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君の街に雪が降ったとニュースで聞いた
君はどうしているだろう
僕の街にはまだ雪の便りはないけど
日に日に冷たくなる風の冷たさに
雪の気配を感じているよ
君が学校を辞めたと風の便りで聞いた ....
煙草の煙柔らかい朝
煙草拾ってうれしい
煙草高くなった腹の立つ
スーパー安売りでうれしい
スーパー閉まってて帰る
炊飯器にこびりついた米かたい
佐々木君得がたき友だ
佐々木 ....
1
寒さが沸騰する河岸に、沿って、あなたの病棟は佇む。
粉々に砕けた硝子で、鏤めている実像が、
剃刀のような冷たい乳房のうえに置かれる、
吊るされた楽園。
顔のない太陽は ....
浜に打ち上げられたクジラは
良く見えなくて
そこだけ先に行けなくて
みんなよけて行く
サクリファイスは悲しい響き
どうしてその意味が
犠牲なのか
犠牲
儀式
教会の古い扉 ....
僕はまるで夜光虫、夜になったら動き出す
決して飛べなくなった夜光虫
羽は折れ、地面を這いずる夜光虫
傷ついた羽を休めたくても
休める場所さえない夜光虫
アルコ ....
あなたの電話に繋いだら
あなたが出る
そんな当たり前のことを
確かめたいと思った夜に、いま
窓を開けて出逢いました
複雑な涙ほど
単純な味がして
離れてゆくほど
迫って ....
石と罵声が飛び交うなか
彼女はそっとギロチン台へと足をかける
嵐のような時代を駆け抜け
今は不思議と心は静かだ
ふと
あるメロディが聞こえた気がした
幼い頃の
小さなモーツァルト ....
忘れさられた涙は
どこに流れていくのだろう
きっと大海原まで降りて行き
太陽の日差しに誘われて
多くの仲間を引き連れて
天空に昇り
悲しい調べを奏でつつ
俺達の住ん ....
声に出して言えば
欲しいとか 欲しいとか
そんなんばっかりになってしまうから
どうしたって
君の事 深く
切ってみたくなるだろうから
嘘ばっかりでいい
音楽とか
洋服とか
そうい ....
今日は丸い椅子には
座りたくなかった
道を失いそうなときには
肘掛けはついてなくて
それ以上はないというくらい
角張った椅子がいい
座るという緊張感が
癒されてはいけない
立っ ....
今夜この街の二十万のベッドの何割かの上で
愛が倦み、愛が生まれ、愛が壊れる。
ベッドは一つの水準である。
ある部屋のあるベッドに潜り込もうと
住民たちは昼間、さまざまに図り
汗を垂らし、涙を ....
あの林檎が熟れたらはじめよう
不似合いなレスポール、
かついだ少女のアンビバレンス
無常だって歌えるさ。
少女はもう15歳で
恋だってとうの昔にしたし
愛だってとうの昔にしたし ....
憂う雨しとしと泣いている
身に染みいるような
寄生虫(むし)の様
紛う影あの人が近づく
そして通り過ぎる
それだけの人
夢しんしんと
うるさい雪の様に
積もり積 ....
いつかもっと
大人になったら
またあなたに
会えるのかな
もっと心から
大人になれたら
またあなたに会いたい
北海道かぁ・・・
遠いよ・・・
距離も
心も
....
君の口から
当たり前のように
吐き出された言葉に
悔しさが込み上げ
何でもないことのように
かわした自身の言葉に
ひどく
衝撃を受ける
あの頃
言葉はどんなにか困難で
....
乾いた
木の葉を振り落とし
あなただけが生き延びる
それがあなたに
必要な作業
限られた
冬の季節を過ごすため
信号待ちで
見上げる私の
その
わずかな隙間にも
....
時の流れは砂時計
糸の切れた風船のように
狭い部屋で漂うだけ
今日は朝から誰からも
連絡がない
そんな日も悪くないものだ
しばしの怠惰な時間を背に背負う
曇天の空の下 ....
ねえ…
ここはどうしてこんなに暗いの?
もう、戻れないの?
なんで、私は独りなの?
けしてよ、私なんて。
なんで、生きてなきゃいけないの?
いやだよ、一人なんて、
世界なんてもう見えない ....
お隣の洗濯物も
そのお隣の洗濯物も
そのまたお隣の洗濯物も
ふんわり今日は乾くだろうと
あったかい陽射しに
目を細めずにはいられない
冬だというのに
春の匂いがするのは
あなたの
洗 ....
中目黒。
都会なんか大嫌いで
ましてや渋谷から二駅のこんな駅で
あんたと暮らすこと夢みてたなんて
ほんと論外。
この5年でこんなに苦くなった。
『思い出は美化される』
あの法則はどこ ....
俺は一人だった
親兄弟は俺を見捨て
友達は卑屈になった俺を疎い
甲斐性もない俺に付いてくる女はいなかった
一人繁華街をうろつき
ぽん引き相手にケンカをしかけ
街を横切る河 ....
思い出す
あの日を、思い出す
遠いあの日を、思い出す
あぁ 今 風に吹かれて
最後に笑った
あの日のことを
最後に道を選んだ
あの日のことを
一瞬に嗅いだ 風の匂いで
心はい ....
もしもあなたが
おちこんで
泣きたい日があるのなら
わたしに愚痴を言っても
いいんだよ?
もしもあなたが
なにかに耐えられなくなったら
わたしをたよってくれればいい。
....
せめて一つだけでもいいからさ
願いを叶えてよ神様よ
不敵に微笑む神の影は
僕を見下ろし踏みつぶした
そんな夢を見て何回目か
消えていく君と僕との平衡感覚
....
「ここじゃあ 夢は釣れないか」
神様はそう呟いて
雲の上をのそのそと移動した
人間界に落とした釣り糸には
申し訳ない程度の『希望』が
ぶらさがっている
神様は眠そうな目をこすり ....
細長い緑の廊下
暗い足音を響かせ
連れられてゆく黒い囚人
彼の手から発する不思議な力
病の男の腫瘍を吸い取り
哀しむ女の涙を拭い
踏み潰された{ルビ鼠=ねずみ}を再び走らせた ....
すぐに腹を立てる。
条件反射の如く。
すぐに忘れる。
様にする。
胃潰瘍が悪化しないように。
だってだって。
バキャらしいのよ。
あらゆる場面で腹を立てるのは。
....
愛する人よ
私は今愛を告白しようと思うのです
物憂い黄昏の中を
あの偉大な日輪が沈んで行くように
私の心はあなたへと傾いて行きます
そしていつしかあなたの愛の中へ
すっかり肩まで浸かっ ....
椿の花が、
吹き零れて、
足踏みしていた、
夜が、
膝を、
抱え込むように、
小さく、
小さく、
うずくまって、
いつの間にか、
シャボンのように、
消えたので、
....
今日もパソコンをいじり
現代詩にアクセスしてる自分がいる
このサイトも友人が教えてくれた大切なサイトである
現代詩も詩を書くって事も以前にも述べたが
日常茶飯事化してきた俺にと ....
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