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蛍光灯の灯りが揺れる
人影の途絶えたプラットホーム
いくつも電車を見送って
途方に暮れる無人駅
蛾の浮かび上げる影を目で追い
懐かしき君のの面影を追い
幻は掌をすり抜けてゆ ....
太陽の眩しい光に
ユラユラと
風を呼び 柔らかな窓辺を飾る
揺らぎの妖精
風に 開かれた柔らかな
隙間から
雨が土を濡らした
昨夕
雨の描く水彩画
太陽の光に 微笑みながら
水彩の展示 ....
今日も世界の何処かで。
手を失う人がいる。
足を失う人がいる。
光を失う人。
音を失う人。
親を
子を
友を
愛すべき者を
何故なのかと考える刹那さえ無く。
恐るべき瞬きの中。
....
三月上旬の日溜まりの中は
時間の経過を感じさせない
桜の花はまだ咲いていない
僕は記憶喪失で
この日溜まりと十二月上旬の日溜まりの違いを見出せない
君は何処に行ったんだろうか
....
時空を越えて 君とインターネットで会話をしている
君はまだ死ぬ前で 出逢う前の僕と知らず会話している
君は僕と出逢った時 インターネットの中に好きな人がいるって話していたね
それは僕だっ ....
蝉時雨騒がしく
肌には触れぬが耳障り
気紛れな通り雨は
降っては止み
降っては止み
風は通り過ぎるも
雨雲は歩む道を迷っている
今宵の空は騒がしく忙しく不安定 ....
答えればいい
君は君を壊せば世界と自分がおさらばだとか
思っているかもしれないが
世界は君を含めてるから
君が目をひらいてるから世界は
ふたつは寸分違わずおなじもので重なっているわけ ....
魂の色は 七色だから、
君が 今 何色でも、これから何色になっても、
それで、いいんだ。
君よ、
囚われずに、変わっていけ。
風に乗り空を駆ける、あの雲のように。
君が 今 ....
あまりにの空の青さに私は目を細めた
心の中の染みは少しずつ広がり
手を足を体を統一した
痛みは無く虚しさが取り巻く
悲しみは友の笑顔と混じり気がつけば
私は今まで何をみてい ....
{引用=
うすむらさきの 人々が 自転速度で 水平線から
粉末になって 夜になる 太陽が 空にのぼるから
きみは 太陽を掴まえる
緋色の ....
私はここにいたんですよ
時にはそっと問題を解くけれど
街灯が点いたり消えたりするから
羽のように笑っています
千切れた場所を見せびらかして
添い寝に意味なんてないのに
ベッドはやたら飾 ....
宇宙刑事 になりたかった
ジャッキー・チェン になりたかった
藤子不二雄 になりたかった
諸葛孔明 になりたかった
内村光良 になりたかった
スピルバーグ になりたかった ....
お日様が ポカポカ
お昼寝中の猫を
包みます
風はまた
冷たくなりましたが
君への想いは
ポカポカです
あぁ そうか
君と僕は やっぱり全部同じじゃないから
どんなに近い気持ちでも
言葉にしなきゃ 本当の本当には 伝わらない
それが大事な思いで あればある程
口にしにくくて 口にしてほしい ....
あなたが星が好きなこと
よく知ってるわ(^-^)
でもねあたしは
残念ながら
見に行けないのよ(ρ_;)
だからってそんな
あっさりとひきさがって
…(-"-;)
星じゃなく ....
あなたの気持ちは
いま
どこにあるのですか
…気持ちは
追えば
逃げてしまうと…
そう
いつか
誰かが
言っていたけど
怖いの
あなたは
....
倒れる
水差しが
ふとしたはずみで指先に触れ
ゆっくりと音もなく
まるで夢のように
倒れる
デイジーの{ルビ花弁=はなびら}が
こぼれた水の上に散らばって
白い沈黙
切なさに ....
やまない雨は無いけれど
曇らない空も無いんだね
だから天気予報は当てにならない
明けない夜は無いけれど
暮れない昼も無いんだね
だから光が必要なんだ
悲しいなんて言わな ....
知っていることを知ることで
わたしの輪郭は
かたちを為す
そう、
知らないことも同義であるけれど
わたしのどこかが喜ぶように
いつもいつも
知ること、と記している
....
記憶の糸は ここから近い
青葉とともに樹齢に添えば
風の渡りがよくみえる
耳を
やさしく奏でるように
静かなことばは
紡がれて
会えるひと 会えぬひと もし ....
疲れすぎて
風邪引いちゃった
社会的には
タブーなのに
38℃出ちゃった
頭が痛い
体が熱い
ストレスの掛かりすぎ
お袋がお粥を作ってくれた
久しぶりに食べた
急いで食べた ....
コンクリートの壁に
長く続いている雨が
滑らかに曲線の
渇き潤して垂れてゆく
寝息を立てて
ゆっくりと
沈下している灰色に
波動の存在を
信じた午後の
奇妙な光り反射している
アル ....
春はまだ来ない
ここの春は 遠い
そして 一度やってきても
すぐに表情をかえてしまう
はる という音を発せようものならば
嫌でも 過ぎ去った季節を思い出させてくれる
けれど ....
春の雪
青空の 雲の隙間より
ひらひらと 降る粉雪
桜の 花びらが
舞い散るような
雪の華
ライトで見ゆる
彩りの雪
冬を忘れ 春を思い出す
雪の妖精
春の光に なごりおしむ
春の雪
....
現実と現実の間 それは夢
僕は現実と現実を鼻の先 夢を喉の奥に感じる
現実と夢を物体化している 世界は全て僕の頭の中か
君と切磋琢磨したい 僕はまだ山の麓にいるのだけど
宇宙は世界を ....
僕は君を見ていた 君は夕日を見ていた
凄い早さで燈黄色に焼けた雲が流れていく 君は美しい
「この丘、夕日がとても綺麗ね。なんだか心が洗われるよう。海に沈んでいく夕日を見たのは生まれて初めてだ ....
覚えているか、あれは
そう四月のことだ
この街へ来た、電車で来た
覚えているか、それは
都市を走りぬけ
トンネルを抜け、春の中で
ありがちなおぼろげな夢の中で
あぁ、覚えていないこと ....
H2O
H2O
この{ルビ地球=ほし}を巡り廻る旅人
H2O
ぼくのからだにも流れてる
何度も夜中に目が醒めて
冷蔵庫を開けた
ペットボトルのキャップ外し
そのまま ....
東の空が明けるころ
あなたはまだ
真綿の中で眠っている
朝の日のひとすじが
あなたの頬を
さくら色に染めて
はやく春がみたい
と言ったあなたよりも先に
春をみた
出合って間もない頃
キミは言った
人が両手で抱えられるものは
とっても限られていて
だからボクは
守りたいものはいつでも守れるように
つねに片手は空けておく
そう言って手を繋いで ....
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