最近一週間を紐解けば
晩飯はカレーしか食べてない
昼飯はおにぎり二つ
酒も飲めずに遊びも行けず
....
昼でも
空は見えるから
一緒に遊ばない??
ってあなた
言ってくれたね(^-^)
すっごくすっごく
嬉しかったよ(o^∨^o)
ありがとうっ(*^ー^*)
やっぱりわたし
あなたが…… ....
春の気配に恋、を思えば
こころが羽根を持って
菜の花畑の上を旋回する
拙い愛情が
地球上のすべてだったあの頃に思いを馳せると
おぼろに陽炎は立って
咲き競う花の匂いが
わたしを空 ....
朝起きたら
いつも台所に立つ母が
地を這う赤ちゃんになっていた
家を出て
電車を待つ駅のホームには
はいはいのまま赤ちゃん達が並び
全ての席は座る赤ちゃんに埋め尽くされ
....
小学生の
ガキ大将が子分に肩を組み
「 お前はまだ{ルビ0=ゼロ}人前だ 」
と言いながら
目の前を通り過ぎていった
大人になっても0人前のわたしは
誰に肩を組まれるでもな ....
幾つかの架け橋を
己のレベルにあわせて
それぞれが
それぞれの道を
選んだ
君も、そう
みんなと同じように
一つの橋を
選んだんだ
それはそれは
脆い橋だったが
君は、
諦めようとはしなかった ....
幼いなんて言わないで
私は確かに幼いけれど
十分何でも知っています
幼いなんて嘘やさかい
私は来年成人するし
お酒の味も知っ ....
星降る夜に
一人で散歩
春風に転寝
気持が良い
拍子に乗り
体を動かし
楽しくなる
愛し愛され
流れ星1つ
その輝きは
太陽の様だ
全天を灯す
星は又一つ
産まれ ....
懐かしい場所に帰ってきて 変な夢を見た
ある日 神様がやってきて 好きな未来を選べという
悩んだ末 これにすると決めたとき 目が覚めた
ガラクタ集めて組み立てた秘密基地 怒られた夜
目に映 ....
ひなびた風景写真そっくりな郊外は
春分の昼下がり
ウラノスが四次元を統率してる故か
杖を引きずる猫背のかげも
かげを飲み干す埃っぽい雑木林も
....
君が読みたいって云ふのなら
書かないことはない。
書けないこともない。
愛は 込めておこうか?
かなしいものなんて
ボクにはないよ
やわらかいものなんて
ボクにはないよ
空に
一杯に手を広げ
防波堤のひらたい丘で
じりじり
ボクは乾いてく
太陽を
こんなに間近 ....
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